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「ふふ、お嬢さんったら、また空を見上げて」
「おや、何見てるんだい?」
「リーベ。――お嬢さんよ、頻繁に空を見上げるの。可愛いったらありゃしない」
「あぁ、あの子。ほんとだ、ちらちらしてる」
「フューレン、今こっちにいるのに、ね?」
「カー」
「――ん? 指環してるじゃないか、あげたのかい?」
「え? あ、ほんとう。まだつけてたのね」
「……ネックレス、まだつけててくれてるかい?」
「はあ? あたしはひと時だって外したことないわよ。外してんのあんたじゃない」
「わ、悪かったよ。今はつけてるし、これからも。ひと時だって離してやらない」
「――今更ね」
「さて、お茶にしましょう。何が良い?」
「そうだなあ。……君が好きなのを頼む」
「分かったわ。フューレンもおいで、おやつにしましょ」
「カー!」
「「お嬢さん・あの子の未来に、導きがあらんことを」」




