二千五百五十五夜、ばあばの社会人生活 137 ばあば就職する 137 印刷会社 110
今日は、ばあばの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。
ばあばが就職をした頃のことだけれど……。
──《……ばあばがまとめた印刷関係用語集……》
* 印は後出を示す……。(……つけ忘れもあるかもしれない……かな……。)
【い】
・イキ(生き)……
写真などの図版が重なり合うような場合、残すような部分を囲っておいて「イキ」と指定をする。
レイアウト用紙 * や版下 * に入れた罫をそのままの状態で残したい場合にも、「ケイイキ」と指定をすればそれで済む(残る)ことになる……。
他にも、校正の際に一度訂正を指定したものを、その訂正を変更して元に戻したいというようなときに、「イキ」と指定をする。
こう指示をすれば、訂正前の状態がそのままの形になることになる。
このように、時間が限られる中で、消しゴムなどで消去をしたりしていると時間の無駄になるし、訂正事項のすべてを一度に無かったことにするのには便利な方法だろう……かな……。
対義語には、「シニ(死に)」がある……。
・イラスト原稿……
グラデーション * や色彩がある絵の原稿のことを言う……。
グラフなどの図版原稿や写真原稿と区別をするための呼び方となる。
現在では様々なイラストがあるので、製版 * についての指定は、その意図に合わせて行うことになるだろうと思われる……。
・入れ込み……
「はめ込み * 」と同義となる。
この地方では、「入れ込み」よりも「はめ込み」のほうが、印刷会社などの現場では一般的によく使われているということらしい。
「はめ込み」を参照のこと……。
・色浮き……
色カブリ * よりは程度が軽いものの、原稿に対して余分な色が掛かっている状態のことを言う……。
原稿と比べてみると赤っぽかったり、黄色っぽかったり、青っぽかったりと、その組み合わせはさまざまになるということらしい……。
・色カブリ……
カラー印刷で、なるべき色にならずに、一定の色の傾向を帯びてしまっていることを言う……。
カラー写真原稿などで、不必要な色カブリがあった場合、校正時にはこれを極力補正をするように指定する必要があるらしい……。
・色校正……
色指定されている部分が、その通りに印刷することができるように製版 * されているのかを確認し、チェックをする作業のこと……。
写真版などでは、正しい色、正しい調子で再現がされているのかをチェックすることになるということらしい……。
この色校正のために、色分解 * がされている各色分の単色刷り * がされたもの四枚と、紅・藍、紅・黄、紅・藍・黄、それにスミを加えて四色を重ねた、重ね刷りがされている色校正用紙が作られる……。
そして、それをベースにして各種の校正作業をすることになる……らしい……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




