843.番外編(3) 皇舞亜の場合(54) ロントロの末裔(46) コンパス帝国(14) コンパスδ(4)
私達は気づかないふりをしてあげた、スイッチ押したの代表だからね。
脅迫して何かを得ようとしていたのかと思ったけど違った。イベントだったらしい。
ラクトマの発掘戦艦を自分のところで改造できなかったので悔しがっていたらしい。
自分のものにならなければ壊してしまえという、危ないやつだった。
当然犠牲者が多数出たみたいだ、建造中の船なのでクルーではなく作業員だ。
完成した艦には人は乗っていないが、建造途中の艦にはかなりの作業員がいたはずだ。・・南無。
事故?の処理で代表が忙しくなったので、私達はおいとますることにした。
びぃーぷぉん、 びぃーぷぉん
帰ろうかなと思った時に警報が鳴った。
スタッフが騒いでいる
「艦隊がこちらに向かっている」
「コンパスεだ、連絡はないぞ」
「代表は?」
「今、事故処理で会議室に居る」
・・・
「宰相、これどういう事?」
「私にもわからんが、
コンパスにεは少し離れた星系にある、かなり前から出航しているな」
「ここにも軍は駐留しているの」
「ああ、警備隊レベルの分隊だがな」
放置も出来ないのでもうしばらく居る事にした。
しばらくして代表が、私達の所にやってきた
「協力してもらいたいことがある」
私達の艦を爆破しようとした人に?
「なぜ?」
「・・なぜって・・なぜ疑問形?」
「私達は単なる視察なので、軍事行動には参加できません」
「戦艦で来ているじゃないか」
「あれは私物です、自家用車みたいなものです」
「今、我々にはほとんど戦力がないのに、艦隊がこちらに向かっている」
「修理要請とかじゃないんですか?」
「連絡がない」
「通信装置が壊れたから修理依頼に来たとかは?」
「おそらく、反乱だ」
「そんなのちょちょいとやっければ良いんじゃないの?」
「あれは新型戦艦だ、ロクブナイトコーティングされている」
「あの鉄剣で切れるやつ?」
「・・新型のイオンビーム砲も装備している。
ここで作った戦艦だ」
「それで?」
「迎撃して欲しい」
「せっかく作ったのに?」
「おそらくこの星を足場として母星に攻撃を仕掛けるつもりだろう
ここでは武器の補給が可能だからな」
「宰相、どうするの? 私に依頼するってことはどういう事かわかってる?」
「他国の軍事介入を許容すること・・支配下になる?」
他国が戦艦で視察している時点で異常なのだから、まっいいか
「まっ、いいけど、私にはメリットがないんだけどなー・・」
領地や爵位なんて要らないし、資材を貰えると助かるかな
「・・じゃあ、このリストの素材を貰えれば請け負うわ、これは軍事介入じゃなくて取引よ」
「この量はちょっと・・」
「じゃあ敵艦を貰えれば足りそう?」
「なんとか・・」
じゃああんまり壊すといけないね。ばらばらになると集めるのも面倒だし。
「じゃあ、シャトルで行ってくる」
「シャトルで艦隊と戦うのか?」
「そうよ、小さくて小回りがきくから、それにあまり壊したくないし」
敵を壊滅するだけなら、シリルのブラスターで終わりだけど、それだと後始末が大変だからね。
一旦シリルに戻って、ライとシウにも参加をしてもらう。
作戦はいつもの通り、小型艇のステルスモードで近づき、転移で乗り込む、
クルーはスリープかパンチで眠らせ、転送で回収していき、多分補給艦と思われる艦にまとめていく、
乗員の居なくなった艦をアイテムボックスに入れる。
この一連の動きをひたすら続けて終わり。
戦闘は嫌いなのでこれが一番平和的だ。
結構手慣れてきているので作業は速い、1日もかからなかった。
そう、私達にとってはこれは “戦闘” では無く “作業” だ
「終わったわ」
「・・・」
「聞いてるの? 終わったわ」
「・・聞いているが・・終わったのか?」
「戦闘は嫌いだからね、
あと補給艦みたいのに乗組員を集めてあるから好きにして・・
あっ、補給艦はあとでちょうだいね、約束だから」
さて、ここの食事はあまり美味しくないし、次はコンパスε・・って反乱を起こした星・・
「宰相、次、コンパスεだけど、どうする?」
「行かないわけには行きませんな、今回の処分も必要でしょう」




