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バカしかいない異世界で最強軍師になってみた  作者: 鉄道の人
チートは便利だけどたまに毒
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ソウタの想像と三位一体

ここは電脳迷宮。


恐らく手入れする人なんているはず無いと言う設定の遺跡の回廊の終点にある小部屋。


目の前には錆びで動きづらいと思われるレバー。


そしてそれを起動させんと立っている俺。


「行くぜ……『悪夢襲来(ナイトメア・パーティ)』!」


俺が俺を召喚する。


そう。三倍の力でスイッチを入れようとしたのだ。


頭脳派の俺としては珍しい力押しの作戦だ。


本来の用途では無い使い方をしているのだが、応用を効かせると言ったところか。


「「「うおおおおおおおっっっっっ!!!!」」」


『俺達』は全力を出し、レバーに飛びかかる。


全員右手でレバーを押している。


いつもの俺の三倍の声が響き渡る。


やや五月蝿いかもしれないな。


俺(本体)が全体重を使って押し込む。


もう1人は重力と体重で引っ張り、もう1人が根元側を支えている。


3人一気に先端を押すとてこの原理で根元が折れるなんて事があることを危惧してこうした。


まさに三位一体。自分で言うのは何だが。


3人(全員俺)でレバーを入れようとするが、ギリギリと音を立てて少しだけ動いた。


しかし、まだ仕掛けを発動されるには程遠い。


「「「まだなのかぁぁぁぁっっ!!」」」


流石に三倍でも利き手では無いのは大きなロスか。


『俺達』は常に全力を出すのは嫌だった。


体のリミッター解除はそんなに長く続かない。


常用最大限の力が最大に比べて5〜7%程。


緊急時及び所謂『ゾーン』に入っている一瞬で、大体20〜30%ほど。


長く使っていると体が悲鳴を上げ、疲れなど色々溜まり、動けなくなる他、骨折や肉離れなどの原因を作る。


だから出来る事ならあまり使いたくは無い。


しかし、今のままでは絶対無理だとは分かる。


例えるなら……大きな株状態。


何か大きな起爆剤が無いと……と言ったところで俺達は勝負に出た。


俺達は、『本気』を出す事にした。


これに賭ける。


俺達は一気に全力を出した。


「「「いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」」


そして、その想いが伝わってくれたのか、あれほど動かなかったレバーがみるみる入っていく。


「「「出来た!この流れで!」」」


もう、俺達を止める術は無い。


そう思えた気がした。



そしてとうとう、レバーが限界地点に達した。


同時に、何処かで仕掛けが動いた様な音がした。


俺達は、その場に座り込んだ。


「「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」


3人で喜びに浸っていると、役目を果たしたと言わんばかりに分身達は消えた。


「また宜しくな! 俺達!」


かなりの力をここで使った為、俺の体力は底をついていた。


「オリジナルスキル習得。『疲弊成長』」


早速説明文を読んでみる事にした。


「オリジナルスキル『疲弊成長』


『疲弊』状態になった時、HP,STR,VITの最大値が5%永続的に上昇。


上昇回数は無限。


習得条件:合計STRが2000を超えた状態で、『疲弊』状態になる。


「だんだんと人間離れしたスキルばっか習得しそうな気がするなぁ……」


俺は将来の俺がどうなっているか想像してみる。


異世界ヒャッハーや俺Tueeeeeee展開が1番つまらないからな。


「ちょっと腕のあるボスくらいで、たまに強大な奴と戦う感じになるのがベスト。まあ、そんなのあるはずないよな」


取り敢えず体の疲弊もだいぶあるので一休みして行こう。


え?さっきからずっと一休みしかしてない?


気にすんな、それ相応の状態なんだよ。






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