表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2541/2549

二千五百四十一夜、ばあばの社会人生活 130 ばあば就職する 130 印刷会社 103

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

「…………。」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。


 ばあばが就職をした頃のことだけれど……。

 ──ばあばは、自分じぶん努力どりょくをせずに、でも……らくがしたい人間にんげん……なのかなあ……ともおもう……。

 ちょっと……都合つごう良過よすぎるのかもしれないのだけれどねえ……。

 そうして、今日きょうもそろそろ……と、ながれていくみたいだよ……。

 ……イッスンノハバ ナベブタシンニュウワ ハコガマエ……。

 ……Kさんは、会社かいしゃがお昼休ひるやすみにはいまえあたりに版下はんしたのお手伝てつだいから解放かいほうされたらしく、写植しゃしょく部屋へやかえってきた。

「……は~~~つかれた……。

 昨夜ゆうべおそくまで残業ざんぎょうだったうえに、今日きょうも版下のりこみや商品写真しょうひんしゃしん位置決いちぎめなんかを手伝てつだったおかげで、神経しんけいがすりってしまったようながするよ……。

 おれは、これから一休ひとやすみしたあとに、気分直きぶんなおしでそとへおひるべにるので……。

 あーさんの勉強べんきょう昼休ひるやすからはじめようかなあ……。

 ……わるいけれど、そうしてくれないか……。」

 Kさんは……ばあばには、なんとなくそんなふうにえるのだけれど……つやのない顔色かおいろはなしたあとで、写植しゃしょく機械きかい椅子いすすわんで放心ほうしんしているようだった……。

 ばあばがちらっとときにKさんは、椅子いすにもたれたままをつぶっているようだった……。

 ……そして、お昼休ひるやすみをらせるベルがはじめると、Kさんは、つかれたような表情ひょうじょうだったのはわらないのだけれど、ゆっくりとがって通用口つうようぐちから会社かいしゃそとへとていった……。

「……かなりつかれがまっているみたいねえ……。

 でもねえ……あのひと場合ばあいは、自業自得じごうじとくという部分ぶぶんもあるみたいよ……。

 会社かいしゃわったあとには、友達ともだちなどからのさそいがあるからといっては、マージャンをおそくまでやっているらしいからね……。

 また、それがないときには、いえかえ途中とちゅうにあるらしいパ○○コっているっていたことがあるわねえ……。

 たまには、大勝おおがちしたとっては自慢話じまんばなしをするくらいだから、そういうことがきなひとなんだろうねえ……かれは……。

 だから、会社かいしゃがおやすみになっても、たようなことにのめりんでいるのかもしれないから……。

 休日きゅうじつには、からだやすめるというよりも、そういったことにねつげているほうがやすんだになれると、かれ本気ほんきおもっているみたいだからね……。

 ……わたしはそういうことには興味きょうみがないので、くわしくはいたことがないのだけれど……。

 なんだか……かんがかた普通ふつうじゃないわよねえ……。」

 そのばあばは……Iさんと一緒いっしょにおひるのお弁当べんとう休憩室きゅうけいしつべているときに、あまりきたくはないようなはなしかされてしまった……。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ