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ほ

ほいくえんのころ、ママはねるまえにかならず「おやすみ」とあたまをなでてくれた。


ある夜、耳元で声がする。


「おやすみ」


懐かしい声だった。


ママだ。


でも、実家に電話をすると、今日は旅行で家を空けているという。


聞き間違いだと思い、電気を消す。


しばらくして、


髪を優しくなでる音。


布団の中で目を閉じたまま固まる。


もう一度、あの声がした。


「ママじゃないよ」


その瞬間、頭をなでる手が、もう一本増えた。


だれかはしらない。けどあんしんした。

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