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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第三章 恋のライバル出現

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おい、今度は俺と交尾しろ。約束しただろ

俺とディスティアが結ばれた日の翌朝───


「おい、今度は俺と交尾しろ。約束しただろ」


なーんて事をスライム女のクリアちゃんが口走ってくれちゃったものだから、俺、榊原境くんは、朝からディザベルとディスティアのロリババア姉妹に鬼詰めされていた。


「そういえば、こやつの事をまだ聞いておらんかったなぁ?」


「キョウくんに女にされたーとか言ってたよね?え?なに?私って3人目なの?」


「ワシを置き去りにして一体何の修行をしておったんじゃあ?」


「2週間もあったもんねー、他に関係を守った女の子とかいるんじゃない?」


「いいご身分じゃの〜?」


「まるで獣だね〜」


「えぇ?どうなんじゃ?」


「どうなってるのかな〜?」


「───説明を、させてください……」


ディザベルとディスティアの2人に交互に刺されながらも、俺は何とか誤解を解こうとする。


「ほぅ?言うてみぃ、ワシらが納得出来るような説明をな?」


「話せば長くなるんですが……まず修行に使った無人島が無人島ではなくてですね、普通に人がいまして……」


「ふむ」


「そこにはマルテミの軍人達と奴隷として連れて来られた人達が大勢居まして……、やはり正義を志す者として見過ごす訳にはいかないじゃないですか?」


「ふむ」


「そこで俺がバシッっと!悪い奴らを倒し、捕まっていた奴隷達を解放!……そこまでは良かったんですけどね……」


「ふむ」


「腹を空かせたバカスライムが、そこら辺に生えていた葉っぱを拾い食いして大暴走。全長約50メートルものの大きさになって見境なく暴れるもんだから、俺も対抗して身長50メートルに巨大化。回転しながら相手の脳天を地面に叩きつける投げ技、スクリューパイルドライバーでバカスライムの鎮圧に成功!!そうしたら女になってました…………」


「…………」


嘘は言っていない。誤魔化してもいない。全て事実だ。やましい事は何も無い。


だからその苦虫を嚙み潰したような顔で俺を見ないでくれ。


「……なんていうか……キョウくんって目を話すといっつもおかしなことになってるよねー」


「返す言葉もございません」


「……ふん、まあよい。お主が突拍子もない事をするのは、今に始まった事ではないからな。こやつが女になった経緯は分かった。しかし交尾とは何だ?約束しただと?」


「それはコイツが勝手に言ってる事で……」


俺は、元スライムのクリアちゃんに視線を向ける。


「折角、人間の女になったんだ。人間の繫殖行為を体験したいと思うのは普通の心理だろ?知識は経験が伴(ともな)ってこそだろ?」


「ふむ、それもそうじゃな」


「…………えぇ───ッ!?」


どちらかというと大反対で、俺と一緒にバカスライムを説得してくれると勝手に思っていたディザベルが、まさかまさかのスライム側に付くとは夢にも思わず、俺はディザベルを二度見しながら素っ頓狂(すっとんきょう)な声を上げてしまう。


「なんじゃ、間抜けな声を出して」


「いや、いやいやいや!?」


「別に驚く事はあるまい?こやつは元々、知識欲の塊のような存在。人間の言葉を理解し本を好むようなスライムが性行為を知りたいと思うのは至極当然の事。それに、こやつの言う通り、知識は経験が伴わなければ意味が無いしのぅ」


「い───や!?そういう事じゃなくて!?セックスよ!?セックスすんのよ!?俺が!コイツと!!」


「別にすれば良い」


「へぇ!?」


何を言ってるんですかね、この人!?


「それに少しは考えてみろ?お主が面倒を見なければ、こやつは自身の知識欲から、そこらの男を引っ掛けてしまうぞ?」


「う”っ!?」


た、確かに───!


コイツは今は人間の形をしてはいるが元は魔物。


自制心や人間の倫理観(りんりかん)なんて持ち合わせている訳が無い。理解している訳が無い。


コイツは導火線に火が付いたダイナマイトだ。今のコイツの状況は正しくそれだ。


もし爆発でもしてみろ?


創作のサキュバスのように見境なく男を襲う淫乱が俺達のパーティーに爆誕し、もの凄いスピードで噂は拡散し、この国に居られなくなる!!


「…………もしよ?もしコイツと、あんな関係になったらどうすんのさ!?」


あんな関係とは恋人同士の事だ。言うのも憚(はばか)られる。


「その時はその時じゃろ」


「うぇぇぇ!?」


またも予想外の返答に変な声が出てしまう。


「愛を否定する気は無い。ワシ達の事を蔑(ないがし)ろにしなければいい」


ディザベルは、そう言いながら椅子から立ち上がった。


「ちょ、ちょっと!?」


「ワシ達は、これからお姉ちゃんの服を買いに行く」


「生き返ったばっかで着る服が無いからね~、いつまでもディザベルの服を借りる訳にもいかないし」


「夜までには終わらせておくんじゃぞ」


そう言い残し、ディザベルとディスティアは家から出て行ってしまった。


「ま、マジ……?」


部屋には途方に暮れる俺と───


「よし、やるぞ」


やる気満々の淫乱バカスライムだけが残された。


「ハーレム物のラブコメでも1章で1ヒロインだけだろ、普通───ッ!?」

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