戦士には休息が必要だと思うんです、僕は!
───夜22時。
念願のマイホーム、念願の1人部屋に招いていない客が1人。
「ディ、ディザベル!?」
ツインテールにミニスカートの私服姿で俺の部屋に押しかけて来たディザベル。
その目的は明白で、俺の身体目当て。
っていうかね、さっき風呂場で襲われたばっかだから分かるの。
「今日はもう疲れてるから!また今度!」
「いーやーじゃー」
ディザベルは仰向けにベッドに寝転がっていた俺のお腹の上に乗っかって来た。
休日、子供に遊びをせがまれる父親の気分だよ。
「さっき一杯やったばっかでしょ!?」
「だーめ♪1週間もキスも出来なかったんだよ?アレじゃあ、ぜーんぜん足りない♡」
ディザベルは俺に覆い被さりながら唇にキスをして来た。
「……ホント、キス大好きだよな」
「そういうお主は、ワシの胸が大好きではないか」
ディザベルは、キスをしている最中も、そして今も自分の胸を弄っているキョウの両手に触りながら言った。
「おっぱいが嫌いな男の子はいません」
「その理屈で言えばワシがキスを好きなのも、女だからじゃろうな。しかし───」
ディザベルは自分のお尻に当たっていたキョウの男性器をパジャマ越しに触る。
「口では色々言っても、ここは正直じゃぞ?」
そのセリフ、女に言われるとは思わなかったランキング1位かもしれない。
「ほれほれ?」
ディザベルは、わざとらしく俺の男性器の上に座り、グリグリと自分のお尻を俺の股間に擦り付けて刺激してくる。
「───ああ!もうッ!!」
「きゃっ♡」
俺はガバッと勢いよく起き上がり、ディザベルをベッドに押し倒す。
「そっちが誘って来たんだからな……!」
俺はアイテムボックスからスタミナ回復薬を3本取り出し、それをがぶ飲みする。
更に俺はガーンデーンのダンジョンで使った身体強化魔法の奥の手、身長190cmの理想の二十代の姿に変身する。
「んな!?なんじゃ、その魔法───!?」
そういや、このディザベルは見てなかったか。まあ、もう遅い。この姿になったら最低でも3時間は戻れないし、そもそも戻る気は無い。
「そっちが、ぶっ倒れるまでやるから」
「ちょっと待───」
「今更『待った』は無しだからな?」
「…………やっちまった……」
時刻は現在、朝の6時。結局、朝まで夜通しやってしまった……。
「今から寝たら17時くらいになりそう……まあ取りあえず寝るにしても、今から風呂入って、リヴァータ達の朝食と昼食を用意してからか……ふぁぁぁ……」
俺は欠伸をしながら自分のベッドを見る。
ベッドには汗や涙や唾液など様々な体液にまみれ、べちゃべちゃのぐちゃぐちゃになったディザベルが、うつ伏せの姿勢で気絶していた。
「起きたらなんて言われるか……」
ディザベルが無理矢理誘って来たとはいえ、流石にやり過ぎた。起きたら謝ろう。
俺は風呂に入って、一通りやる事を終わらせてから、汚れた俺のベッドではなく、2人で使うはずだった新品のキングサイズのベッドで眠りについた。
───その日の夜。
「止めてって何度も言ったのに」
「本当に申し訳ございませんでした」
「何度も謝ったのに」
「本当に申し訳ございませんでした」
「…………たまにならあんな風に乱暴にしてもいいよ……」
「…………えっ!?」
俺の彼女はマゾかもしれない。




