二千六百六夜、じいじの高校生生活 1232 三年生 187 三学期から 6
今日は、じいじの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、高校生の頃のことだけれど……。
──だから、今の時点でじいじにとっての必要で不可欠なものは、普通自動車免許だということになるのだろうか……。
その理由は、大きくて豪華な装備の車を乗り回したい……ということではなくて、当面の仕事において車の運転が必要になった時には、運転免許証が無いと困ってしまうだろうから……ということだった……。
そして、自動車学校については、二月に入った頃からのコースに無事に入校ができることになった。
あとは、学科、実地教習と順調に進むことができれば、高校を卒業する頃までには普通自動車運転免許試験を受ける下地ができるということになりそうだ……。
あとは、それぞれの節目節目に行われる自動車学校の試験に合格ができれば、問題なく県の免許試験場での普通自動車運転免許試験を受けることができるようになるだろう……。
そして、それがクリアできれば、免許試験場での試験コース上で受けることになる実地運転試験が免除されるということになっているために、普通自動車運転免許証を手にすることができるということになるわけらしい……。
だから、この自動車学校を卒業できさえすれば、実質、交通法規などの学科試験を合格するだけで普通自動車免許が取れるということになる……ということになっているわけなのだ……。
クラスの人たちの噂話によると、よほどの要領の悪さなどが無いのであれば、たいがいの人が交通法規などの学科試験については合格できるだろう……ということらしい……。
自動車の運転技能についても、普通に授業を受けていさえいれば、問題なく自動車学校内での運転技能試験は合格できるだろう……ということだった……。
たとえ普通のスケジュールでの技能教習でかなり難があるような人たちであったとしても、運転技能教習の補習をきちんと受けていれば、いずれ合格ができるようになる……ということらしかった……。
いくらじいじが運動神経の鋭敏さに多少の弱点があるのだとはいっても、どうにもこうにもこれでは全く駄目だ……というほどではないだろうから……。
だから、人並みにちゃんと授業を受けていさえすれば、何とかなるのではないだろうかと、じいじは楽観している……。
……そして、ゆるゆると日にちが過ぎていくある日の数学の授業中のことだった……。
以前より、教科書をそのまま読み上げたり、教科書をそのまま黒板に写しているような印象を与えてしまうような授業を繰り広げている教諭だったけれど……。
その彼が、ついぽろっと漏らしてしまった言葉が、じいじたちのクラスで問題になった……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




