838.番外編(3) 皇舞亜の場合(49) ロントロの末裔(41) コンパス帝国(9) コンパスγ(1)
コンパスγも割と近い位置にある。
ここは主に工業中心の星である。
うーん公害かな? 空気が淀んでいる。
視界が悪い 視程1メートル程度・・
無視界でもセンサーだよりで着陸はなんとか出来た。
私はちゃっかり、ガスマスクを取り出して装着する。
「マイ様、私の分はありませんか・・ゲホゲホッ」
仕方がない、案内人は大切だ、もう一つ取り出して渡す。
「1万ゼル」
「お金取るんですか?」
「これは経費に含まれていないわ」
「仕方ないですね、ケチ臭い・・」
「なら返してよ、
払わないほうがケチ臭いでしょ」
「わかりました、この星の代表に払わせましょう」
「じゃあ私の分も」
「わかりましたよ、もう、なんでこんなに空気が淀んでるんでしょうね」
あっ、星の代表が来た・・
潜水服みたいな完全防備だ
「コー ホー 、 よくいらしたこんな惑星に。」
喋りづらそうだね
「まずは中にお入りください・・・そのマスク良いですね」
あげないよ
このマスクにはバリシールドの技術が使われている。酸素と窒素だけを一定の割合で通す様になってる。
高級品なのだ。
まあマスク無くても常時発動しているバリシールドでいいだけど、この環境で無防備だと不自然だからね。
建物の中に入ると全室があり、代表たちはそこで防護服を脱いだ。
ばしゅあー ぼぅおーーー ぶぉーー〜〜
エアブロアーが吹き付けられる
クリーンルームの入口みたい
両手を上げて吹き出すエアーに対してくるくると回る。
エアーブーローが止まったので次のドアを開けて中に入る。
ぷしゅあーー
全員が中に入ると密閉シールドが降ろされた。
「クリーンルームみたいですね」
「はい、クリーンルームです」
「普通の建物が?」
「はい、この星ではどこでもこうなっています」
「こんな環境で食べ物とか作れるの?」
「植物工場がありますが足らないのでコンパスβから購入しています」
「何でこんな環境になっちゃったの?」
「大昔はここも空気が澄んで自然豊かな星でした、
工業の発展とともにじわじわと悪化していきました。
宇宙空間に出たら死にますが・・ここはすぐには死にませんからまたマシです。」
いや、そういう問題なのかなぁ?
「交通は?」
「地下鉄道、地下高速道路網などがあります、もちろんトンネルの中なので電動になっています。
お茶などお持ちしましょう」
待つ間に空気清浄機を作ろう、バリシールドと送風機と異物収納袋・・よし出来た。
「マイ様、何を作っているんですか?」
「究極の空気清浄機」
「星全体を綺麗にできるんですか?」
「これは試作機、それでもたくさん必要ね」
「お茶をお持ちしました」
「不味ーーー、なにこれ」
「水はいくら浄化してもきれいにならず・・」
よしっ、浄水器も作ろう、原理は簡単バリシールドとタンクと異物回収袋・・よし出来た。
「これを使ってみてくれます?」
「これ・・ですか? ちょっと不格好ですが・・」
うるさい
「これは試作品ですので・・」
「はい、わかりました」
・・・・
「マイ様ーーー、これは大発明です、これを量産してください・・もっとかっこよくして」
うるさい、試作品だっていってるのに
「結構高いですよ・・特殊なものなので」
「構いません」
「宰相、このリストの物を揃えてくれる?」
「またですか? 希少な素材が多いので揃えられるかどうか・・」
「私が揃えます、なんとしてでも揃えます、お任せください、自分のためです」
そうね、自分のためだから頑張れるっていうの。 自己中だなぁ。
・・・
そして本当に揃えちゃったよ。 仕方がない作るか。
こそっと塔まで転移して、試作品と材料を渡して、ファクトマにお願いする。
「もっとかっこよく、作って」
『了解しました・・かっこ良くですか?
私は機能的で良いとおもいますけど』
ファクトマ、私を慰めてくれるのね・・
・・って出来たのかっこいいじゃん、どういう事?
『少しは変えないと、マイ様が恥ずかしい思いをするのではと・・・』
・・気を使ってくれたんだね、
「ありがとう」
『どういたしまして』
荷物を担いで・・アイテムボックスに入れてこそっと戻った。
「出来た」
「いつの間に・・ですか・・ファクトマは優秀ですね」
はいはい、そうですよ、私はべつに優秀じゃないですよーだ




