表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2497/2537

二千四百九十七夜、ばあばの社会人生活 108 ばあば就職する 108 印刷会社 81

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

「…………。」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。


 ばあばが就職をした頃のことだけれど……。

 ──事実じじつ時期的じきてきなこともあるのだろうとはおもうのだけれど、関係各所かんけいかくしょ受注状況じゅちゅうじょうきょうなどの影響えいきょうから、事務所じむしょにお留守番るすばん必要ひつようになる場合ばあいが、過去かこにはあったそうだしね……。

 会社かいしゃやすみにしたくないばかりに、交流行事こうりゅうぎょうじ二班にはんに分ける……というほどの従業員数じゅうぎょういんすうがあるわけでもないようだから……。

 それに、女性じょせい場合ばあいには、けられないような事情じじょうきてしまうような場合ばあいがあるのだから、強制参加きょうせいさんかというわけにはいかないことだってあるよねえ……。

 でも、たとえそうなったとしても、その人が電話番でんわばんくらいはできるだろうから、用件ようけんをメモして担当者たんとうしゃつくえの上においておくくらいはしておけるだろうからね……。

 でも、なんとなく……すっきりとしない部分ぶぶんがあるのだけれど……。

 しかし、交流行事こうりゅうぎょうじ勤務きんむのうちだということをかんがえれば、しかたがないことなのだろうかなあ……とは思う……。

 ……午後ごごからは午前中ごぜんちゅうつづきとして、Kさんの話をひたすら聞くのが勉強べんきょうということになった……。

 Kさんの話の全部ぜんぶが全部、写植しゃしょくの仕事をすすめていくうえで必須ひっすとなるような知識ちしきだろうかというと、かなり疑問ぎもんだった……。

 会社社長かいしゃしゃちょう家族構成かぞくこうせいだとか、親戚関係しんせきかんけいのどこのだれがこの会社かいしゃ営業えいぎょうにいる……だとか……。ばあばにとってみればどうでもいいことも、Kさんの話の中にはおおいにふくまれていた……。

 そういったことについて興味きょうみがある人にとっては面白おもしろそうな話題わだいなのかもしれない……。

 しかし、そういった内輪話うちわばなしあつかわれているということは、会社かいしゃの中でのわけからないグループや、とんでもない勢力せいりょくに、らないうちにまれてしまっている……というような危険性きけんせいもあるのかもしれない……。

 ばあばは、そういったパワーゲームにはまった興味きょうみがないので、ただひたすらに迷惑めいわくなだけだった……。

 だからといっても、あからさまにいやかお表情ひょうじょうかべるわけにはいかないし……。

 Kさんのこの話は、いつになったらわるのだろうかとかんがえながら、ばあばはだまっていているしかなかった……。

 それでも……Kさんの話は、本人が満足まんぞくしたのか、九十分きゅうじゅっぷんくらいで終わったようだった……。

 その話のおかげなのか、ばあばはこの会社の内部事情ないぶじじょうにはかなりくわしくなってしまったようにかんじるのだけれど……。

 でも、これで本当ほんとうによかったのだろうかなあ……って、ばあばはひそかにおもうのだけれど……。

 そのは、写植しゃしょくつぎのお仕事しごとまわされてきたこともあって、KさんもIさんもいそがしくなってしまった。

 そうなると、ばあばの勉強べんきょうのことなどで大切たいせつ仕事しごと時間じかんられてしまうのは、すじちがってくるのだろうとおもう……。

 なので……ばあばは、ばあばの担当たんとうする機械用きかいよう文字盤もじばん配列表はいれつひょうを、Kさんからあたえられた……。

 ばあばは、Kさんの仕事しごとりがくまでは、それを使つかって自主じしゅトレーニングをしている……ということになった……。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ