表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
22/41

第22話 「毒味クイーン再戦」

 アナタは『褒められた』ことがありますか?


「ギュウゥン……」

 ズズゥン……

『デリシャス・ノヴァ』の直撃を受けた『たんぱく鳥』は、霧散して消えていく


「やった、たんぱく鳥を倒した!」

 パラパラっパラ~!

 パラパラっパラ~!

 パラパラっパラ~!

 パラパラっパラ~!

 パラパラっパラ~!

 メンバー全員のレベルが上がった


「みんな、レベルアップおめでとう、結構余裕だったんじゃない?」

「いや、超音波で動けなかった時の、たもつくんの『ごちそう波』……あれが決め手になった。大分威力が上がったようだね」

「善玉キングのおかげで、指の骨折も治ったし、外連味じいさんに作ってもらったこの『レアエナメルガントレット』も、効果抜群だったよ」


「それにも増して、たもつくんの『食事に対する感謝』も上がっているのだろう、素晴らしい攻撃だった」

「へへへ……」

 普段からあまり褒められることの少ないたもつは、さすがに照れる


「よし、あとは最後の一体、『脂質巨人』だけだ」

 メンバーとたもつは、お互いに頷きあい、気合を入れ直す


「『脂質巨人』か……油モノやお肉をいっぱい食べればいいのかな?

 最近は油モノ少し控えていたから、今から楽しみだなー」

「とんかつ食べたばっかりでしょ?」

「だから、それが久しぶりなんだってば」


 イエローが、自分のお腹をさすりながら、

「たもつくん、調子に乗って食べ過ぎると、オイラのようになっちゃうよ?

 あんまり太ると、『ガントレット』のサイズも合わなくなって、外連味じいさんに怒られるかも」

「リアルに怖いこと言わないでよ、筋トレと自転車通勤、がんばるから!」

「ハハハハ……」


 みんなで笑いあい、なごんでいたその時――


「フッ、もう勝った気でいるのか、おめでたい奴らだな」

「この声は……『毒味クイーン』!」


 反対側の崖の上に、紫色のスーツを纏った『毒味クイーン』が立っていた

「『たんぱく鳥』を倒すとは、確かに多少のレベルアップは果たしたようだな。

 だがここまでだ、悪玉キングさまの居城、『アクダマキャッスル』の居場所を突き止めさせるわけにはいかない」


「くっ」

 メンバーとたもつ、戦闘態勢を維持


「いや、これはかえって好都合だ、ここで毒味クイーンを倒すことができれば、もう私たちを止めることはできない。

 ここまで培ってきた、私たちの力を見せてやろう!」

「おう!」


 毒味クイーンは、周りを見渡す

「周囲に『雑味ブラック』の気配はない……もうこの間のような奇跡が起こることはない、覚悟しろ!」

「来るぞ!」

 毒味クイーンが、『ポイズンウィップ』を構えながら飛んでくる


「『カプサイシンブースト』!」

 カアァッ!

 レッドが自分に、パワーとスピードが上がる魔法、『カプサイシンブースト』をかける

「ハイブリッドウェポン、『なぎなた』!」

『おはしソード』と『ナイフ』で、両端に刃のついた『なぎなた』を作る


「『ポイズンウィップ』!」

 ガキィン、ガキィン!

 レッドは、なぎなたを回しながら、毒味クイーンのポイズンウィップをはじく

「なにっ!?」


「私たちを、前と一緒にするなよ」

「くっ、小癪な、ならばこれでもくらえ! 『ベノムテンペスト』!」

 毒味クイーンの魔法攻撃! 毒の嵐がメンバーとたもつに襲い掛かる


「『スイートハリケーン』!」

「『イノシンウェーブ』!」

 ピンクとグリーンの魔法で、ベノムテンペストをかき消した


「今度はこちらの番です、『ビターアローショット』!」

 ブルーの弓矢攻撃!


「『トキシックウォール』!」

 ガキィン!

 ブルーの矢は、禍々しい毒の壁にはじかれた

「貴様らの攻撃など、この私に届くものか!」


「みんな、合体技、『デリシャス・ノヴァ』で、あの壁を破壊だ」

 レッドが、メンバーに叫ぶ

「でも、あの技は前に一回防がれて……」

「今の私たちなら、きっといける、みんなのエネルギーを私に!」

 メンバーは全員、レッドにエネルギーを集中する

「はああああ……」


「レッド、俺の技も!」

「たもつくん、よし、来い!」

 たもつは両手を合わせ、集中する

「いくよ、『ごちそう波』ーーーーッ!」

 ドンッ


「ぐうぅ」

 レッドの体が、もの凄く光り輝く!

「はああ……いくぞ! 『デリシャス・スーパーノヴァ』!」


 ズバアァァーーーーッ!

 ドガガガガガーーーーッ!

「ぐっ、くうぅぅ……」

 レッドから発射された巨大なエネルギー波が、トキシックウォールに直撃


 ピシッ

「なんだと!?」

 バキバキバキーーーーッ

 トキシックウォールを破壊した!


「どうだ!」

「やった、トキシックウォールを破壊できた、勝てる、勝てるぞ!」


 トキシックウォールを破壊された毒味クイーンは、そのまま黙って動かない……

「もう観念しろ毒味クイーン、降参すれば命までは取らない」


「フ、フフフ」

「!?」


「フフ、ハーハハハ!」

 毒味クイーンは突然笑い出し、すぐに怒りの表情に変わる


「舐めるなーーっ!!」

 ズアアァァーー

 凄まじい魔力が、毒味クイーンに集まっているのがわかる


「な、なんだ!?」

「漆黒の精霊、召喚……来い、『ダークマタドラゴン』!」


 バキバキバキーーーーッ

「ばおおおおーーーーっ!」

 地面から、巨大な『漆黒のドラゴン』が出現!

「ド、ドラゴン!?」


 ドラゴンの頭に乗った毒味クイーン

「『ダークマタブレス』!」

「バアアアーーーーッ!」

 ドラゴンの口から、漆黒のブレスが放たれる!


「うわぁー」

「キャーー」


「『ディザスターフィールド』!」

 ヒイィィン!

 メンバーとたもつがいる場所に、巨大な魔法陣が

 バリバリバリバリーー

「ぐああっ」


 毒味クイーンが、『ポイズンウィップ』を構えながら降りてきた

「このフィールド内にいるときは、お前たちの能力を著しく落とすことができる」

「な、なんだって?」



 毒味クイーンは、ポイズンウィップに魔力をそそぐ

「さあ、これで終わりだ! 死ね、『ポイズン・バスターウィップ』!

「くっ……」


 ボッヨ~~ン!


「なんだ!?」

 巨大な影が現れて、毒味クイーンの攻撃を防いだ……醍醐味くんだ

「醍醐味くん!」


「みなさん、大丈夫ですか?」

 薬味ちゃんも駆けつけた

「薬味ちゃんも……助かったよ」


「薬味……」

 毒味クイーンは、薬味ちゃんを見つめる


「毒味ねえさん、またこんなひどいことを……」

「ひどいのは善玉キングのほうだ、まだわからないの?」

「わからない、わからないよ、ねえさん!」

「……わからなくていい、お前は連れて帰る」

「えっ」


 毒味クイーンは、魔力を集中する

「マズい、薬味ちゃん、醍醐味くん、逃げろ!」

「遅い、『ディザスターフィールド』!」

 バリバリバリバリーー


「うわぁー」

「キャーー」

 シュウゥゥ……

 薬味ちゃんと醍醐味くんも、『ディザスターフィールド』にかかってしまった


 倒れていた薬味ちゃんと醍醐味くん。立ち上がり、フラフラと毒味クイーンの方へ歩き出す

「薬味ちゃん? 醍醐味くん? どうしたんだ……?」

 そのまま毒味クイーンの横に立ち、こちらを向く


「フハハハ、私の『毒気』に当てられて、二人はこちら側に寝返った!」

「なんだって!?」

 ゾゾゾゾゾ……

 二人は禍々しく変化、漆黒のオーラが立ち昇る


「改めて紹介しよう、『厄味ビショップ』と『大ゴミルーク』だ」



 ◇今回の健康カルテ

  体重: 64キロ

  BMI: 21・9

  血圧: 130/82→135/85

  中性脂肪: 200

  LDL: 163

  HDL: 31

  尿酸値: 7・4

  γ-GTP: 178

  血糖値: 123

  ストレスレベル: 良好→普通


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ