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手紙と魔女と御茶会と  作者: 野花 智
第三幕 貴方を救うために。
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「ふふ、お嬢さんったら、また空を見上げて」


「おや、何見てるんだい?」


「リーベ。――お嬢さんよ、頻繁に空を見上げるの。可愛いったらありゃしない」


「あぁ、あの子。ほんとだ、ちらちらしてる」


「フューレン、今こっちにいるのに、ね?」


「カー」


「――ん? 指環してるじゃないか、あげたのかい?」


「え? あ、ほんとう。まだつけてたのね」


「……ネックレス、まだつけててくれてるかい?」


「はあ? あたしはひと時だって外したことないわよ。外してんのあんたじゃない」


「わ、悪かったよ。今はつけてるし、これからも。ひと時だって離してやらない」


「――今更ね」


「さて、お茶にしましょう。何が良い?」


「そうだなあ。……君が好きなのを頼む」


「分かったわ。フューレンもおいで、おやつにしましょ」


「カー!」




「「お嬢さん・あの子の未来に、導きがあらんことを」」

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