二千六百二十四夜、じいじの高校生生活 1241 三年生 196 三学期から 15
今日は、じいじの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、高校生の頃のことだけれど……。
──じいじは、教習認定表を先生から受け取って、次の教習時間の予約窓口へ行って、それを提出した。
すると、窓口のお姉さんが、案内をしてくれた……。
「……ええと、次は仮免許の試験になりますね……。次の予定は三日後の日曜日の十時からになります。
当日の試験で乗る車は、試験前の手続きの際にご案内しますので、試験時間にはくれぐれも遅れないように登校してくださいね……。
……お疲れさまでした……。」
じいじは幸いなことに、今までのところ認定印を落としてしまって、補習時間を追加で買うようなことには陥ってはいなかった……。
「……ただいま~~~。」
このところ自動車学校から帰ってくる時間が遅くなっていた……。
それに伴って、ずっとおばあちゃんの手伝いができてはいなかった……。
それに加えて、今度は日曜日にまで自動車学校へと出ていかなければならなくなった……。
なので、じいじとしてはかなり引け目を感じてしまっているような状態になっていた……。
「……今度の日曜日に、自動車の仮免許試験を受けることになったよ……。
だから、八時前くらいには家を出て、自動車学校の送迎バスに乗らないと間に合わなくなってしまうので……。
お願いしますね……。」
「……わかったよ……。
じゃあ、お昼はどうするつもりなのかねえ……。
おにぎりでも握ってあげるから持っていくかい……。
中学校の時に使っていた水筒があるから、それに麦茶も入れて、一緒に持っていくかい……。」
自動車学校には、軽食の自動販売機が設置してある……。それに、メニューはそれほど多くはないらしいのだけれど、従業員などの利用を想定している食堂もある……。
そこの食事は、飛び切りおいしいということはないのだそうだ……。
けれど、実地運転指導員の先生方もたくさん利用をしていると聞いている……。
女子の中には、あこがれている先生を目当てに、教習日には毎回利用をしているという人もいるらしいと聞いてもいる。
もちろん、指導員の先生方が全員その食堂を利用しているというわけではないのだろうけれど……。
ちなみに、じいじの運転指導を担当している先生は、お弁当持参だということだった。
それはともかくとして、先生方の奥様がお弁当を作ってはくれない場合だとか、先生本人が外食好き……だとかということがあるのかもしれないのだけれど……。でも、全員が利用をしているわけではないということは確かだった……。
でもその食堂では、食後のコーヒーなどを飲みながら、先生を中心にして生徒たちが輪を作って笑いあっている姿が見られる……ということでもあったのだけれどねえ……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




