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19.高校を卒業した私

19.高校を卒業した私


私は大学に進学しなかった。

できなかったわけではない。

簡単なところなら合格できただろうし、推薦だって相談すればなんとかなったかもしれない。

金銭的な問題でもなく、親は大学進学を望んだ。

私は怖かったのだ。

この病気を抱えて、このまま大学に進学し、就職し、はたしてやっていけるのだろうかと。

兎に角怖かった。


高校を卒業して一息ついた私は、それが楽かというとそうでもないけど、特にすることも無く堕落した生活をおくった。

3年もの期間を棒に振った。


転機は内装、インテリアを学ぶ職業訓練校だった。

ハローワークを通して通う職業訓練校というものがある。

その名の通りの事を学ぶわけだけど、色んな人が来ていた。

この経験は良かった。

何が良かったって、良い歳した人間も全然立派じゃない、たいしたこと無いと思えたからだ。

自分を卑下しがちな私にとって、そう思えたことが救いだった。


もともとの性格と、強迫性障害のせいで、何かに挑戦することに対して消極的であったが、6ヵ月の課程を修了した時には、取り敢えずやってみようという気になっていた。


それから、私は更に3ヵ月の職業訓練校でAutoCADを学んだ。

もともと、収集癖がある為、資格を集めることに楽しみを見出していた。


相変らず強迫行為を続けていたが、クレーンの免許を取りに行ったり、防火管理者の資格を取りに行ったり、充実していたと思う。


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