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フレデリック・バーモント (村長)
村から少し離れた小高い丘の上。亡き妻の墓石の前に膝を着き手を合わせる。
「シーラ、今日は新しい住人が村に住むことになったんだ。びっくりするかもしれないが魔族の少年で名前はガルム君だ。君と一緒にここに来た時には想像もつかない事ばかりだよな。」
言葉を止め、下に見える村を見つめる。
子供達は走り回り、大人たちは家事をしたり話し合ったりしている。
「シーラ……儂は今、凄く幸せなんだ。君と約束した通りこの村の村長として頑張るよ。一緒に死ぬ約束は当分先になってしまうけど。どうか許してくれ」
子供達が独り立ちできるその時まで……。
立ち上がり墓石を撫でる。
「また来るよ。どうかこの村を見守っていてくれ」
「おじいちゃ~ん!!ご飯できたって!!」
村の子供達が手を振りこちらを見上げている。
村に向かって歩く背中を風が優しく押す。
【頑張ってくださいね】




