チートと繰り返す歴史
投稿遅くなって申し訳ない……
「何処へ行くとか決まっている?」
「いいや、そんな決めていない」
「ええ……」
そんな訳で僕達は外の世界へ出て、エイタがよく行く街や自然を見て回ってきたのだが……
黄昏の日が差し込んでくるとある浜辺にて、僕達は小休止を取っていた。
「取り敢えず、今迄の感想とかある?」
「なんてコメントしたらいいのか分からない」
「まじか」
なんでこうなってしまったのだろうか。
「なんか言うとすれば?」
「なんか……もう……色々と……とても凄くて」
この時、僕は語彙量が皆無であった。
ホント笑える。
本来、国語についての勉強をしたら語彙量皆無なんで事はあり得ない。
ここら辺のバカみたいだな!と自分でツッコミを入れたくなるけど、それをした所で僕に一切意味がないからやめた。
「まあ、こう言う感情ってのを知らずに育ったから仕方ないといえば仕方ないのか?」
困った様子でエイタが言った。
「面目無い……勉強不足だな……」
自分の事で悩まれると、つい申し訳なく思ってしまう。
「気にしないで! 僕もそうだったし」
エイタが謝り返す。
「へぇ……エイタもそうだったのか……」
この時、普通の人なら安心感を覚える。しかし僕はそうならなかった
人は自分と同じ事をしている人を見ると安心するらしい。
逆に、1人である事をするのは不安が伴うらしい。
何故なんだろう。よく分からない。
「ああ、最初はみんなそうなんじゃないかな」
「そんなものなのか……」
エイタが話を続ける。
「僕も最初にこの景色を見たときは『すっげえ』としか言えなかったからね。具体的にと言われてもできなかった。だからこれは自分で身につけて貰わないとどうにも出来ないからね、もっと沢山経験を積まないと」
彼は経験者らしい事を言った。
僕は不意にその事を少し聞いてみたくなった。
「良ければその時の話聞いていいかな?」
「気になるか? いいよ」
彼は快諾してくれた。
ーーーーーーエイタの昔話(要約)ーーーーーー
*side:エイタ
元々は僕も初めて会った時のソウタ君みたいに『感情』を持っていなかったんだ。
そんな僕が今、ここで生きているのは僕みたく先輩の出逢いが会ったからなんだ。
名前は……『舞阪引佐』とか言ったか。
これまた俺たちとそっくりの女の子だった。
「はじめまして……『KWE25』」
因みに僕も彼女の登場の仕方を真似たんだよ。
「いえ……そうですね……『河津エイタ』さん?」
唐突に僕に名前を付けた。
そして……
「そっか、まだ『感情』がないんだっけ……。 それ!」
彼の指から何かの光が出て来る。
その光は眩しかったがしかし暖かく、僕を包み込んだ。
刹那、僕の『何か』が吹っ切れた感じがした。
例えるならそう、頭の中の鎖がバチンと切れた感じかな。
デジャヴ?知らないよ。




