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異世界で好き勝手に魔法を作っていたら、百年後の教科書が俺の悪口だらけだった

作者:てへろっぱ
最新エピソード掲載日:2026/10/08
魔法技師イゼル・クオルは、暮らしを便利にする魔法を作るのが好きだった。

水を汲み上げる魔法。
荷車を浮かせる魔法。
麦を乾かす魔法。

頼まれれば作り、動けば満足する。
そんな生活を送っていた彼は、ある日、三日間だけ休むつもりで休眠槽へ入った。

そして目覚めると――百年が経っていた。

町も、人も、魔法も変わっている。

しかも学校で使われている教科書を開いてみれば、

『後世への責任を欠いた魔法創作者』
『制動を軽視』
『利用環境の改善を後世に押しつけた』

と、自分の名前が悪い例として載りまくっていた。

「一言くらい褒めてから始めてもいいと思う」

腹は立つ。

けれど、自分が作った魔法は百年の間に多くの人へ改良され、今も誰かの暮らしを支えていた。

百年前の魔法を知るイゼルと、百年間それを改良してきた現代の魔法使いたち。

失敗も、改良も、知らない技術も受け入れながら、イゼルは再び魔法を作り始める。

だが、百年前の弟子が残した一冊の本から、奇妙なメッセージが見つかる。

――あなたの休眠槽は、間違っていなかった。

――誰かが外から、目覚める日を書き換えた。

なぜイゼルは百年間眠らされたのか。
彼のいない百年間に、魔法の世界で何が起きたのか。

百年後の世界で、自分の「失敗」と「遺産」を拾い直していく魔法技師の物語。
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