第37話「なにか」
豚崎は真姫を後ろにやり彼女達を見る。
「ま、真姫ちゃんには、手を…出さないでくれ…」
彼女達にその言葉は無意味だった。
「何言ってんの?…そいつはねぇ…」
突然リーダー格の少女が自らの首を絞め苦しみだした。
その後あとの2人も苦しみだした。
3人は喚き、泣き叫ぶ。
やめろ、やめろ、やめろ!
ごろすな、ころすな、殺さないで!!!
死ぬのは嫌!!!!!!!!!!!!!!
3人は同時に上を向きこう叫んだ。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ああああ、あ、あ、あ、あ、あ……………」
声が枯れるまで叫ぶ、途中体にヒビが入る。
割れ目からなにか細くニョロニョロしたものが数本出てきてそれが彼女達、一人一人の身体に巻きついていく。
その都度その都度で身体が変化していく、昆虫が幼虫から成虫になるように、変態して行く。
人から怪物へ、少女から醜い化物へ。
その姿は巨人、ただの巨人では無い…腕はごつくゴリラのような体格で棍棒を持つ奴もいれば斧を持つ奴もいる、そしてチェーンソーを持つやつまでいる。
真姫は病み上がりで変身してそうとう無茶したのが今になってきたのか、身体中に計り知れぬ痛みが真姫を襲う。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!!!!!!!
うずくまり痛みを抑えようと必死になるも力が上手く入らずその場に倒れ込む真姫。
豚崎は真姫を安全な場所へ置き、自分は本来の姿である、オークへと姿を変える。
「女性の姿出ないだけましだ…お前ら…」
絶対倒す。
そう言って巨大な3体に立ち向かう。
うおおおお!!!
ドガっ!! ドゴッ!!!
右ストレート、左ストレート、右フック、左フック、右アッパー、ジャブ、ジャブ、右ストレートからの左回し蹴り。
全て食らわせるも、相手にはノーダメージ。
リターンに隙を突かれ棍棒で突きを食らわせれその挙句上からの棍棒。
豚崎は地面に叩きつけられる。
それを見た真姫は、何とかしないと、でも痛い痛い痛い痛い痛い!
嗚呼、それでも、助けたい。
痛みなんてどうでもいい、真姫がどうなるかなんて関係ない、真姫は自分のことなんてどうでもいい、けど友達や家族が死ぬのは嫌。
だから、だから!!
「でも、動けない」
だから…何とかしてよ!
「何とか?自分でどうにかしなよ」
どうにも出来ないからいってるんでしょ!?
「あれ?数秒前の君と違うな…君はさっき自分はどうなってもいい、とか、助けたいっていったよね?」なら、自分でなんとかしろ
「…出来るのならそうしたいよ」




