表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2536/2540

二千五百三十六夜、じいじの高校生生活 1197 三年生 152 二学期から 134

今日は、じいじの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

「…………。」

 そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、高校生の頃のことだけれど……。

「──今日きょう日曜日にちようびで、人出ひとでおおくなるだろうから、事故じこがないようにしてな……。

 それに……今日きょうさむくなるらしいから……からだやしぎないようにけてなあ……。

 まあ……今日一日きょういちにち頑張がんばってくれよなあ……。」

 じいじたちは、またゾロゾロと一塊ひとかたまりになってあるいていく……。

 しばらく歩いていくと、プレハブ小屋こやの、簡単かんたんな造りのちいさな事務所じむしょえてきた……。

 たぶん、ここが現場事務所げんばじむしょなのだろうと、じいじたちはけっぱなしになっていたからなかのぞいてみた……。

 なかには、事務用机じむようづくえ椅子いすのセットがひとつと、ほかのスペースいっぱいにりたたみしき長机ながづくえと、おなじくセットになっているようなパイプせいりたたみ椅子いすがごちゃごちゃとかれてあった。

「……これってたぶん、休憩用きゅうけいようのプレハブハウスだよなあ……。

 ……まあ……いよりもはましっていうかんじだけれど……。」

「……でもよう……おひるになってから、そとさむいところでつめたくてかたくなったおにぎりなんかにかじくよりもは、これでもよっぽどましだっておもうぜ……。」

「……贅沢ぜいたくなんかをいたくはないんだけれど……ちいさなやつでいいからストーブでもあれば最高さいこうなんだがなあ……。」

 みんなで勝手かってなことをはなしていたらそとからこえこえてきた……。

「……おう、バイトの人たちがたのか~~~。

 ……ちょっと、これをはこんでくれないかなあ……。

 昨日きのう夕方ゆうがたで、あぶられてしまってなあ……。あさから、なかあぶらいできたんだが……。

 ……こいつ、やたらおもくてなあ……。

 ここまでやすみ休みはこんでくるだけでも、うでりそうになったぞ……。」

 じいじたちがこえこえてきたほうると、そこまではこんできていたのか、でっかい、まるかたち対流型たいりゅうがたのストーブをしたにおろして、うでっている作業着姿さぎょうぎすがたひとっていた……。

 口近ぐちちかくにいたH(くん)友達二人ともだちふたりっていった……。

 そのまま二人掛ふたりがかりで、そのストーブをプレハブハウスのなかへとはこもうとした……。

 しかし、ハウスのなかには、つくえやら椅子いすやらでごちゃごちゃとみあっていた。

「……これ、このままだととてもはいりそうもないから……。

 ……ちょっとだけ、なか整理せいりしてもいいですかねえ……。」

「……おう……たのむわ~~~。おれそばいとくとにそうにあつくてなあ……。

 どうにかなるのならそうしてくれや~~~。」

 せまいハウスのなか長机ながつくえかれてあったものを、両方りょうほうかべにぺったりとくっつけてしまった……。そして、真ん中にスペースをつくって、そこへとそのストーブをくことにした……。

「……うお……。

 これなら、おれあつくはないし、なかにいる全員ぜんいんにもぬくもりがまわっていいんじゃないか……。

 あはは……こんなかたがあったんだなあ……。さすが……おまえあたまいいなあ……。」


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ