三十三話 雪
文が安定してませんね、ごめんなさい。
「ん・・・んぁ?」
アキは目を覚ました。自分の胸に重みを感じているからだ。
「重い・・・さむっ!」
胸に乗っかっている物体をどけようと、布団をはがした瞬間、とても冷たい空気がアキの肌を刺激した。
「さっむい・・・うわ何々・・・」
アキは布団を再び手繰りよせた、そのとき
「ううう・・・寒い・・・」
アキの胸にしがみついているタエコが起きた。
「た、タエコ、おはよう。」
とりあえず挨拶をするアキ
「あーアキおはよう・・・」
まだ寝ぼけているのか、タエコはアキにしがみついたままだ。
「とりあえず、離れてくれないか?服着たいし」
「やだぁさむいぃ」
完全に寝ぼけていた。
「はーなーれーろー!」
「ううぅ・・・さむいー!」
アキはタエコをはがそうとするが、タエコが抵抗する。その動きで布団が落ちてしまった。
「さみぃー!」「さ、さむい」
二人とも空気の冷たさで目が一気に冴えるのだった。
とりあえず目が覚め、二人は離れた
「なんでこんなに寒いんだ?」
と、アキがいいカーテンを開ける
そこには
「雪・・・」
雪が降っていた。
石造りの街並みを、白い雪が微かに覆う。
「雪、通りで寒いわけだ。」
さっきまで寝ぼけていたタエコだが、意識がはっきりしちゃっちゃと服を着始めていた。
「粉雪ってやつだな。お、俺も服着よ!さ、さむい」
アキも遅れて服を着始める。
「それにしても雪とは珍しい、寒い時期とは言えこちらの国では滅多に降らないというのに」
「寒いなー暖まりたい。暖かい飯!」
「ふふふ、ご飯を食べる前に顔を洗おうか」
そして二人は、部屋を出て食堂に向かう。
「今日は暖かいものがいいな!味噌汁とか!!」
ご飯が楽しみなのかアキはとてもウキウキしていた。
「味噌汁?なんだそれは・・・」
「え、こっちにはないの?」
それを聞いた瞬間、アキは落ち込んでしょんぼりしてしまった。
「その、味噌汁とはどんな物なんだ?」
「味噌汁はとってもおいしいスープだよ!!」
説明になっていなかった。
「そ、そうか・・・」
そんなこんなで食堂に着いた。
「今日のごっはんはなーにっかな?」
アキは着いたばかりなのにもかかわらずまだかまだかと体を揺らす。
「アキ、少し落ち着いたらどうだ?」
「そんなこといったって、待ちきれないよ!」
我慢弱いアキだった。
「おはよう。アキちゃん、今日は寒い地方の料理よ」
そういいながら調理師が運んできたものは
「うわーおいしそう!!」
アキは運ばれてきたものを見て破顔する。
「これは、とてもおいしそうなスープですね。」
ポトフであった。
「いただいきまーす!」
早速食べ始めるアキ、
「あっつ、あちち・・・ふふぁい(うまい)」
まだ熱いのか、口をホクホクさせながらしゃべるアキ
「このジャガイモ、とても柔らかくておいしいですね。」
タエコはほどよく冷ましてから食べていた。
「あっつ、水を・・・んくんくんく、プハァー」
「もう少しゆっくり食べたらどうだ?」
「だってこの野菜たちが!早く食べてって!!」
意味のわからないアキ、
「そ、そうか・・・でもゆっくり味わったほうがいいぞ?」
「このにんじん、甘くて・・・んーうめぇ!」
食事に夢中で聞いていないアキ
「やれやれ、なんだかほっておけないな」
まだ熱いのか水をちょびちょび飲みながらスープを頬張るアキを見ながらそうつぶやくタエコであった。
「あら?アキちゃんおはよう」
「んーん”」
喉がつまったのか胸をトントンとたたくアキ、それをみて自分の飲んでいた水を差し出すタエコ、
アキのコップは既に空だった。
「んん、ふぅー助かった・・・タエコありがとう!ベリルさんおはよう!クーガーさんは?」
「私が一番最初に起きたのよ。他の連中はまだ寒さで布団からでてないみたいね・・・珍しいことに雪が降っているから仕方ないわ」
「確かに布団から出たくない寒さですよねー」
「そうね、アキちゃんよく起きられたわね?」
「アキは、朝食が食べたくて起きたんですよ」
「まぁ!それはアキちゃん食いしん坊なのね?」
「そ、そんなことないですよ?」
「ふふ、それでそちらは・・・?」
「あ、私はタエコと申します。アキとはPTを組んでいます。」
「あら、アキちゃんも隅に置けないわね、こんなに可愛い子とPT組むなんて」
「可愛いなんてそんな・・・///」
タエコは美人でカッコいいタイプで、可愛いと言われたことがなく、ベリルの発言に照れていた。
そのときアキは。
「うまっ!これうまっ!!」
スープをおかわりし、再び食べ始めていた。
「私はベリルって言うの、冒険者をやっているわ。PT組んでいるってことはあなたも冒険者よね?アキちゃんを助けてあげてね。」
「むしろ私が助けられてるくらいです。でもアキに何かあったら私が絶対に守ります。」
「そう、あなたなら安心できそうね」
そんなやり取りを終えてベリルもポトフを食べ始めた。
アキはずっと食事に夢中で会話をまったく聞いていなかったのであった。




