二千六百三十六夜、じいじの高校生生活 1247 三年生 202 三学期から 21
今日は、じいじの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、高校生の頃のことだけれど……。
──……その後は、だらだらと走るわけではなくて、町営住宅の敷地内通路での曲がり角の一時停止や左右確認、歩行者や子供、自転車などへの注意走行や、保護のための停止などを繰り返していった……。
当然、そのたびにクラッチ操作やギアチェンジの操作が、頻繁に行われることにはなったのだけれどね……。
……町営住宅の敷地内通路ではスピードがまったく出せない……。
だいたい真っ直ぐに走れるようなところなどがないので、最初から最後までのろのろ運転になってしまっていた……。
その日の運転の練習では、伯父さんからいきなりサイドブレーキを引っ張られることもなく、無事に済ませることができた……。
次の日のお天気は、北風が強くて、みぞれ交じりの雨が降っていた。
こんな日に敷地内通路を走っていると、いきなりスリップをしてしまう……というようなことになりかねない……ということのようらしい……。なので、車の運転の練習はお休みになった……。
それに……この頃近くには、高速道路だとか○○線バイパス道路だとかいうような、道路の出入りにエチケット?が必要になるような難しいところはなかったし……。
加えて、インターチェンジなどの車の進行に迷うような……車の合流には勇気が必要になるような……度胸試しのような道路も近くにはなかったしねえ……。
だから試しに高速道路の合流の仕方の見学などが面白かったのだろうけれど、残念だった……。
しかしだいたいが、伯父さんの車に乗せてもらったことがほとんど思い出としてないような気がするのだ……。
そんなはずはないのだろうとは思うのだけれど、何故か印象に残ってはいないのだ……。
じいじは、お母さんのところへと行くときには、おばあちゃんと二人で東○○線の汽車に乗って行った印象しか残ってはいない……。
私鉄線から国鉄線へと乗り換える時に歩いた道の様子や、国鉄線の線路の汚くて不潔な有様ばかりが頭の中に浮かんでくるのが嫌なのだけれど……。でも……最近はその不潔な情景ばかりが浮かんできて、本当に嫌な気持ちになってしまうのが口惜しい……。
……結局、伯父さんの車での仮免許試験前の練習運転は、一度限りということになってしまった……。
……ところで、誤解が無いようにしてもらいたいのですけれど……。
仮免許試験合格前の公道での運転練習は、どんな条件であれ明確な交通違反 (無免許運転)ですので、やってはいけません!
じいじが伯父さんと一緒にやってしまった運転練習は、敷地内通路だということで、ぎりぎりセーフ?……かな?……ということかな?
でも……ごめんなさい……。
伯父さんとじいじとの二人の間での勘違いが原因だったとは言え、非常に危険な行為でした……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




