16部隊と『必殺技』
「あの装甲、復活出来るのかよ⁉︎」
どうなってんだよ、あの身体は……
「奥の手……の様ですね……。きっと何回もは出来ないかな……」
アカリさんはこの旨を知っていた様だ。
「じゃあ、またさっきのスキルまた使って装甲を剥がしましょう!」
俺はアカリさんに提案した。
「む……無理です無理です! あんな強いスキルぽんぽんとなんて出せません!」
割と強めに却下された。
「はぁ……仕方ない……。 俺がいい作戦考えるまでそこでSPでも貯めてて下さい……」
SPは時間経過で回復する。
俺はそう言ってまた「魔獣」の元に戻り、防衛を再開した。
「やはり、ある程度此方の場所が分かっているけど、百発百中って訳ではないみたいだな」
俺は腕で攻撃をいなしながら考える。
正直なところ『アームスティック』の耐久値が後どれほどか分かっていない。
しかしもうすぐ壊れる。それは分かってる。
俺は考える。
こんな時、戦略ゲームだったらどうするだろう。
そう考えると、答えが自ずと舞い降りる。
「戦略ゲーム歴20年舐めんなよ」
俺は戦略ゲームなら右に出るものは2〜3人くらいだった。(学生の頃、家でひたすらやっていた)
「『閃光弾』」
光で「魔獣」の目を欺いた。
「今のうちに……」
早速俺はアカリに作戦をつたえた。
「分かりました。それで必ず倒せるんですね?」
すぐにに分かってくれた。流石こっちの人間。
「ああ。ぬかりはない。」
俺はすぐさま「魔獣」に取り掛かり、攻撃を加え、注意を引く。
勿論反撃がやって来る。
俺はまた腕で防ぐ。
俺の読みが正しければ、後何発かで……
ガン!
壊れた。
それじゃ……
「今だ! 行け!」
「はい!『腐敗の斬撃』!」
なるほど。さすがはアカリさんだ。
『俺の作戦はこうだ。 まず隊長が攻撃して装甲に傷をつけてくれ。一箇所でいい。そうしたら俺が電撃波で核を撃ち抜く。俺の腕で決まるが、どうか信じてほしい』
「魔獣」の装甲が一部分剥がれ、肌が見えてきた。
「よし。今度は俺の番だ」
俺は指を銃の形にする。
最大出力……一点集中……チャージ……
1mmでもズレたら効果はほぼ無い。
プレッシャーが押し寄せる。
「これで……決める……」
狙いを定めて……チャージ完了!
「『雷の弾丸』ッッ! いっけええぇぇぇぇえっっ!!」
『落雷』の雷を一点に収めて圧縮して打ち込んだ。
それはさながらレーザーの様であった。
そしてそのレーザーは「魔獣」の体を撃ち抜いた。
そして、核を貫く。
動力源を失った「魔獣」は最後の足掻きを見せるも、それは無駄であった。
そして「魔獣」は、今度こそ二度と動かなくなった。
「やったぞぉぉぉぉぉぉお‼︎‼︎‼︎‼︎!」
珍しく大声でを出してしまった。
柄でも無い……
まさにこれは『必殺技』だな。
「お疲れ様でした……貴方が居ないと今頃どうなっていたか……」
「いや、隊長の協力あってこその勝利だ。ありがとう。そして、お疲れ様でした」
こうして、森林における激闘は幕を降ろした。
〈新出スキル紹介〉
ノーマルスキル『閃光弾』
半径5メートル(地球基準)にいる者を敵味方問わず『盲目』状態にする
『盲目』状態
10秒の間、攻撃スキルの命中率が90%低下
オリジナルスキル『腐敗の斬撃』
斬りつけた相手のVITを20%低下する呪いの剣。
尚、『装甲』持ちの敵の装甲の一部を剥がす事が出来る
習得条件:『装甲』持ちの敵の装甲を50回剥がす
オリジナルスキル『雷の弾丸』
圧縮した電撃で攻撃。70%の確率で被弾者を『麻痺』状態にする
『麻痺耐性』を持っていない者に被弾すると8%の確率で『即死』させる




