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勉強会って主観的に見て学園主人公のテンプレイベだと思うんだ。

「ここが千尋の家かぁ。」


今は大体……12時半頃か?

俺と夕日先輩は十二時ごろに家を出て、途中の駅で待ち合わせて合流し、この前も来た御角風駅まで電車に揺られてそこで待っていた千尋に案内してもらい、彼女の家に到着して今に至る。


彼女の家――つまり加賀崎家は左右対称の、緑の三角屋根の……二階建てか?そのくらいの高さの一軒家だった。

千尋に言われた雪の家――金堂家も似たような感じの家だった。

屋根は赤かったが。


「ようこそ加賀崎亭へ。」


そうおどける千尋は今日も美少女オーラを漂わせている。

今隣にいる夕日先輩は少女というよりは女性って感じで……ってわかるか?

えーっと、美少女というよりは、美女って感じってことだ。


……わかりずらいか。

まぁそんな二人に好かれているであろう雪は相当な幸せ者だなってあらためて思ったってだけだ。

さすが主人えいい公ってことなんだろうな、うらやましいさ、全く。


そんなこと考えてたらいつのまにやら玄関に向かってた。

危ない危ない、雪とかはともかく千尋の親御さんに変な奴って思われたら千尋まで変な目で見られるかもだしな。

それで千尋たちと付き合えなくなるのは嫌だもんな。


「さ、入って。……雪ー、松風君来たよー。」


先導してドアを開ける千尋の後に続いて俺と先輩は千尋の家に入る。

玄関はきれいに整っていて消臭剤なんかも置いてあり、清潔感がある。

足元を見ると靴が二足あり、女物とスニーカーがあるので、おそらく千尋のお母さんのものと雪のものだろうと思われる。


と、前を見ると階段から雪が降りてきていた。


「やぁ松風君、関先輩。今日はよろしくね。」


雪を見ると、普段着のようなもの、要するにオシャレとかじゃなく、使い慣れた様子の服を着ているので、雪にとっては千尋の家はなじんでいるというのがわかるのだが、俺と先輩がくるのにその恰好とはいかがなものかと少し思ってしまった。


「おぉ雪、今日は任せろ。なにせ夕日先輩もいるんだ、任せてくれ。」


「そうさ金堂君、今日は任せてくれたまえ。」


まぁでもわざわざ言うのもなんかあれなので普通にあいさつした。

するとどこぞの母親のようにリビング?かはわからないが横の部屋から一人の女性がひょっこりと顔をだした。


「あらぁ、この子たちが千尋と雪君のお友達ぃ?ずいぶんと美男美女な二人じゃないのぉ。」


先輩はともかく俺が美男かは置いておいてだ。

口調的には千尋の母親なのだろうが、お姉さんといっても通じそうな外見をしているこの人は誰だ?

外見年齢は……二十代あたりか?……はっ!これはもしや……いや、希望は捨てずに置こう。


「どうもぉ、千尋の母ですぅ。いつもうちの娘が世話になっておりますぅ。」


……のんびりした口調で話すこのおっとりした雰囲気のこの女性はどうやら俺の予想通り、千尋の母親だった。

……なんでこの物語の母親は毎回外見年齢詐欺にくわえて個性を持っているんだ?それもヒロイン枠として出れそうな個性を。


まぁ、されはそれとしてあいさつだ。


「いえ、こちらこそいつもお世話になってます、松風浩汰といいます。今日はお邪魔させていただきます。」


よし、第一印象はよかったはずだ。

それに倣うように先輩もお邪魔します、といった後、俺と先輩はこっちだよ、という千尋の言葉に従い、階段を上る。どうやらこの家は見た目通り二階建てのようだ。


「そうだ、ちなみにこの家は二階建てだけど、一応屋根裏もあるから勉強が終わったら見せてあげるよ。」


ちょっと自慢げに言う千尋。なるほど屋根裏があったか。

屋根裏かぁ……、とすこし少年心が疼くのは許してほしい。

少年は誰だって一度は屋根裏部屋というものにあこがれてしまう生き物なのだ……と思ったが、


「屋根裏部屋かぁ……」


ととなりの先輩もなにかを想像しているようすだ

どうやら先輩の様子を見るに、女子もあこがれるものだったらしい。

秘密基地的なものには誰だってわくわくするものなのだ。


そんな俺らを雪たちもうんうんというような同意するような表情をしている。

やっぱりそういうもんなんだよ。屋根裏って。



「はいっ、ここが私の部屋。少し散らかってるかもだけど我慢してね。」


俺と先輩が屋根裏を夢見る中、千尋が部屋のドアをあけ、俺たちを中に案内する。

その言葉で我に返った俺と先輩は少し恥ずかしくなって顔を見合わせながら部屋に入る。


初めて入った女子の部屋は、そんなにフワフワというかピンクピンクしているわけではなかったが、ほのかに香る甘いにおいや、ところどころにあるかわいらしい小物から、ここが女子の部屋だということを言外に示していた。


「へぇ、言うほど汚いわけでもなく散らかってもいないじゃないか。」


うーん……先輩は雪の部屋と比較してるんじゃないか?俺は割と定期的に整理する癖がついているので、少し散らかっているようにも感じるんだが……何分他人の家に行くのは初めてなので、俺には分からん。

だが、


「えーっと、これは……ここか?あと、これはここだろう。あとはほいほいほいと入れて……よし。」


「えっ?松風くん……わっ、あっという間に……」


驚きの声が聞こえたので、やってしまったかと少し後悔する。


「あ、すまん。片づけちゃだめだったやつか?これ。」


俺はちょっとだけ気になったのでそこらへんの小物を片づけてしまったんだが、なんかに使ってたのかもしれない。俺には女物がわからないからなぁ。


「あぁ、いや、それはありがたいんだけど急にするんだからびっくりしちゃって。」


それならよかった。

なんかやってだめにしたら「おれ、なんかやっちゃいました?」じゃすまないことになるところだったからな。


「ねぇ松風君、今日べんきょうかいおわったらうちに来ない?」


さっきまでそれを静観していた雪が、急にそんなことを言い出してきた。


「いいけど……なんでだ?」


「うちを掃j――ゴホンッ!せっかくきたんだしうちにもよっていったら?ってこと。」


なるほど、そういうことなら喜んでお邪魔させてもらおう。

なんか千尋が雪をジト目で見ているが、と思ったら先輩もだった。

二人は何か知ってんのかな?


「まあいいか、じゃ、松風君、やろうか。」


「はい、先輩!」


「はぁ、がんばるかぁ……」


「よろしくね、二人とも。」



こうして俺らの勉強会が始まった。



勉強会までをかなり引き延ばしてしまってすいません。m(_ _)m

……勉強会も詳細シーンは省くことをお知らせします。


そして、「この話、好みだ!気に入った!」って人や、「面白れー話、評価してやるよ。」ってかたがいましたら、下へスクロールしていただいて、星を5つまで評価できますのでぜひぜひ。


それとは別に、読んだ感想やブックマーク登録などもしてもらえると作者のモチベにつながりますのでよろしくお願いいたします。


(日々進化し、そして過去は修正されない後書き。)

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