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魔法少女はオタサーの姫。  作者: 大福
桃乃木真姫17歳(オタサーの姫)=魔法少女編
19/44

第18話「青春って思う」

「さぁ、教えなさい…あなたは何のために戦うんですか?」


…どう答えれば正解なの?

1.「えっと、ゲームの話ですかね?防御重視タイプ_ですかね……まぁ、ゲームしないんですけどね、あはは…」絶対ダメだ

2.「…部の人達の為…です」

妥当に考えればこっちだよね…

でも、それを言ってしまえば、この人にまきが魔法少女だと教えてしまう。

でも、まきの正体をこの人は知ってる。

これは勘だけど、多分あってる。

でなきゃ、こんな話しないと思う、ゲームの話なんていきなりこんな大人っぽい人がなかなかしないだろう…。

取り敢えず、答えは言おう

「まきは、部の人達の為に戦ってます…」

とは言え本当に戦ったのは1度だけ、最初のは…無し。

だってあれは結局、皆に助けられたようなもの。

まきひとりでは戦ってなかった。

きっと豚さんたちも戦ってたし、あれは、みんなの戦い。


「そう」

霧ヶ峰は少し間を置き、「ならば、私達と戦争をしましょう…」

凛とした目で真姫に言うとすぐ、真姫のデッサンを始めた。


(何を言ってるの?この人は?戦争?何の話?)

困惑した、なんでそうなるんだ?

この人も昨日の怪物と同じなの?

だとしてもわざわざまきにそれを言うメリットは?

「あなたなんて、私ひとりでも余裕ですよ?」

凄い余裕そう、でも雰囲気的にも見た目も勝ってる気はしないけど…


真姫はそうですか、と言って霧ヶ峰のデッサンを始めた。


終わると、ほかの生徒が真姫と霧ヶ峰を囲っていた。

「おいおい、すげーぞこの2人!」

「確かに!個性もあってやべー俺たちじゃ比べもんになんねーよ!」

「確かに…ってか前から思ってたけど、桃乃木さん絵上手ね!」

「いやいや、霧ヶ峰の方がこう…魅力的っつうか…えろい…」

と皆から褒められた。

互いを描いてたわけだからどちらが褒められても嬉しいんだけど、真姫ってエロいの?なんか、複雑…。


授業が終わり帰りのHRの前の休み時間、真姫は色んな人に話しかけられていた。

さっきの時間の絵で盛り上がっていた。

初めてこんなに話したので緊張したけど、楽しかった。

明日にはみんな飽きて話してこないんだろうな…なんて考えるとこの瞬間を噛み締めておかないとって思う。

だけどその後、やっぱり皆ではないけどひとりの子が話しかけてくれた。

「前から思ってたけど、桃乃木さんって絵上手ね」と言ってくれた人だった。

下駄箱の前で話して帰り道も一緒に帰った。

名前は江崎友美。黒髪ショートの清楚系、優しそうな見た目で1年の頃から知ってる。

あまり目立つ感じではない子…ってまきが言えたもんじゃないけどね…。


「桃乃木さんはいつから絵描いてたの?」

帰り道、教室でみんなが聞いてきた質問をしてきたその時はちっちゃい時かな…って言ってたんだけど、本当のことを言ってみた「学校の行ってない時、だから中3の時かな」


そう言うと驚いていた「えぇっ!?それであの画力!?天才じゃん!」

「そんなこと、ないよ…だって人より時間があった訳だから」

照れながら謙遜した。

「でも、江崎さんも上手いよね、1年の展示会の時に見た時びっくりしたもん」


「えっ!?見てくれたの?嬉しい…!あれ、そう言えば、桃乃木さんの作品置いてなかった気がするんだけど…」


あっ…そう言えば、あの時は何でだっけ…なんかあって置かなかったんだよね…


「そうだったっけ?覚えてないや」

真姫がそう言うと「そーだ!」江崎はスマホをバッグから取り出しLIMEを起動し「交換しよ」と真姫と連絡先を交換した。


(初めてLime交換した…)

真姫の初めて友達を作った瞬間だった。


「あっこっちだから」

江崎は別の方向へ行き真姫は駅に向う。

すると、江崎が振り返り

「あっ、桃乃木さーん!」

少し置くから江崎が真姫を呼ぶ。

真姫が振り返ると

「まきちゃんって呼んでもいい?私のこと友美って呼んでいいから」


「分かった!でも、まきもともちゃんって呼ぶね!」


後々考えたらなんか臭い感じがするけど、青春って感じもする。


電車の中でクスッとひとりで笑ってしまった。



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