二千四百七十六夜、じいじの高校生生活 1167 三年生 122 二学期から 104
今日は、じいじの番です。
多々 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、高校生の頃のことだけれど……。
──まあ、じいじとしても、けっこう情けないのかな……とも思うので、追及はそれくらいにしておいてもらうと嬉しいのだけれど……。
でも、彼女のほうがじいじのことを見限ってしまったのだ……というようなことでは、間違ってもないだろうということを、じいじは祈っておきたいかなあ……と、いまは思っているよ……。
だから結局、その彼女とじいじは、ある時……たまたま……すれ違った……ということになるのだろうかなあ……と、じいじは考えようとしているのだけれどね……。
……卒業文集の表紙絵の下絵については、割とスラスラと描き起こすことができた。
下絵については、描き起こすことで悩む必要はないだろうと思う……。
じいじにとっては、下絵を何枚か描いて彼女たちに選んでもらって、それを彫り上げるだけなのだから……。
音楽を聴きながら、ゆったりとした気分で……部屋の空気が暖かくて過ごしやすければなおよかったのだけれど……。でも、ないものねだりをしてもどうしようもないのだから、考えないようにしたい……。
……今日は、伯母さんの帰りが遅かった……。
担当しているデスクでの着順投票券の売り上げと回収金額の額がきちんと合わなかったと、ぼやきながらの帰宅だった……。
他のデスクではこんなことが結構起きてしまうようだった。
しかし、伯母さんが担当しているデスクでは、めったに起こらないことだったらしいのだ……。
ただ、今日は、そのめったに起きないことが起きてしまったということらしかった……。そうなると、どこに原因があったのか、なぜ数字が合わなくなったのかなどについて徹底的に調べる必要があるのだということなのだそうだ……。
現金を扱う職場なので、厳しい場面が多々あるのだろうとは思う……。
しかし、この町には大きな工場がそれほどない……。
だから、公営競技という、この公益事業が、この町の重要な収入源になっているということらしい。
そんなことから、なお一層の公正さと、売り上げ成績の向上が求められる……ということもあるのだろうとは思うのだけれど、どうなのだろうか……。
……そういえば、十一月の後半と十二月に入ってからの日曜日に掛かる開催日……。それと、お正月休みに掛かる開催日には、じいじは、アルバイトに行くことになっていた……。
その先がこの競○場の大駐車場だったかなあ……。
海のすぐ側なので、鈴○おろしが直に吹き付けて、めちゃめちゃ寒い……ということだったのだけれど、大丈夫なのだろうか……。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




