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この物語の母親は主観的に見てヒロイン属性もちなんだ

「ふぅ~、想像以上に疲れたなぁ……」


今は、勉強会の途中のちょっとした休憩時間だ。


「うひゃー、まだ一時間?もうくたくただよぉ……」


「そ、そうだね……さすがに疲れたな……」


俺たちは教えてた側だからまだ平気だけど、教わる側だった二人は相当だろうな。

なんせ俺らでも少し疲れが見えてきた感じだしな。

横をちらっと見ると一緒に教えていた夕日先輩もすこし疲労の色が見えてきている。


だけどやっぱり先輩はすごかった。

俺もうまく言葉にできずに困っていたのを、先輩はすらすらと言語化して、わかりやすく二人に教えていた。

連れてきてというか手伝ってもらって本当に良かったとしみじみ思うのだった。


「はぁい、お茶を持ってきましたぁ。」


間延びした口調で、入ってきたのは俺の母親と同じく外見年齢詐欺の千尋の母だ。

名前は……


加賀崎かがさき けいですよ。」


そうそう加賀崎 k--って、え?

ま、まさか今心を読んで……


「うふふ……」


再び母親キャラのヒロイン適性を目の当たりにし、戦々恐々とする俺だった。

いやまじでヒロイン枠とれるレベルだろこれは。


「ねえねえ松風くん、なんで頭抱えてるの?」


「ん?あぁ、今の俺には母親という生き物がわからないんだ……」


「?」


不思議そうに千尋が尋ねるので……ってこれ文字上では洒落に見えなくもないか?……ないか……

よし、もう考えるのはやめよう。うん。


千尋が不思議そうに首を傾げるが、説明しても仕方がないので無視する。




「あーん、休憩が終わっちゃったぁ……」


千尋の悲痛な声が休憩時間の終わりを知らせる。

十分の十分な休憩を終えて俺たちは再び勉強に取り掛かる。

……はい、今回は狙いました。すいません。


「えーとだな、ここはさっきやった公式をこうやって変形させて……」


「ここはねぇ、ここがこうなるから、これをこうして……」


「……!なるほど、だったら、これをこうして……」


「そうそう、そういうことだ!いやぁ、さすがだな。やっぱ地頭はいいじゃないか、千尋は!」


やっぱり、なんもしなくてもある程度上位を保っていただけあって千尋は地頭がいい。

言っても六クラス約240人中の70番台だが。


まぁ、俺は30番台だけどな、勉強してないやつに抜かされてたまるかってんだ。

しかし勉強を見て思ったが、千尋がまじめに勉強しだしたら抜かされるかも知んねえなこれは。


俺も少しはがんばるかな。少しは。


「ふふっ、松風君も私に教わるかい?」


俺を見透かしたように先輩は微笑みながらそう言った。


「何でもお見通しですね、先輩は。」


俺もつられて笑顔になりながら言葉を返す。


「関先輩、ここがわからないんですけど……」


そんな、ほのかにラブコメ臭漂う空気の中で雪が質問をした。


お?

雪から発せられた感情には少しの嫉妬心が見えた。

それを見た俺は、ガッツポーズの衝動を抑えるのに必死だった。

だって、あの雪がだぜ?嫉妬だよ嫉妬!つまりはよ、少しだけど好意が芽生えたってことだ。

よっしゃあ!なんか努力が報われた気分だ!

よしよし、もっと気合い入れてがんばるかぁ、(主人公)の鈍感卒業を!


だいぶ物語も進んだんじゃないか?と思いつつまだ12話の今日この頃。

ちょっと物語が進んだ気がします。

脱線ばっかですいませんm(_ _)m


そして、「この話、好みだ!気に入った!」って人や、「面白れー話、評価してやるよ。」ってかたがいましたら、下へスクロールしていただいて、星を5つまで評価できますのでぜひぜひ。




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