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22.仕事をやめた私

22.仕事をやめた私


すぐに次の職を探す気にはなれなかった。

疲れ切っていたからだ。

部屋も荒れ放題だったし、それに、強迫行為もかなり酷くなっていた。

一度酷くなった強迫行為を落ち着かせるには時間がかかるのだ。


石鹸だとかゴム手袋、それから下着が主な出費で、他に何か買うものがないからという理由もあって、なかなか勤めていた時に貯まったお金が減らなかった。

すぐにでも、生活に困窮する状況ではなかったため、結局、私は10月頃から就職活動を始めた。


相変らず、職種、業種にこだわりは無かったが、残業時間のないものに絞ることにした。

強迫性障害を引きずっての長時間労働には耐えられないと痛感したからだ。

多少給料が安くても、昇給がすくなくても、見つかるまでに時間がかかってもいいから、とにかく残業のないものを、年間休日の多いものを探した。

若年性ハローワークという無料で就職支援を行ってくれる施設を利用していたため、何件か求人を提示させられもしたが、時間外労働と年間休日をみて拒否した。


職務経歴書の退職理由だって時間外労働について記載したし、面接でも残業時間について細かく質問した。

それが理由で落とされたっていいと思っていたし、寧ろその方が好都合だと思っていた。

「入ってみたら拘束時間の長い職場だった」なんてことになったら同じことの繰り返しだと考えたからだ。


そうやって半年くらいの期間をかけて私は再就職した。

その会社は、また測量業界だった。


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