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妖美なるこの世界  作者: 桂馬
イタリアの闇達
160/261

二人の侵入者

 広々とした廊下だった。

 ゆかしい絵画や骨董品が並べられたそこはさながら美術館のような見栄えで、いかにこの家の持ち主が豊かな暮らしをしているのかが窺える。

 そこにあるブロンズ像に身を屈めるアテナ達。

 どこかで見た事のある像はレプリカなのだろうが、いくらここが芸術の街とはいえ一般家庭ではまず置いていない代物だ。

 カッサローニのねぐらへと潜り込んだ二人。

 本当はもう少し足回りから攻めたかったのだろうが、どこからか鳴り響いた銃声に只ならぬものを感じ、昼間と言う事もあってかあちこち開いている窓からやむなく侵入した。

 今も遠い所から喚き声の様なものが聞こえてきてはいるが、侵入した部屋から廊下に至るまでの間に人影のようなものを見受けられなかった。

 きっと先程の銃声が原因なのだろう。

 それを確認するためか、アテナは今ブロンズ像から顔だけを出す格好で辺りの様子を窺っている。

「おじさん達に何かあったのかな?」

 同じくブロンズ像から顔を出したアランは自分の見解を述べる。それに対しアテナは不安を払拭するような歪曲はしない。 

「……恐らくそうでしょうね」

 未だに辺りを警戒しながらも、残念そうに言ったアテナ。

 ここで子供の気を揉んでも仕方がないだろうし、少年だって裏世界の住人。

 現に眠たそうな顔をするアラン自体、不安は抱いていないようだ。

 ただし関心が無い訳では決してない。

 その証拠に眠たそうな顔をしながらも、少年は疑問に思っている事を口にする。

「どうするの? 少なくとも銃声が鳴ったって事は、何かしらのトラブルがあった、と考えるのが妥当だけど。おじさん達が殺されちゃったかもしれないよ」

「可能性は否定できないわ。案外大人しい男だと思っていたのだけれど、父というアイデンティティは思った以上に強いらしいわね」

 女の私には分からないけど、と例にもれず皮肉気にそう言ったアテナは、ただ、と付け加えて、話を本筋に戻す。

「私が奴の立場なら生かしておく。だって、せっかく現れた情報源だもの。捕まえて拷問に掛ければ吐く可能性もあるし、何より殺すメリットが見当たらない」

 捕まえて拷問にかける。

 何とも物騒な話だが、彼女たちの中ではそれが当たり前。

 綺麗ごとでは平和を保てないという事を信条を元に発足された裏世界。それは似た様式を呈するマフィアに置いても適応されるのだろう。

「まあ、普通に考えればそれが一番賢いよね」

 それはアランにも理解できる考えだ。

 子供とはいえ、彼も裏世界にはそれなりに関わってきた。

 ましてやここ数日の間に幾人かの人間を殺している。

 純粋で無垢な年頃である分その辺りのインモラルには従順であり、だからこそ先程のアテナの行為を疑問に思ったのだ。

 そもそも彼が聞きたかったのはそんな当たり前の事ではない。

 一応邪魔をしてはいけないという思いからブロンズ像に身を潜めていたアラン。やがて子供特有のしびれを切らしたのか、平然と立ち上がった少年はこう質問する。

「で、次の作戦はもちろん考えているんだよね」

「まあね。でも、少しばかり曖昧なの。カッサローニを捉えられれば問題はないのだけれど、二人では真っ向から向かうのはやはり危険。そもそもあの臆病者がのこの前線に現れるかどうか……」

 アラン同様、こちらも立ち上がるアテナ。

 彼女の場合は痺れを切らしたのではなく隠れる必要が無いと判断しての事だろう。先程の銃声のお陰なのかどうかは分からないが、相変わらず人に遭遇する気配はない。

 二人は廊下の壁を這うような格好で慎重に進みながら話を続ける。

「じゃさっきみたいにちょっとずつ敵の数を減らしていくの?」

「当面はね。言ったとは思うけれど、流石に数が減ってくれば敵も怪しむはず。もしかすれば、さっきの銃声もそれと全く無関係とは言い切れない」

 廊下の中ほどに至るとそこで岐路が現れた。カッサローニ邸は内部が窺えないようにする為か窓がある場所は決まって壁がある部屋であり、その間取りもよく分からない。なので、その通路もどこに繋がっているかなんて見当もつかず、結局は勘に頼るしかない。

 アテナ達は全く同じ構造の通路を左に曲がる。

「銃声がしたのはあっちだけど、あえて遠ざかるの?」

「ええ。何事も下準備が大事。二人の事は気がかりだけど、やはり連中は情報が欲しいと思うの。だからこうなった以上それを有効に使わないと。間取りや構成人数、展開状況。情報はあればあるほどこちらに有利に働く」

「なるほど。勉強になるなあ」

 とぼけた顔をしつつも、感心した様子のアラン。

 それと同時に不憫だなとも思う。

 アテナの潜在的に潜む憂慮性は、会って間もないアランにも見抜けていた。銃声を聞いた時焦ったように窓へ飛び込んだ時の反応と今とを比べればそれが何となく分かる。

 あれほど慎重路線だった彼女がいきなりそんな突飛な事を仕出かすのだからアランだって少し焦ったものだ。

 今彼女がどう思っているのかは分からない。だが殴り込みをかけそうなあの瞬間だけを思い返せば、ああ、本当にこの人はお人よしなんだなあという風にアランは感じていた。

 恐らく鳴りやんだ銃声に今は冷静さを取り戻したのだろうが、一瞬の隙が命取りになる戦闘でその症状が出れば致命的になりかねない。

 よく今まで生きてこれたなあ。

 同業者が見れば大抵抱くその感情を、前を歩く背中を見ながらアランも思うのであった。

「今度はこっちから質問いいかしら」

 ふいに背中越しに言葉が飛ぶ。声を掛けられた少年はすっかり懐いたらしく『なーにお姉ちゃん』と可愛らしく返事をした。

 アテナは歩き続けながら、

「あなたの能力、『ポルターガイスト』だったかしら。それについていくつか聞いておきたいことがあるのだけれど」

 『ポルターガイスト』。

 それはアランが契約した悪魔の代償として支払われる対価。

 事前に聞いた話では、その名の通り物質を直接触れずに動かすことの出来る能力。

 本来備わってはならないものであり、神に背いたという証にもなる異端の力。

 アテナの問い掛けに、アランはほんの少しだけ顔を曇らせていた。

「無理だよそれは。今は一緒に行動しているけど、結局は敵だもん。それに原理は僕にも分からないっていうのはお姉ちゃんなら知っていると思ってたのに」

 希望に添えなかったのが不満なのか、眉を寄せるアラン。

 せっかく楽しく話していたのに、全く持ってつまらない質問だと、へそを曲げる。

 さておき、原理が分からないというのは本当だった。

 これは彼に限った事ではなく、基本的に悪魔との契約で得られる能力の詳細は曖昧な部分が多い。

 その者たちが口を揃えて言うのが、原理は分からないが、なぜか使用の方法が身に付く、という懐疑的なもの。

 それは悪魔との契約に限られたものではなく、超能力や予知にも当てはまる。

 人外である力を扱う者のそのほとんどが己の力の原因を認知しておらず、だからこそ崇められたリ気味悪がられたり、その存在が注目されるのだ。

「そうじゃないわよ」

 彼の言わんとする事が分かっているのか、アランの発言に対しアテナはそう返した

 彼女が聞きたかったのは能力の詳細ではない。

 まだ年端もいかない少年が悪魔と契約し、人外の力を扱えるようになったという、その理由だ。

 そもそも悪魔に行き会うのはのっぴきならない境遇に立たされた時というのが通例になっている。

 それを踏まえれば、アランという少年はそういう場面に行き会ったと考えるのが妥当だろう。

 右側に大きな庭が窺える場所に至ると、身を伏せるアテナ。

 そこは観賞用か窓ガラスが等間隔で設置されており、反対側からこちらの様子が見えてしまう。

 同じように身を伏せたアラン。

 だがその顔はなぜか嬉しげだ。

 原因はアテナが先程掛けてきた質問にある。

「もしかして心配してくれているの」 

 無邪気な笑みを浮かべ、身を屈め進むアテナに付いていくアラン。自分の事を気に掛けてもらえたのがうれしくて喜ぶだなんて、そこだけを切り取れば年相応の子供だった。

 人を何の躊躇いもなく殺すような感性を持ち合わせていても、その根幹にはまだ幼心が燻っているのかもしれない。

 窓が無くなりとりあえず身を伏せる必要がなくなると、アテナの表情を窺う様に前へ回り込んだアラン。

 これによりアテナは思わず立ち止る。

 彼女の前に立つその嬉しそうな顔は、真相と言うものを心待ちにしていた。

 それをしばらくの間眺め、そして何を思ったのか。

 心配してくれているのと言う先程のアランの質問に対し、アテナはこう言い放つ。

「いいえ、残念ね。ただ単に興味本位で聞いただけ。あなたがどうやって悪魔に行き会ったのか、どうしてその力を使おうと思ったのか」

「え、ひっどい。僕本気で傷ついちゃうよ」

 本当にショックなのか、これまで見れなかった不快感を露わにするアラン。

 その横をアテナは通り抜ける。

 すぐさまアランは付いていき、未だに自分の心の傷具合を付けた本人に知らしめようとしていたが、アテナはまるで音楽を聴いているかのようにそれを受け流し歩き続ける。

 彼女自身、他人には干渉しない性格。どんな形であれ不幸に行き当たった者はその責任であり、助ける義理はないという持論を持つ類の人間。

 だがそんな彼女にも憂慮の定義と言うもの二つある。

 一つは自分の存在によりその者が危険に晒された場合。それは龍樹をイタリアに連れてきた要因でもあるので分かりやすいだろうが、ようは自分の精で不運を起こしてしまったことに対しての帳尻合わせの為、動く事がこれまで何度かあった。

 そしてもう一つは、その者が無責任な大人に利用された場合だ。

 これはひどく限定的な話になるが、彼女はどうにも子供を気に掛ける。甘やかすだとかそう言ったものではなく、母性本能とでもいうべきか、とにかくある程度の判断能力のある大人とは違い、周りに頼っていかざるを得ない存在に対しては世話を焼いてしまう傾向があった。

 とはいえ丸っきり構ってやるのもよくはない。

 だからこそアテナはあえてアランに興味本位と言ったのだろうし、問い詰めて聞くような真似もしない。

 人は優しくされると弱くなる。

 本来なら自分で道を切り開こうとする者を手助けするのがベストとは、いつの日かどこかで彼女が言った一つの理論だ。

 その場を凌ぐのではなく、その後の事を考える。

 とは言っても、結局は理想と言うだけの話。

 これまでそういう場面に行き会ってうまくいった試しなど、うまくいかなかった場合に比べれば極端に少ない。

 例え百年以上を生きている女と言えど、彼女もまた人間なのだから。 

「ねえお姉ちゃん聞いてる人の話?」

 またしても顔を覗き込むアラン。案外人懐っこい性格なのか、ここまで無口なアテナにも何ら壁を感じずに接し続けている。

 アテナは相変わらず前を見据え歩を進めながら、

「聞いてるわよちゃんと。あなたが傷ついたって話よね。その点については謝るわ。でも、心配されたらあなたも迷惑なんじゃない? だって話しちゃいけない事だって色々あるんでしょうし」

 意味深げなアテナの返答に、アランは少しだけ考える間を空けた。そして一理あると思うと、前を向き直した。

「んー……まあね。ただ、いいんだ。本当に話しちゃいけない事は、どうせ僕には伝えていないだろうし」

 脳裏にママと呼ぶ人物を浮かべ、しみじみするアラン。

 彼は本当の母親を知らない。

 どういう訳か幼い頃の記憶がなく、物心ついた時には今のマダムの元で生活をしていた。人形のように着飾られ、召使のように奉仕する。

 少しばかり特殊な境遇と立場だが、家庭の秘密を守れと言われるケースは一般的に見てもざらだ。

 アランもそれが特別な事だとは思っていないし、そしてやっぱり、それは特別な事ではないのだろう。

 世界には彼よりも壮絶な環境に置かれる者がいる。

 そういう人間は価値観が周りと違ってくるのは当然だし、そこで生き残る為には順応しなければならない。

 だからこそ人の命を簡単に扱う事が出来るし、超人的な力を身に着けているのだ。

「ねえアラン」

 眼だけを動かしその小さな背を見るアテナは、何かを思ったらしく口を開いた。

 名を呼ばれた少年は振り向く。

「なに? お姉ちゃん」

「あなたはもちろん堕ちるという現象を理解しているのよね」

 投げかけられた質問。

 その言い方にはもしやという一抹の不安のようなものも混ざっていた。

 対して、アランはここで意地悪な間を空ける。アテナがどんな心境でどんな意図があるのかを考え、その揺るがない無表情を観察する。

 そして、こう答えた。

「知ってるよ」

 知らない、と言えばどんな反応をするのだろうと思いつつ、ここは正直に答えるアラン。

 彼は続けざまにこう切り出す。

「能力を酷使すれば、やがて呑まれちゃうんだよね。僕はまだそういう状況に陥ったことがないから何とも言えないけど、噂には聞いているし、ママからも気をつけなさいとは言われている」

「使うのを抑制するようには言われていないの」

「言われないよ。そもそも力を使わないと僕なんてその辺にいる子供と同じだよ。だったらそのリスクを背負ってでも力を行使して、生きる確率を上げないと」

 自らの見解を述べる言葉にはこれまでとは一線を画す真剣みがあった。

 という事は、必要最低限、悪魔に対しての知識は心得ているのだろう。

 それでもアテナの表情は晴れない。

 行く先も分からないくせに歩を進めるアラン。

 確かに悪魔の力は強力だ。だが身体は生身と言う事は覚えておかなければならない。

 今までアランもそれなりの闇を渡り歩いてきた。ただ、その無防備な在り方を見るに、彼はまだ命の危機というものに直していない。

 もしそういった状況に陥ってしまった場合、冷静な判断が出来るのか。

 文字通りの老婆心で、アテナは心配しているのだろう。

「それにお姉ちゃん勘違いしているよ」

 物思いに耽っている様子のアテナに、アランはそう言った。

 勘違い。

 一体何に対してだろうかと瞬きをした彼女に、アランはこう続ける。

「僕に悪魔と契約をさせたのはママだよ。それなのに悪魔の力を使うなだなんていう訳ないじゃない」

 揚げ足を取ったかの如くにやりと笑うアラン。だがアテナが目を皿にしたのはそれが原因ではないだろう。

 悪魔というものは、人生に絶望した時、その匂いを嗅いで現れる。

 ようは自然的な流れであり、かつおいそれとどこかしこに現れる訳ではない。

 奴らは実に狡猾だ。人間の思う壺になどそうそう嵌らないし、常に自分たちが人間よりも上の存在だと自負すらしており、すなわち人間の手下になどなる訳もない。

 にも拘わらず、その者は意図的に悪魔と人を契約に結び付ける事が出来るらしい。

 アテナの驚きはそこにあったのだろう。

 次の言葉がそれを如実に物語っている。

「あなたの母親は何者なの」

「ママはママだよ。何の仕事をしているのかは分からない。それは教えられていない類のものなんだ。ただ、僕以外にも何人か僕みたいな人間はいる。だから僕たちは兄弟姉妹なんだ」

 悪魔とは何かを知らされる事もなく、アランは悪魔と契約させられた。

 体に悪魔の刻印を押され、訳も分からないうちに無理やり繋がりを取り繕われた。

 アラン自身その事に関しては一種のしつけ、または愛情表現のように思っているが、当然ながらそれは一般的ではない。

 利用されているという事実に気付かず今日を生きる少年。

 アテナの碧眼には、そんな彼を憐れむ光が宿っていた。

「ねーそんな退屈な話よりももっと楽しい話してよ。お姉さんほどの人なら相当な修羅場を潜ってきたんでしょ。冒険譚っていうの? 僕そういうの大好きなんだ」

 ここに来てひどく呑気な事を言い始めたアラン。

 いや今に限った事ではない。アルファーノ家で話を纏めて作戦を立てようとしていた時も彼は冷蔵庫を漁っていたし、ミゲルを連れて帰るという本来の目的も蔑ろにしている。

 あげくには世間話をしろと言いだす始末。

 やっはりまだ幼いな。

 口に出さずとも、アランを見るアテナの目がそう語っているのは間違いないだろう。


 と、アランが冒険譚を所望し、アテナがそれに対して今は場合ではないと説明をし始めた時だった。


 彼女たちが歩く廊下に一つのドアが現れていた。

 赤色と言う何とも悪趣味な色をしている以外何の変哲もない閉ざされたドア。

 アテナ達がその前を通り掛かろうとした時、ふいに扉が開かれる。

 中から人が現れたのだ。

 この暑い中スーツを纏い、雑用でもこなしていたのか疲れ切った顔で俯き気味に部屋からでてきた若い男。

 だが扉を開けて前を通り抜けようとする二人に気付くと顔を上げた。そして驚きの声を上げようとする前に――男の口に手が覆いかぶさる。

 咄嗟の出来事に全く反応できない男。本来出したい声とは違うものが口から零れ、どうすればいいのかを考えようとしているうちに、女に胸ぐらを掴まれ引き寄せられる。

 成す術もなく振り回される男は次の瞬間、間口の隅に後頭部を強打していた。

 身体は悲鳴を上げることを優先し、襲い掛かってきた相手に対抗しようなどとは思えなかった。

「動くな」

 いつのまにか男の懐から銃を抜き出したアテナは、それを男に突き付ける。

 振り子の原理で自分より一回り華奢な体格の女に一瞬で制圧され、馬乗りになり口を塞がれている男はここに来てようやく状況を理解する。

 どうやら物分かりが良いタイプのようで。

 アテナから直接的な言葉を浴びなくとも、未だ尾を引く痛みに顔を歪めながら手を上げる男。

 それを見て騒がれる心配はないと思ったのか、アテナは安堵と、そして呆れた息を漏らす。

「やっぱり集中しなくちゃ駄目ね。この男の雑音に全く気付かなかったわ」

 自分を責めるアテナ。らしくないといえばあれだが、彼女にしては爪が甘かったのは事実だろう。

「そういう訳でアラン。ここから一切お喋りは無しよ。生き残りたければ神経を研ぎ澄まし、私の指示に従って」 

「えー。僕もっとお姉ちゃんとお喋りしたいよ」

 子供の専売特許である駄々を捏ねるアラン。

 仕事モードに入ったらしく、アテナはその質問にすら答えなかった。

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