表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
66/71

56.2/14 バレンタインデー

朝ごはんから戻ると、部屋はいつものようにきれいに整えられていた。ベッドのシーツには一つのしわもなく、散らかしていたわけではないのに、出掛ける前よりもずっと整然として見える。

さすがだなぁ、と思いながら部屋に入った私は、すぐにいつもとの違いに気が付いた。


『わぁ。』


思わず声が漏れる。

机の上には小さな焼き菓子が置かれていた。花を模した可愛らしいクッキーだ。淡いピンク色の砂糖がまぶされていて、見た目も華やかである。

そしてベッドの上には、タオルで作られた大きな花。白い花びらが幾重にも重なり、その中央には小さなメッセージカードが添えられていた。

今日はバレンタインデー。

船内新聞にも様々なイベントが載っていたし、その一環なのだろう。


私は先に机の上のお菓子へ近づいた。添えられたカードを手に取る。

そこには可愛らしいハートや花のイラストと共に、『Happy Valentine's Day! あなたに感謝を!』と印刷されていた。


『ふふっ。』


なんだか嬉しくなる。

恋人たちの日というより、感謝を伝える日のようだ。

世界中の人が乗る船らしい考え方だなと思う。

クッキーを一枚つまみ食いしたい衝動をどうにか抑えながら、今度はベッドへ近付いた。

そして。


『……え?』


思わず目をぱちくりさせる。

花の形に整えられたタオルアートの中央。そこに置かれていた手書きのカードには、『いつもお菓子をありがとう!』と書かれていた。

一瞬きょとんとしてから、思わず吹き出す。


『あはは!』


私は寄港地で買ったお菓子や、日本から持ってきた飴やチョコレートを、ルームクリーニングの人への差し入れとして時々机に置いていた。高価なものではない。個包装のお菓子を数個。

「掃除ありがとう」の気持ちだった。

お返しのようにタオルアートが置かれていることもあって、ささやかな交流を楽しんでいた。

船に乗ってから何週間も経つ。顔を合わせることはほとんどない。いつも私が朝食へ行っている間に掃除は終わっているし、たまに廊下ですれ違えば挨拶を交わす程度だ。

それでも、『For you』のメッセージをちゃんと誰かが受け取ってくれていたのだと思うと胸が温かくなった。

私はベッドに腰掛ける。

花のタオルを崩さないよう気を付けながら、カードをもう一度読んだ。

『いつもお菓子をありがとう!』

たったそれだけの短い文章なのに、なんだかとても嬉しい。

豪華なプレゼントより、ずっと心に残る気がした。

カードを大切に引き出しへしまい込んだ。



午前中に慌てて仕事に区切りをつけた。

理由は単純だ。

朝、グループチャットに投下されたマリナの一言。


『午後のイベント、全員参加で!』


その一文である。

提案ではない。相談でもない。号令だ。

しかもその後、

『せっかくだし女子だけで先にランチしよう!』

という話に発展し、気付けば私の午後の予定は完全に埋まっていた。

本当ならもう少し仕事を進めておきたかった。進めておきたかったのだ。

でも。

イベントも楽しそうだったし。

女子会も楽しそうだったし。

何より仕事は夜でもできる。

そう自分に言い聞かせて、私は午前中いっぱい驚くほど真面目に働いた。おかげで肩は凝ったし目も疲れた。

でも午後は遊ぶ。今日はそういう日だ。


約束の時間ぴったりにビュッフェ会場へ向かう。

案の定、一番乗りだった。


『やっぱりか。』


苦笑しながら窓際の席を確保する。

こういう時、時間を決めるとみんな割とのんびり来る。

『今から集合!』

だと五分で集まるのに不思議なものだ。

飲み物を取って待っていると、十分もしないうちにマリナとアマンディーヌがやってきた。


「お待たせー!」

「待ってないよ。」

「サクラが一番乗りだったのね。」

「うん。」


三人揃った瞬間。

誰からともなく視線が向いた。

ビュッフェ会場の中央。

今日限定の特設コーナー。


「行くわよ。」

「行こう。」

「うん!」


三人で吸い寄せられるように歩き出す。

そこにはバレンタイン仕様のスイーツがずらりと並んでいた。

思わず息を呑む。


「わぁ……!」


ピンク色の花びらを模したケーキ。

青い結晶のようなゼリー。

妖精の花畑を再現したというタルト。

金色の花粉を散らしたようなマカロン。

どれも異世界らしい色彩なのに、不思議と食欲をそそる。

しかも全部花がモチーフだ。見た目だけで楽しい。


「これはずるい。」

「女子が好きなやつね。」

「全部かわいい。」


三人であちこち指差しながら盛り上がる。

そして私は決意した。


「全部食べる。」

「え?」


マリナが振り向く。


「全部制覇する。」

「本気?」

「本気。」


アマンディーヌが吹き出した。


「サクラなら言うと思ったわ。」

「せっかくなんだもん!」


私はトングを握りしめた。

今日だけは栄養バランスを忘れる。

サラダ?

知らない子ですね。

野菜?

ブロッコリーがケーキの上に乗ってたら考える。

今日はスイーツの日である。


一周目。

花のムース。

花蜜タルト。

花びらクッキー。

妖精の花マカロン。

花茶ゼリー。

順調。


二周目。

結晶チョコ。

花冠ケーキ。

ドライアドの実のパウンドケーキ。

まだいける。


三周目。

少し苦しくなってきた。


「サクラ。」


マリナがニヤニヤしている。


「なに。」

「ペース落ちてる。」

「落ちてない。」

「落ちてるわ。」


アマンディーヌまで笑っている。


「顔が真剣過ぎるのよ。」

「戦いだから。」

「何との戦い?」

「胃袋。」


二人が盛大に吹き出した。

それでも頑張った。本当に頑張った。

だが、結果として。


「むりぃ……。」


私はテーブルに突っ伏した。


「敗北ね。」

「敗北だね。」

「まだ四種類残ってる……。」


悔しい。

非常に悔しい。

特設コーナーには未制覇のスイーツたちが輝いている。

胃袋さえ許せばいけた。

絶対いけた。


「サクラ。」


マリナが肩を叩く。


「また来ればいいじゃない。」

「そうよ。」


アマンディーヌも頷く。


「ランチだけのメニューじゃないんでしょう?」


私はゆっくり顔を上げた。

確かに。

今日限定ではあるけれど、ランチだけではない。

つまり。


「……後でまた来る。」

「言うと思った。」

「絶対言うと思ったわ。」


二人が笑う。


「ちなみに夕食も食べるんだよね?」


マリナの質問に、「もちろん。」と即答する。

え? ダイエット? なにそれ美味しいの?


「その胃袋どうなってるのよ!」


というアマンディーヌのツッコミが飛んできたのだった。



「食べ過ぎた⋯⋯やらかしたかもしれない⋯⋯」


お腹を押さえながら呟く私に、アマンディーヌが呆れたような視線を向ける。


「かもしれない、じゃなくて、しっかりやらかしてるわよ。」


その言葉に反論できず、私はやや前傾姿勢のままメインシアターへ向かっていた。

スイーツを全制覇しようだなんて考えるんじゃなかった。

いや、後悔はしていない。

していないけれど、胃袋は確実に抗議している。

そんな私とは対照的に、アマンディーヌは涼しい顔で歩いていた。


メインシアターに着くと、すでに男性陣三人が揃っていた。


「よーう! のんびりだったな。」


バイロンが片手を挙げる。


「サクラが戦ってたからね。」


マリナがニヤニヤしながら言った。


「言わなくていいじゃない!」


慌てて声を上げるが、時すでに遅し。


「戦ってた?」

「スイーツと。」


アマンディーヌがさらりと補足した。


「負けたのよ。」

「だから言わなくていいって!」


セルヒオとウィリアムの視線がこちらへ向く。

男性陣が揃って吹き出した。


「またか。」

「今回は何種類いったんだ?」

「聞かないで。」


笑われながらも、そのままみんなで会場へ入る。

ホールの中はすでに大勢の参加者で賑わっていた。

天井には色とりどりの飾りが吊るされ、ステージの上には大きな垂れ幕が掲げられている。


『ペア対抗!ゲーム大会!』


派手な文字の周囲にはハートや花の装飾が散りばめられていて、いかにもバレンタインらしい。

元々はカップル向けの企画なのだろう。けれど募集要項には、『友人・家族大歓迎!』と書かれていた。

実際、周囲を見渡しても恋人同士だけではなく、友人同士や親子らしきペアも少なくない。

私たちも受付へ向かい、申込用紙を記入する。

ペアは、

私とアマンディーヌ。

マリナとウィリアム。

セルヒオとバイロン。

自然な流れでそう決まった。

すると、隣でバイロンが不満そうな顔をした。


「おい。」

「なによ。」

「なんで俺とセルヒオなんだ。」

「俺が聞きたい。」


セルヒオも即座に返す。


「じゃあ誰と組みたかったのよ?」


アマンディーヌが面白そうに尋ねた。


「そりゃ──」


言いかけて。

ぴたりと止まる。

五人分の視線が一斉に集まった。

バイロンは数秒固まり、


「……。」


結局何も言わなかった。


「ほらな。」


セルヒオが肩をすくめる。


「言えねぇだろ。」

「くそ。」


悔しそうに顔をしかめるバイロンに、みんなで笑った。


受付を終え、今度は席を探す。すでに前方の席はほとんど埋まっていて、空いているのは後方ばかりだ。


「人気あるんだね。」

「景品が豪華らしいからな。」


セルヒオが言う。

結局、私たちはやや後ろの列に並んで腰を下ろした。

周囲からは楽しそうな話し声が聞こえてくる。

どんなゲームをやるのだろう。そんな期待を胸にステージを眺めていると、会場の照明が少し落とされた。

ざわめきが次第に静まっていく。

やがて軽快な音楽が流れ始め、スポットライトがステージ中央を照らした。時間になったらしい。

派手な衣装に身を包んだ司会者が勢いよく飛び出してくると、会場中から大きな拍手が湧き起こった。


「ハッピーーー! バレンタインデー!!」


司会者が両腕を大きく広げると、会場から再び大きな拍手と歓声が巻き起こった。


「さぁ、本日は! 二人の絆で勝利を掴め! 『ペア対抗! ゲーム大会』だぁ!!」


テンション高く叫ぶ司会者に応えるように、あちこちから指笛や歓声が飛ぶ。


「始まる前から楽しい!」

思わず漏れた私の声に、「わかる!」とマリナが即座に返してきた。

同意してもらえたのがなんだか嬉しくて、拍手する手にも自然と力が入る。


司会者は慣れた様子で大会の説明を始めた。

競技は全部で三種目。

第一種目、ジェスチャーゲーム。

第二種目、絵しりとり。

第三種目、解答一致クイズ。

各競技の成績に応じてポイントが与えられ、最終的な合計点で順位が決まるらしい。

「最後まで逆転のチャンスあり!」

という説明に、会場からは期待の声が上がった。

なるほど。

確かにこれなら途中で負けていても最後まで楽しめそうだ。


「絵しりとりは危険な香りがするわね。」


アマンディーヌがぼそりと呟く。


「誰が危険なの?」

「全員。」

「ぶふっ!!」


即答だった。


そして第一種目。

ジェスチャーゲーム。

ステージ上に大きなスクリーンが設置され、ルール説明が始まる。

お題を見た一人がジェスチャーで伝え、相方が答える。

制限時間三分。

正解数がそのまま得点になるらしい。

シンプルだが盛り上がるルールだ。

「では最初の挑戦者はこのペアだぁ!!」

司会者が箱から次々とカードを引き抜く。

選ばれたペアノ名前がスクリーンに映し出されていく。


『セルヒオ&バイロン』


「おおー!」


私たちの周りから歓声が上がる。


「最初からか。」


セルヒオが立ち上がった。


「不本意ペアだが、優勝するぞ!」


バイロンが拳を突き上げる。


「不本意だがな!」


セルヒオも負けじと返した。


「そこ強調しなくていいでしょ。」


マリナが笑う。


「行ってこーい!」


私も手を振る。

二人は観客席からステージへ向かっていった。

ステージ中央。

司会者が説明する。


「回答者と出題者を決めてくださーい!」

「俺が答える。」


セルヒオが即答した。


「じゃあ俺がやる!」


なんとなくだけど正しい気がする。

バイロンは勢いで押し切るタイプだ。

回答側に回したら止まらない気がする。


「準備はいいかぁ!?」


会場が盛り上がる。

バイロンが大きく頷いた。

セルヒオは苦笑しながら親指を立てる。


スタートの合図とともに紙をめくったバイロンが、両腕を上げて「ガァァァ!!」と叫んだ。


「熊!」


とセルヒオが答えるのと同じくらいに「声は出さないでくださーい! 今の問題は無効とします!」と注意が飛ぶ。


「おい! バイロン!」

「あはははっ! わりぃ!」


笑いながら突っ込むセルヒオに、バイロンが適当に謝る。

こちらでも「バイロン〜」と笑いが起きるが、2人はその後猛スピードで答えを当てていった。

「鳥」「自由の女神」「洗濯」と解答を重ね、唯一苦しんだのは「ドラゴン」くらい。

グループ内では一番の正解数でステージから戻ってきた。


「すごい! すごいよ!」

「強いな不本意ペア!」


みんなで褒めながら労う。

「負けられない!」と意気込んだマリナたちも、もちろん私たちも、セルヒオたちの正解数には及ばず。


そして始まった第二種目。

絵しりとり。

こちらはペアで交互に絵を描き、しりとりをつなげていく。

最高ラリー数がそのまま得点になるルールだ。

まず会場を沸かせたのはウィリアムだった。

いい意味ではない。

海外にもこの表現があるのかは分からないが、まさに「画伯」だった。


「出た! もう、相変わらずわっかんない!」


マリナが頭を抱え、2問目から悩んでいる。


「『B』でしょ? 『B』⋯⋯もしかして『Bird』?」

「当たり!」

「信じらんない! ウィリアムの画力で鳥を正面から描こうとしないでよ!」


文句を言いながらもサラサラと書き上げ、マリナの「犬」はすぐにウィリアムに理解された。

そしてまたウィリアムの解答にマリナが苦しむ。

その繰り返しに会場の視線は二人に集まって、時折笑いが起こる。


大したラリーが続かないまま、マリナたちが帰ってきた。


「最高だったぞウィリアム!」


バイロンがバシバシとウィリアムの肩を叩き、ウィリアムは「僕は本気だったよ!」と笑っている。


「もーう、ウィリアムは独創的なんだから⋯⋯」


マリナが笑いながら座った。


次に上がったセルヒオ&バイロンペアは、バイロンが途中から遊び始め、あまりラリー数を稼げなかった。

そんな中、意外にも真面目に真面目にラリーを続けた私とアマンディーヌのペアは、中々よいラリー数になった。


「終了でーす!」


司会者の声が響く。

結果集計。会場がざわつく。そして。


「第二種目一位は──アマンディーヌ&サクラペア!!」


大きな拍手が起こった。

一瞬、私たちは顔を見合わせる。


「やったわ!」

「私たちすごい!!」


二人同時に立ち上がってハイタッチした。思った以上に嬉しい。


第二種目終了時点。

私たちの中でトップはセルヒオ&バイロン。

僅差で私たち。

その後ろをマリナ&ウィリアムが追う展開。

勝負は、最後の解答一致クイズへともつれ込むことになった。


第三種目は解答一致クイズ。

出されたお題に二人の解答が一致すればそのまま得点となる。しかも、タイムアタック形式みたいで、スピードも必要だ。


第三種目が始まると、スタッフから小さなホワイトボードとペンが配られた。分かりやすくA、Bとアルファベットがつけられている。

アマンディーヌがA、私がBだ。


「お題が出たら、お二人で相談せずに答えを書いてください! 一致すれば一点! 制限時間は3分間! それではいきましょう!」


仕切り板が立てられ、左右にわかれた私とアマンディーヌが、目の前にしゃがみ込むスタッフが持つ紙に目を向ける。さぁ真剣勝負だ。


【Aが好きな食べ物は?】


隣からバンッとホワイトボードを立てる音が聞こえ、慌てて私は「エスプレッソ」と書いて出す。


「残念! はい、次!」


スタッフは次のお題をめくるが、答えは教えてくれない。


「え、え? 答えは!?」

「チョコレートケーキよ! いいから次の問題!」


私の混乱の声に隣のアマンディーヌから容赦ない叫びが聞こえ、私は慌てて次の問題を読む。


【二人が始めて出会ったのはどこ?】


私は急いで「図書室」と書いてボードを立てる。


「正解! はい、次!」


本当なら「やったね」とこ喜び合いたいが、いかんせんタイムアタック形式ゆえにそんな時間すら惜しい。

次々と出されるお題に真剣に向き合うが、不正解を連発して私たちの全種目は終わってしまった。


「旅行で一番大切なもの、なんて書いた?」

「パスポート。サクラは?」

「パスポート⋯⋯! 確かに、旅行⋯⋯そっか、パスポートか⋯⋯。私は靴。」

「旅行に靴なんて初めて聞いたわよ!」

「歩けなくなったら楽しめないじゃん!」


優勝は逃したであろう気楽さから、私たちは軽口を叩いて席へ戻った。


ステージを見ているとわかるが、やっぱり老齢のご夫婦とかの方がこの種目は強いようだ。

私たちと違ってバンバン解答を一致させていく。


セルヒオとバイロンも私たちと変わらないような結果で戻ってくる中、マリナとウィリアムは違った。

さすが夫婦だ。


【好きな季節】

【好きな飲み物】

【休日の過ごし方】


次々と一致させていく。


「強いわね。」

「強いね。」


私とアマンディーヌが感心していると、


【今、一緒に旅行したい場所】


というお題で二人とも、『どこでも』と書いて、「正解!」とのスタッフの声に満面の笑みを浮かべた。


「うわぁ〜!」

「ずるい!」

「強すぎる!」


やいやい言いながら観戦をし、さすがに種目1位は逃したものの、私たちの中ではマリナたちがぶっちぎりで1位だった。


最終結果が発表される中、私たちと同じように優勝と関係ない人たちは、コソコソとおしゃべりに興じていた。


「楽しかったね。」

「こういうの、また参加したいわね。」

「僕たちの中では誰が一番だったのかな?」

「一種目ずつ1位で同点、って感じだろうね。」

「次は優勝するぞ!」

「バイロンはまずルールを守れ。」


セルヒオの一言で再び笑いが起きる。

イベントが終わってホールを出る頃には、勝った負けたよりも、ただひたすら笑い疲れていた。

バレンタインらしいのかはよくわからなかったけれど。

六人で過ごした午後は、とても楽しい時間だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ