二千五百四十五夜、ばあばの社会人生活 132 ばあば就職する 132 印刷会社 105
今日は、ばあばの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。
ばあばが就職をした頃のことだけれど……。
──ばあばも噂話については嫌いではないのだけれど……。でも、その内容については限定されているような気がする……。
例えば、男性や女性の歌手やアイドル、それに男女の俳優やお笑いタレントなどなど……については、週刊誌的な話題についてや興味については、多少は話したりはしていると思う。
けれど、身近な所にいる話題の人についてだとか、気に入らない上司に対する悪口など……。
さらには、何かについて勘違いをしてしまって、大きな顔や態度をしている人たち……などについての話題については、ばあばはさすがに大っぴらには話さないかもしれないかなあ……。
まあ、話すにしても、気の置けない友達などとの内輪での軽い茶話会での話題で取り上げることがあるのかな……くらいにとどめておきたいかなって思っているけれどなあ……。
それでもやはり、こうした話題は共通の体験に基づいているせいか盛り上がるのは確かなこと。
共通の話題の提供につまってしまった時などには一番取り上げられやすいのかもしれないよね……。
ばあばの目の前で繰り広げられているこのような場合に限らず、どんな場面でもそんなことがいえることなのかもしれないよ……。
身近な例でいえば……例えば、学校でのことで起きてしまうようなことなんかも、よくあることなのかもしれないよねえ……。
とくに、仲間意識を強く感じなければならないような必要が生じた場面なんかでは、特に取り上げられそうな気がして、なんだか心が痛むよね……。
なんとなく、仲間意識を確認したいときなんかには、それがたびたび利用されてしまっているのかもしれないよねえ……。
とくに、敵味方をはっきりとさせようとする意図がある場合にも、こういうことがとりあげられるような気がするしねえ……。
ばあばの目の前に広がっているこの状況にしても、安っぽい仲間意識に訴えようとする、安易な底意地の悪さが感じられるような気がするよ……。
……だから、そんなときの共通の話題としては、身近な人たちへの噂話や悪口を取り上げるということが、恰好な標的を得るという意味では取り上げられやすいのかもしれないよねえ……。
たまたま今日のところは、写植の責任者の立場にいるKさんが標的にされてしまったのだろうね……。
ただ……いつ何時、その標的がばあばにされてしまう……というようなことになってしまう……。
そんな……ばあばにとっては非常に不都合なことが起きてしまうことになってしまう……かもしれないから……ねえ……。
そんな状況には絶対にならないように、ばあばは気をつけておかないといけないのかな……とも思う。
そうしないと、また、ばあばは会社を辞めたくなってしまう……というようなことになってしまうかもしれないからねえ……。
ああ……怖い怖い……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




