3、ルべリオお兄様
読んでいただきありがとうございます。
間違った点やおかしいなというところやアドバイス等がありましたらどしどし指摘してください。
さて、これから何をしようか?恩返しや色んな経験を積みたいとはいったもののこれからどうすればいいのか全くわからない。
私はむむーっと頭を悩ませながら自室へと入った。
「ひっ!何してるんですかっ、お兄様っ!」
「やあ」
疲れたなと思いながら一息つこうと思い寝台に目を向けると、私の枕に顔をうずめながら頬を紅潮させている兄ルべリオがいた。
「やあ、じゃないですよっ。私の寝台で何やってるんですか!?」
「いや別に。疲れてたからちょっと寝てただけだよ」
「自分の部屋でねればいいじゃないですかっ」
「いいじゃないか、兄弟なんだから。そういえばアリシア、あの腐った王子からようやく解放されたんだって!?安心したよ。だってアリシアにふさわしいのはこの僕だけなんだから!」
「・・・」
さらに頬を紅潮させ叫び出した兄の姿はシスコンという域を軽くオーバーして、もはや変態としか思えない。
「あの~お兄様?出て行ってもらえますか?」
「なんでだ?それよりアリシアはこれからどうするんだい?なんならこの僕がアリシアのお婿さんになってあげるよ」
出来るだけ優しく諭そうとしているのにさらに調子に乗って挙句の果てには「お婿さんになってあげる」なんてぬかすお兄様に見切りをつけ、空気のような存在として扱うことに決めた私は窓のそばの椅子に座って思いにふけることにした。
途中空気が騒いでるような気がしたけれどもそれも気のせいだろう・・・多分。
「・・・お兄様、私少し相談したいことがあるんですけど聞いてもらえますか?」
かれこれ一時間ほどたっただろうか?私は相変わらず寝そべっているお兄様に声をかけてみた。お兄様は「ああ」という返事を返し、私の真面目な声を聞いてか寝そべっていた体をモソモソと起こした。
「お兄様、私ずっと考えてたんですけど私、少し家を出ようと思います」
「っ・・・もしかしてアリシア、君は・・・」
お兄様は私が言おうと察してくれたくれたのだろう。私は「ええ」とだけ答えた。私は少なくともルべリオお兄様には言葉がなくてもある程度は通じる理解のある相手だと思っている。なんだかんだ言ってこんな危ない一歩間違えたら即逮捕なお兄様は、いつも私がしようとすることには一番に賛成してくれたからだ。きっと今回も賛成してくれるはずだろう。
「・・・駄目だっ!絶対にダメだ!!」
「へ?」
今なんと?
「とにかく僕は絶対に反対だからなっ!」
そう叫びながらお兄様は急にひらめいたような顔をし、「そうか・・・もしかして」とブツブツと独り言を言いだしたと思うと今度は私のほうを向き自信満々にこう言い放った。
「アリシア、ズバリ君は反抗期というやつなんだろっ!」
「・・・なんですかそれ。ていうか来るの遅すぎるでしょう。私もう17ですよ!」
結構真剣な問いだったのにまさかの「反抗期」という一言で片づけられてしまったのに地味にショックを受けた私は無理やりお兄様を廊下へと叩き出した。
どうやら私はお兄様を勘違いしていたようっだ。お兄様はただの変態であって理解のある人なんかじゃない。私はそう認識を改めた。




