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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第二章 ロリババアと俺がセックスするまで

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バカンスに行きたい

愛の力で首枷騒動の元凶ティーアを見事倒し、捕らえる事に成功した俺とディザベル。


冒険者ギルドにティーアを引き渡して万事解決……かと思いきや、寧ろここからが大変だった。


簡単に事情を説明してギルドにティーアの身柄を引き渡すと、ギルドのお偉いさんから風俗店『ティーア』の制圧、そして奴隷の救出などの協力を求められ、俺達はそれを快諾。


冒険者ギルドそして国と連携して制圧&救助を深夜過ぎまで行った。


流石に疲れた……でも正義の行いによる疲労だと思えば、これくらいなんてことはない……と思っていたんですがね。


翌朝、国と冒険者ギルドからティーアの件に関する詳しい事情聴取が連日行われた。


ジカスの時も面倒だったが今回は人類と敵対している魔物が関わっていたとなると取り調べもキツなるというもの。


精神的にも肉体的にも疲労は溜まり続け、呼び出されては帰ってすぐ泥の様に眠る生活を続ける事5日。


やっと取り調べが終わり、今度は国王から呼び出しを食らった。


要件は『褒美をやるから来い、何が欲しい?』というもの。


既に疲労がピークに達していた俺は死んだ魚のような目で即答した。


『マルテミに行ってゆっくり羽を伸ばそうと思うので金と馬車をくれ』と。


マルテミとは『休みたい、バカンス行きたい』が最近の口癖になっていた俺が暇な僅かな時間を使って調べた現実逃避先で、ガーンデーンから遠く離れた場所にある沿岸国である。


つまり簡潔に分かりやすく一言で言うなら南国のリゾートで休みたいってコト!


……まあ本当は温泉に行きたがったが、この近くに無かったから仕方ない。


「マルテミに行きたいなぞ初耳なんじゃが」


ガーンデーン王との謁見も終わって城から出ると、ディザベルが少し不満そうに俺に言ってきた。


「だって、さっき初めて言ったし」


「前もってワシに教えてくれても良かったんじゃないか?」


「それは……最近忙しくて……」


「ふん」


ディザベルは、ぷりぷりと怒っている。


「ま、まあ王様からマルテミでゆっくり(くつろ)げるだけのお金と行きの馬車貰えるみたいだから準備しといてよ」


「……まあいいじゃろう」


「じゃあ俺、これから明日のオークションの準備とバカンスの準備もしないといけないから」


「うむ」


「帰って来るの夜になるから夕飯は1人で食べてて」


「うむ、分かった」


「それじゃあ」


「うむ、気を付けてな」


「はーい」


俺はディザベルと別れてさっき言った用事を済ませに行った。



───その日の夜8時。


俺はホテルに戻り、浴室で身体を洗いながら考え事をしていた。


考え事というのは、ティーアの件からもう1週間が経ちそうなのに、未だにディザベルに告白出来ていない件についてだ。


最近忙しくてそんな暇が無かったとはいえ流石に待たせすぎだ。そろそろ言わないと本当に不味い。


……けどね、やっぱこういうのってムードとか超大事だと思うんですよ、俺は。


夜景の見えるレストランでだとか、遊園地デートでだとか色々あるはずなんですよ。


チクショウ!誰か俺に恋愛の必勝法を教えてくれ!!どうすればいいんだ、こういう時!?


押すのか!?引くのか!?どっちなんだ!?


最高のシチュエーションで、最高にムードが高まった瞬間を狙えばいいのは分かる。だがそれはいつ来るんだ!?ひょっとして、もう通り過ぎてるんじゃないのか!?


───もう駄目だ、行くしかない!押して押して押しまくる!このタクティクスに俺は全てを賭けた!!


俺は身体を洗い終えて、広い湯船に足を入れる。


「ディザベル聞いてくれ!大事な話が───!」


「なっ、なななな!?な、なんで入って、来て!?」


「ん?」


時刻は夜8時、タオルも持たない裸の男女2人が、湯船で睨み合っていた。

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