↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者モモコと魔法少女アンベールのぼうけん  作者: s_stein
第二章 レベルアップの旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/100

59.自動レベルアップの限界

モモコの前に、電子音とともにメッセージ画面が表示された。


『>モモコがLV4になりました』


『>アンベールがLV4になりました』


『>エスカがLV4になりました』


 これに続いて、フェムトとゼプトはLV4に、ガリカはLV7になったことが表示された。


 モモコは、みるみる体力が回復していくのを感じた。レベルアップで体力も回復するから、これは錯覚ではない。


「そうか! LV3で経験値が230だったけど、このLV4の女を倒して一気に299を越えたんだ!」


 地面に倒れていたエスカも、むくりと起き上がった。


「助かったぜ。レベルアップで傷もこの通り、あっという間に回復だ」


「凄い凄い!」


「この女は体力ゼロだから、しばらく動けまい。ざまあみろってんだ」


 そう言いながら、エスカは横たわる女の頭を前足で叩いた。


 モモコは、元気になったエスカを見て微笑む。そして、さっそく、気になるステイタス画面に切り替えた。


 ――――――――――

 ステイタス

 職業:勇者

 LV:4

 経験:300 知能:300 攻撃:300 敏捷:300

 体力:300 耐久:300 魔力:300

 ゲルト:2400000

 武器

 ・モーニングスター(+80)、フットマンズ・フレイル(+70)、斧(+50)、棍棒(+50)、槍(+30)、弓(+30)、鎖(+20)

 防具

 :

 アイテム

 ・錬金術の書、星の欠片、竜の牙、金製のロケット、毒消しの薬草、魔法の手鏡、砂金、竜涎香、古地図

 :

 ――――――――――


 モモコは、目玉が飛び出るほど目を見開く。


「おいおい、ゲルトがめっちゃ増えている! 武器もアイテムも見たことがないものがある! この女、相当盗んでたみたいだな」


「使い道はわかるか? 例えば、錬金術の書とか」


「もちろん」


「もちろん?」


「もちろん、さっぱりわからない」


「ガクッ」


 ちょうどそこへ、ガリカたちがやってきた。


「モモコ、凄い! その女シーフを倒したの!? 一人で!?」


 ガリカは、信じられないという顔をしている。


 フェムトはアルバンの後ろに回り、彼の両目を手で押さえている。


 モモコはその目隠し状態のアルバンが面白くて、腹を抱えて笑った。


「おいおい、アルバン! 何、目隠しされてるんだよ!?」


 すると、ゼプトがモモコを指さした。


「服、着て」


 その時、モモコは、自分が今の今まで全裸だったことに気づいた。


 考えてみれば当たり前の話だ。温泉に浸かっているところへ女シーフが現れ、そのまま戦いに雪崩れ込んだのだから。


 慌ててモモコが着替え終わると、フェムトが顔を赤らめるアルバンから手を離した。


 モモコは、服の乱れを直しながら、思い出したように言う。


「そうそう、お前ら、レベルアップしたからな。感謝しろよ、アル――」


 と言いかけたところで、モモコはメッセージ画面にアルバンの名前があったかどうか曖昧に思えてきた。


「ちょっと確認する」


 モモコはメッセージ画面を再表示する。


 ……ない。


 アルバンがレベルアップしたというメッセージがないのだ。


「……やはり、そうか」


 がっくりと肩を落としたアルバンが、地面に視線を落として蚊の鳴くような声で言った。


「やはり、って?」


「前もそうだった。今度こそ違って欲しい、と願ったのだが」


「だから、何を?」


 アルバンがゆっくり顔を上げる。


「勇者がレベルアップすると、パーティを組む仲間が自動でレベルアップする」


「それは知っている」


「その限界がLV7なのだ」


「はいぃ!?」


「LV8には行かんのだよ」


「ってことは、ガリカがLV7になったけど、それで最後!?」


「左様。私に追いついた形だ」


 そう言って、アルバンは肩をすくめた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=717234455&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。