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魔法少女はオタサーの姫。  作者: 大福
桃乃木真姫17歳(オタサーの姫)=魔法少女編
30/44

第29話「釣りの餌」

2,3回かけてみたが、やはり漆原には繋がらなかった。

結局、廃ビルに着くまでに何回かかけても圏外のまま、今までこんなことは一度もなかった。

帰りにはいつも顔を合わせていたのに今日は合わなかった。

その時はなにか用事があったのだろうと思っていたが、そうではないらしい。何故かはわからないが真姫には、何となくわかった。

そして、それは目の前に現れる。

今回の元凶とも言える人物、霧ヶ峰千鶴。

廃ビルの2階、何もなく寂れた部屋で柱が何個か並んでいる。

廃材などが乱雑に要所要所に置かれている。

霧ヶ峰は窓の方にいた。

部屋の前に来た真姫たちを見てそして花織を見たそして霧ヶ峰は目を細め口角を少しあげ

「獲物を捕まえてみたいね…ふふっ」

花織は下を向き霧ヶ峰の見えないように歯を食いしばり頷く。

すると江崎が「あなたが霧ヶ峰千鶴か…へぇー神父様が言ってた通り随分な魔力をお持ちみたい…だからこんなおチビ雑魚ちゃんを上級者並の強さに出来るってわけか、さすが、有力候補」

「随分褒めてくれるのね神父様もあなたも…でも、1つ訂正させてくれる?」霧ヶ峰は江崎に言って「花織は弱いのでは無く、私の言う通りにしてくれる私の娘」

「それって、ただの従順な下僕じゃないの?それはそうと母親なら学校までついて行かない、そして制服まで来て恥ずかしくないの?」

笑いながら江崎は霧ヶ峰に言う。

そして「確かに、大の大人が制服って…ぷっ」

釣られて真姫もつい言ってしまう。

花織も笑いそうになるが、堪える。

それが火種となったのか霧ヶ峰は自ら瞬間的に魔術式を発言させ唱える。

有力候補たる所以か、巨大なエネルギーの球を頭上に出現させ周りからの魔力を巻き上げる。

風が舞う。突風が吹き荒れる。

真姫は吸い込まれそうになる。

江崎も同じく耐える。

すると、花織が「やめて!!」と二人の前にたち霧ヶ峰の前に立ちはだかり「ここは、私が…戦う…から!」

霧ヶ峰はその言葉を聞き少し間を置き「…分かりました。今回はやめておきます…が、貴方には任せません」

やはりか、そう思ったのか花織は反論はしない。

「黒狐に任せます」

そう言うと手を何も無い空間にかざし魔法陣を展開しその中に手を入れ黒狐の魂を取り出し肉体を復元させた。

どす黒いオーラを放ち、この前とは全く違う恐らく元の黒狐、本来の黒狐になったのだ。

目が赤く光り復活の合図のようなものをして、すぐに黒目になる。目の白い部分は無く眼球全てが真っ黒、全身も黒く名の通り黒狐。

何千年と生きてきた怪異のような存在。

かつて最強と謳われた陰陽師ですら封印出来なかった存在だ。

だが、それを初めて倒したのが霧ヶ峰千鶴だ。

それ以来霧ヶ峰にこき使われてコケにされてきた黒狐。

そんな、ことが嘘のようにどす黒く危険なオーラを放っている。

「今回は彼女に任せるわ」

真姫はステッキを構え、変身体勢に入る。

すると霧ヶ峰が真姫に「彼女が貴方の契約者の漆原君を連れ去った張本人よ、だから倒したら漆原君、解放してあげる」

ここで、繋がった。繋がらなかった理由が繋がった。

「だから、繋がらなかったのか電話…」

じゃなくて!「あなたの仕業、なんでしょ!?許さない」


ふふっ、と笑い霧ヶ峰は「そうよ?あなたを捕まえる餌にしたのよ」


真姫は苛立ちを隠せなくなり、すぐさま変身し霧ヶ峰の懐めがけ飛び出す

「待って!そんな急に飛び出したら…」

江崎の忠告を無視して真姫はステッキから魔術球を連射しながら近づき煙幕をおこし霧ヶ峰の視界を遮断。

そして、ステッキの先端から刃を出しそれを霧ヶ峰の腹に思いっきり刺す。

瞬間、ステッキを捕まれ姫と4人の守護兵の入った水晶を握り潰される。

その瞬間真姫の右肩にひびが入った。

水晶のなかの姫と同じ右肩にひびが入る。


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