931.再び異世界(25) ヤミゾラ帝国(2)
ヤミゾラの世渡りネットワークの拠点は全部で500箇所もあった。
面倒な事だ。
とりあえず全拠点に私が行き、自分の世渡りポイントを作成する必要がある。
そして誘導弾を使い一気にネットワークポイントを破壊。新たなつながりを作れない様にする。
更に稼働していない装置も全部破壊する。
次にそれを作れる工場を破壊。
最後にその装置を作れる人を拉致する。設計データを・・・
データはどこにあるのか不明瞭だ・・・データセンターをすべて破壊しても何処かにバックアップがあるはずだ。そんな事をしたら生存に必要なデータも失われてしまう。
実際これらの事をする権限はあるんだけど・・文明を根絶するなんて出来たらしたくはない。
新米神様なんてそんなものだ、一人の人として考えてしまう。
賢者神なら迷わず実行するだろう。以前もやった様に・・
その他の方法で最も実現性が高いのは、私がヤミゾラを支配してしまうことだ。
ただ、500拠点それぞれの世界には管理している神がいる。最大で500柱の神の許可を得なくてはならない。
その世界に行き、神の痕跡をたどり、その神と交渉する。 これを500世界分。
主神を含む6柱の特命とはいえ交渉もすんなりと進むとは思えない
やりたくはないけど・・
“召喚! 私を500体!”
・・ついにやってしまったが、一人で回っていたら実行できるのがいつになるかわからない。
ゼロシフト世渡りを500箇所も考えたけど、一箇所に一回ではないからもっと多い。ネットワークを辿らないといけないからね。ただ、召喚体は世渡りが出来ないので今回使った探査機を改造して乗れるようにしてもらった。というか探査機は元々ランダの機体をベースにしていたので、さほど手間はかからなかったみたいだ。座席を付けたぐらいかな? 攻撃も必要だから誘導弾とか色々付けた。
召喚体にはそれぞれ目的のポイントまで辿ってもらい、そこを管理している神と交渉させる。
私、召喚神だからね。 このやり方が正しい。分体とかだと意識を共有しなくっちゃいけないので大変だ。召喚体なら後で報告を受ければ良いだけだからね。
私の前には500体の私が整列している。
「いってらっしゃい、頑張ってね」
「「「・・・「私達を誰だと思ってるの」・・・」」」
「私です」
「「「・・・「そうよ、まっかせなさい」・・・」」」
と一斉に答えると、探査機にのって出発していった。
頼もしいけどちょっと不安のある私でした。・・・これ独り言だし。
私とシリルはアルミタを連れてヤミゾラ本拠地を目指す。 ・・ランダも。
偶然かヤミゾラの本拠地もデストラ姉さんの管理する世界だった。
っとその前にアルミタ星にある世渡り装置を破壊しておく。これがあるとナヤダン帝国にも来ちゃうからね。
まず私がアルミタ星に行き、アルミタ星系の見つからないところに私の世渡りポイントを設定する。
そして、世渡りでアルミタ星系に移動してっと。
アルミタ星にある世渡り装置を破壊する。
どどーーーん
よしっ、完了。
各ポイントに私の召喚体が到着し、そこを管理している神との交渉が完了すれば、
それぞれ拠点を制圧する事になっている。
それで各拠点からヤミゾラへの増援は絶たれる事になる。
で、私がヤミゾラを制圧すればミッションクリア。・・・の予定だ。




