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バカしかいない異世界で最強軍師になってみた  作者: 鉄道の人
チート嫌いのソウタの昔話
51/70

チートと反撃

久しぶりの本編。

「なんだよこれ……施設が……」


転移した僕達の目に映ったのは、僕が今迄いた場所が、業火に包まれていた。


ひとまず、僕達はそれなりに原形をとどめていた壁に身を潜める。


「そんな……」


僕は言葉が出てこなかった。


まさかこんなことが。

ありふれた日常が瓦解していく。


「誰だ……こんな酷いことしたのは……」


エイタもかなり動揺していた。


彼は僕以外にも面倒を見ていた仲間がいる。


『みんなに万が一の事があったら』

と言う不安が募っていたのだろう。


正直、この感情は今となってわかった。


しかし、立ちはだかる炎の壁に阻まれ、思うようにいかない。


『エイタ……大丈夫か?』


突然、脳内に声が聞こえた。


「よかった! 無事なんだな?」


エイタはすぐさま応答した。


『ああ……僕らは全員脱出してる』


仲間の安否が分かったからか、彼は少し安堵の表情を浮かべた様に見えた。


しかし、すぐ緊迫した口調で、「何があったんだ?」と聞いた。


『気をつけて……奴が来る』


不意に、会話が途切れた。


エイタが何度も問いかけるが、もう返事は来なかった。


「くそ……向こう側に何があったんだよ……」


苦虫を噛み潰したように悩んだ挙句に、


「ソウタ、少し待ってくれるか?」

出発する決意をした。


ひょっとして、得策ではないかもしれない。

このままジッとしているのが吉なのか。


……最後まで悩んでいた。


しかし、今はただ「いってらっしゃい」としか言いようがなかった。


壁に空いていた穴の隙間から彼の後ろ姿を拝みながら。



ーーーーーーーーーーーーーーーー


sideエイタ

(わかりやすくする為視点を変更しました。ソウタがアカギに教えた話とは少し違いますがまあいいでしょう)





「うぉっ!」


進展は意外と早かった。


いきなり、近くから爆発音が聞こえた事を皮切りに僕は臨戦態勢に入った。


「念のため武装をしておくか。気分は乗らないけど」


僕は剣と散弾銃を『造った』。


そして、その読みは当たった。


「そこかっ!」

左から尋常じゃない程の殺気を感じた。


さっきの会話でみんな逃げたと分かったから、もう躊躇なく戦える。


僕は殺気の方へ、一発撃ち込んでやった。


「さて、二発目の用意でもしておくか」


僕が構えていると、殺気の根源が姿を現した。


「お⁉︎ もう残ってねぇと思ってたらなんだァ?  殺し甲斐ありそうだなぁ!」


「君か……僕の幸せを奪ったのは」


瓦礫が散らばっている施設の跡地で、僕は襲撃者と対峙した。












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