表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2549/2550

二千五百四十九夜、ばあばの社会人生活 134 ばあば就職する 134 印刷会社 107

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

「…………。」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。


 ばあばが就職をした頃のことだけれど……。

 ──ばあばには、これからはじまるという印刷用語いんさつようご勉強べんきょうの、その必要性ひつようせいがよくからなかった。

 けれど、写植部門しゃしょくぶもん責任者せきにんしゃであるKさんが必要ひつようなのだというのだから、必要ひつようなのだろうかなあ……と、ばあばはかんがえることにした……。

 それで具体的ぐたいてきには、Kさんが勉強べんきょう時間じかん各項目かくこうもくたいして一つ一つ簡単かんたん解説かいせつをしていく……ということになるのだということだった……。

 そして、それにたいしてばあばは、昨日支給きのうしきゅうがされているメモ用紙ようしに、自分じぶんなりに整理せいりをしていくということが義務付ぎむづけられているようだった……。

 なんか……大変たいへんなことになってきてしまったようながするんだけれどなあ……。

 ……それからしばらくは、毎日まいにち自習じしゅうやら講義こうぎやらがつづいていくことになった……。

    *

「……ばあばも、おなじようなことをだらだらとかえしてはなしていくのもつかれてしまうしねえ……。

 ゆうちゃんにしても、ちっとも面白おもしろいお話がないかもしれないからねえ……。

 ……そうだねえ……じゃあ、ばあばがこの頃教ころおしえてもらったお勉強べんきょうさいにまとめた、ばあばのお仕事しごと関係かんけい事柄ことがら説明せつめいでもしてみようかねえ……。

 ただ……なにぶん昔々(むかしむかし)のお話なので、現在げんざい最新事情さいしんじじょうとはだいぶんわってしまったこともおおいのかもしれないけれどねえ……。

 まあ……ゆうちゃんがおなみちあるいていくとはかぎらないので……にしなくてもいいだろうかねえ……ねえゆうちゃん……。

 それに……このころのばあばは、お仕事しごとのことであたまがいっぱいいっぱいだったので、あまりほかのことをおぼえていなくてねえ……。

 だから……ちょうどいいかもしれないねえ……。」

    *

《……ばあばがまとめた印刷いんさつ関係かんけい用語集ようごしゅう……》

【あ】

・アタリ……

 アタリケイのりゃく

 写真しゃしんなどをレイアウトするさいに、レイアウト用紙ようし絵柄えがら一部いちぶ輪郭りんかくれることを「アタリを入れる(く)」と表現ひょうげんをする場合ばあいがある。そのざっくりとした輪郭線りんかくせんのことをう。

 製版時せいはんじ写真しゃしんやイラスト、文字もじなどの原画げんが原稿げんこう拡大かくだい縮小しゅくしょうする必要ひつようがある場合ばあいには、その輪郭線りんかくせんうようにカメラ操作そうさをする手掛てがかりになる。

 それに、それらを指定位置していいち配置はいちする場合ばあいには、その位置指定いちしていわりとなる場合ばあいがある。

・アタリケイ……

 版下作成時はんしたさくせいじ写真しゃしんなどがはい位置いちや、ベタ、平網ひらあみ後出こうしゅつ)などにする範囲はんいしめすために台紙だいし罫線けいせんのこと。

 集版時しゅうはんじ、(……くわしくは後出こうしゅつ刷版さっぱん(後出)へけるために一枚いちまいのフィルムに仕上しあげる工程こうていのこと。)見当けんとうわせるために使つかったあとにはのぞかれるために、印刷いんさつされない。

 また、そうするための指定用語していようごとなる。

 その類語るいごには、ケイアタリ、ケイシニなどがある。また、その反対語はんたいごとしては、ケイイキ、イキケイ、ケイきなどがある。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ