二千五百四十三夜、ばあばの社会人生活 131 ばあば就職する 131 印刷会社 104
今日は、ばあばの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。
ばあばが就職をした頃のことだけれど……。
「──……私はそういうことには興味がないので、詳しくは聞いたことがないのだけれど……。
なんだか……考え方が普通じゃないわよねえ……。」
その日ばあばは……Iさんと一緒にお昼のお弁当を休憩室で食べているときに、あまり聞きたくはないような話を聞かされてしまった……。
その内容は、結構、微に入り細にわたっての話が多かったように感じた。
そのIさんの話に賛同したのか、最初の内は黙って聞いていた人たちも参加をするようになってきてしまった……。
いつもは、おとなしいお昼休みの時間だったものの、今日に限っては……当人が会社にいないので間違っても聞かれるようなことがない……というような計算がその裏にはあったのかもしれないけれどね……。
ああでもない、こうでもない……私の場合にはこんなことがあった……だとか、いろいろな事実さえもが出てくる始末になってしまった……。
みなさん、調子に乗ってしまうといろいろなことが出てくるものなのだなあって、ばあばは感心するとともに、恐怖を感じるような事態に落ち込んでしまったよ……。
お昼休み中にわたって、ここ休憩室では、皆さんの微妙なニュアンスの笑い声が溢れていた……と思うのだけれど、大丈夫だったのかな……。
ばあばは女性のことだけしかわからないのだけれど……。
それにしても、こうした噂話?や他人への悪口なんかをみんなで笑い飛ばすことについては、みなさんお好きなようですよねえ……。
時間が経つのを忘れるくらいには、みなさん話題が尽きないのだなあって、ばあばはしみじみと感じてしまっていたよ……。
ばあばも噂話については嫌いではないのだけれど……。でも、その内容については限定されているような気がする……。
例えば、男性や女性の歌手やアイドル、それに男女の俳優やお笑いタレントなどなど……については、週刊誌的な話題についてや興味については、多少は話したりはしていると思う。
けれど、身近な所にいる話題の人についてだとか、気に入らない上司に対する悪口など……。
さらには、何かについて勘違いをしてしまって、大きな顔や態度をしている人たち……などについての話題については、ばあばはさすがに大っぴらには話さないかもしれないかなあ……。
まあ、話すにしても、気の置けない友達などとの内輪での軽い茶話会での話題で取り上げることがあるのかな……くらいにとどめておきたいかなって思っているけれどなあ……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




