938.再び異世界(32) マイア帝国(2) 監察官
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召喚 ベテランの監察官!
私の召喚体でもいいけど、こういうのは専門家が良いに決まっている。私の召喚体を補佐官として彼に同行させることにする。ちなみに監察官は代官よりも高い権限を持つこわーい人だ。実際は補佐官の私のほうが上だけどね、監察官の監視官だから。
ランダは使えない・・監察官の搭乗を拒否するからね。 以前作ったランダベースの探査機の1つを充てがう。
別に密偵ではないので、堂々と監察官として赴任させる。ついでにシッデルを乗せていく。
渡航費が無いと言っていたから・・・。
赴任準備金は出るけど、何故か渡航費が遥かに高いのだった。 それなりの人しか代官は務まらない様だ。
これ、改善が必要だよね。“金が無いけど有望な人材” が埋もれてしまう。
よく帝都に来れたね。話を聞くと商船の伝を使ってあちこち経由しながら何年かかけて乗り継いでたどり着いたらしい。“帝都ドリーム”を夢見て・・ドリームを夢見るってダブってるね。
「うりうりぃ、ねー知ってるんでしょ? シッデル」
「なっ何をですかぁ?」
監察官の居ない所でシッデルを問い詰める。
「決まってるでしょ、不毛の地の代官を買って出た理由」
「故郷へ錦を飾る? でしょうか?」
「違う違うったら、実はあてがあるんでしょぉー」
「あてって、なんですか?」
「それを聞いているんですよー、ねっ、お、し、え、てっ」
ちょっと色っぽく言ってみたが効果は無いようだ・・ちょっと幼く見えるからね・・。
色っぽい出来る系の女子を目指して偽装したけど・・・本体がちっこいので、おませな子供になってしまっている。
「えっ、補佐官さんにだけですよ、監察官には言わないでもらえるよね」
子供扱いされたのかな? 効果は有っということにしておこう。
「もちろん、シッデルさんと私だけの秘密よ」
私の中には皇帝も含まれるけどね。
「実は小さい頃に山で遊んでいたら見つけちゃったんだよ、洞窟を。
中に入ってみると、いろいろな鉱物が採れそうなんだ。
その時はきれいな宝物を見つけたと思って入口を塞いで隠したんだけどね
今回それを思い出して、その資源を使って国を再生できるんじゃないかと思いたって代官に立候補したんだ。
またとないチャンスだろ」
やはりな
「でももうかなり昔の話ですよね。
他の人に見つかっちゃてないですか?
土地開発されて掘り起こされてるとか?」
「大丈夫さ、土地なんて開発する余裕は無いし、禁断の地なんだ」
禁断の地で遊んでたのね
「凶悪な魔物が住んでいるところさ、駆除してまで行こうと思わないさ」
「そんなところにどうやって行ったの?」
「昔から特殊な才能があってね」
従魔師かな?
「動物に嫌われるんだ、近づいてこない。無視されるみたいなんだ」
可哀想に、好かれるんじゃないんだね
「だから私以外行けないさ」
「私は多分行けるよ」
「えっ! な、なぜ?」
「私、テイマーだから強制的に従魔にしていけば・・・行けるわね」
「強制的って・・かなりハイレベルなテイマーでないと」
「そのとおり、私、レベルはカンストしてる」
「じゃ、同じ様なテイマーが来たら?」
「難なくそこに行けるわね、でもそこにあると知らないならわざわざ行かないかな」




