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魔法少女はオタサーの姫。  作者: 大福
桃乃木真姫17歳(オタサーの姫)=魔法少女編
12/44

第11話「漆原」

「外まで丸聞こえなんだよ」

漆原が部室のドアを開けキレ気味に言った。


全員ビクッとなる。

自分たちより体格の細い奴に少し怯む。

すると漆原は「…あ、そういやこいつ…一人だけ抜け出した奴だったな」頭を掴みドアの横から引きずって全員に見せた。

「ほら、こいつ」

ズタボロになって気を失っている豚崎の姿に全員が驚いた。

「豚崎……」

豚家は拳を強く握り「てめぇなにしてくれんだ!」

我慢出来ず漆原に飛びかかる。

豚沢が話がややこしくなる、と急いで止めにかかるも跳ね除けられて後ろにあるテーブルに飛ばされる、豚沢のその大きな巨体を支えきれずテーブルが壊れる「いっ……!……豚家…や、めろ!」

豚家は漆原に右ストレートを食らわすもそれを漆原はスルッと避ける。

避けている間に豚家の膝が漆原の腹を直撃する。

「はっ!以外と少しは頭、使えるのね…あはっはぁはぁ!」

豚家の膝蹴りは全く効いておらず漆原は豚家の頭を掴みドアに打ち付け「…おい、ちょいと教えてやるよ…お前みたいなデブはなパワーはあるがスピードが襲い_つまりだ、お前みたいなデブってのは所詮ただの肉壁。

使えねーんだよ、お前らにゃ桃乃木真姫は守れない…俺んとこいた方が彼女の為だと思うんだよ」 「……っ!!!」それを横で見ていた豚田が歯を食いしばり漆原を睨んでいた。

漆原は豚家を豚沢の上に投げた。

枕投げの要領で軽々と巨体を持ち上げていた。


二人がやられてついに豚田が珍しく怒りを露わにした。

漆原をそれを見て笑う。

「お前…確か一番弱かったよな〜たったひとりで何ができんの?」


「わ、分からない!だけど…まっ…真姫ちゃんはぼ、僕たちが守る!」


「そう言うのはなぁ、自分が守るって言うんだよ!」

気付かないうちに豚田の近くに現れて豚田は回避の間もなく強烈なスピードの化け物じみた漆原の回し蹴りが首に入る。

ゴキっ!っと首が折れる音がした。

「………っ!はぁっ!」

バタッ!と豚田は吹っ飛び壁にぶつかり床に落ちる。

息ができなくなり手脚をばたつかせる。

「あっはは!息、出来ないか?あっはっは!面白いなぁ」


漆原はゲラゲラ笑ってから本題に入った。

「あっ……そうだった馬鹿がいきなり殴ってきたからつい興奮しちまって忘れてたが、今日は話があってここに来たんだ」


豚家は豚沢の上からどき「こんなしといてからする話ってなんだよ?そんなもん聞きたくもねぇぞ?」

「待て、豚家…話は聞いてみよう」豚沢が止める。

「おぉ、わかってんじゃんインテリデブのそこのお前ぇ」漆原はニヤッとして話を続けた。

「単刀直入に言う。お前ら俺の手下になれ」


一同驚愕、そして全員そろってこう言う「なる訳ないだろ!?」

「あっはは!仲良しかよお前ら」腹を抱えて笑う漆原に「………お前…みたいな…タチの悪いやつなんか…の、仲間…なんて、なるかよ…」

豚崎がドアのところで這いつくばり言った。

「あ?なんだてめぇ?口答えは受け付けねぇ…しこれは、お前らのアイドル、桃乃木真姫はこれを承諾するぜ?」


「する訳…ないだろ…?」

そう言って豚家は起き上がる。

豚田も壁に手を付き起き上がる。

「考えても見ろ、お前らデブオークを軽々持ち上げ、速い_頭も切れる…お前らにこれ全部、あるのか?あぁ?」

「そんなのいらない……ここでいるのは…アニメが好きって言うことだけだ……!!」

「なぁーに言ってんだお前?ここはそんなとこじゃないだろぉ?こ、こ、は、あの女を守るとこだろうが」

違う!と豚田は言って豚家が「いや、どちらもそうだ!」

豚田がふと思い出した、真姫を部室から見守るためにつけておいた監視カメラに映っていた今日の昼のことを…

「け、契約……したから…か?」

「あ?なんでしって_」少し驚く「あ、あれは…下僕の儀式……お、お前…真姫ちゃん…の、下僕に……なった…んだろ?」

「…え?」豚家は驚き続けた「何だそりゃ?ってかもし仮にそれが本当だとしてだ、なんで真姫ちゃんの下僕にこいつがなるんただ?」

豚田は言った。

「契約で下僕になったものは一度、主人に願いを叶えてもらえるんだ…だ…だ、だからだろう…」


「そう、なのか」豚家は知らなかったが豚沢はあぁ!と思い出して「でも、まだ言っていないんだろ?ならお前の願いは叶えさせない」

「笑えるよお前ら、アニメのキャラか?って…あっはは!」


その一方、真姫は池袋のアニメイト近くの公園にいた。

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