834.番外編(3) 皇舞亜の場合(45) ロントロの末裔(37) コンパス帝国(5) コンパスβ(5) 教会
チューズの偉大さを噛み締めた私は、レジスタンスの拠点である教会に来ている。
別に来なくても良かったが、レジスタンスのリーダーに誘われた。
相談があるのだとか。
「ところでお前も王らしくはないな」
「最近まで単なる星の代表だったしね、その前は学生かな」
「ここがレジスタンスの拠点だ・・だった所だ」
「崩れそうね」
「帝国が来るまでは、創造神が祀られていたらしい、
帝国が来て宗教が否定され、中身は全て廃棄されてしまった。
独立は無理でも、信仰を復活させたい。」
「帝国の宗教は?」
「無い、皇帝崇拝だけだ、“皇帝は神” という扱いだそうだ」
「君主崇拝、 廃仏毀釈・・仏教じゃないか・・無神論か・・、
それで相談って何? 私は部外者だし信仰を作れないわ」
「まず教会を復旧して欲しい」
「帝国は了解するの?」
「そりゃ交渉次第だな」
「まあ、私も一言は言ってあげる・・条件はあるけどね」
「何だ条件って?」
「創造神は今失脚して、主神が農耕神のビーナルスになってる、
そして、私の大師匠が副主神、あと破壊神のデストラを含めて3神が神界のトップスリーなの、
だからこの3神を祀るなら協力してもいい」
「そうなのか? ・・農耕神なら問題ないな、
で、どうしたら良い?」
「まずは、教会の修復」
このぐらいなら私の修復スキルでも修復できる
“修復”
教会が眩しく輝き、新築したかのようになった。
「おい・・これは・・・」
「修復しただけよ、そして」
ドーン
台座に、ビーナルス、エラン、ディストラの3神の像を鎮座させる。
“機会があったら置いてきてね” って、大師匠に頼まれている。
そして、その両隣に、師匠と私の像を置く、・・私と師匠のはご利益付いて無いけどね。
「この3神には癒やしの効果があるはずよ」
「お、おまぇ・・・ちゃっかりと自分の像を・・」
そこか
「私にもメリットがあってもいいでしょ」
「皇帝の像は?」
「私、要らない。 ここに並べろって言われたら、また帝都を崩壊させちゃうかもね。
皇帝ごときがここに並べられるとでも思っているの・・ってね」
「帝都を崩壊させたのって、・・・やはり本当なのか」
「伊達に塔の国の国王とかしてないし、そのぐらい出来ないと帝国を下せないわ。
建物はなんとかしたから、その後は任せるわ、
参考資料あげる」
ドドーン
『エラン女神教』の経典だ、結構な量がある。
あっ、彼、この文字読めないよね。
訳すのも大変だから、彼に他言語理解を付与してあげよう。
「読めるようにしてあげたから、あとは適当に宗教やってね、
大師匠に言えば司祭を派遣してもらえると思うけど、どうする?」
「ああ、お願いする」
・・・・・
今、大師匠の所に来ている、ちょうどビーナルス姉さんとディストラ姉さんと賢者神さんも居た。
コンパスβに教会を設置したと報告した。現在の教会は象徴としての意味もあるので今のままとし、
新たな教会と司祭は大師匠が手配してくれるらしい。
そして今回の報酬として、そこから得られる女神ポイントの一部をもらえることになった。これが貯まれば神への道が近くなるらしい。
やったぁー
賢者神さんの話では、
「ほう、ロントロ文明を復活させたか、
あそこは異常なスピードで科学技術が発展してな、
危うい状況になったので、ちょっと戒めとしてな・・・
・・・・
まあ、今回はエランとその眷属が直接管理しておるから問題ないじゃろ、はっはっは」
なんと古代ロントロ文明が途絶えたのは賢者神のせいだったのだ。




