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帰還小牧山城
岐阜を経ち小牧山城へ帰還した
京に織田軍ありの報を聞き此度の凱旋に
小牧山城下は沸きにわいていた
(お帰りなさい)おタカ
城門に待っていた妻が優しく迎える
(京まで行って来た)和希
安堵の笑みがこぼれる
(心配かけた土産じゃ)和希
京のかんざしに京織の品を手渡した
その夜は若妻と熱く燃えたのは言うまでなく
領地に戻った和希は膨れた兵員3千5百を総動員し
居住居の設営、領地の区割り、田畑の開墾、城下整備を
行い織田領内でも屈指の町に成長した
信長の安土城建設も進み足利家との交流も順調
信長も着々と力をつけていった
岐阜での会合の後、久し振りに足を伸ばして領内に来た
和希会なる面々の将たちが参り交流を深めた
松平元康、酒井忠次、丹羽長秀、池田恒興、前田利家、
浅井長政、木下藤吉郎、竹中重治、稲葉一鉄、安藤守就
(今年は平和に過ぎたな)浅井
(上様は来年は更に進撃なさるつもりらしい)長秀
(やはり越前朝倉にか)恒興
(あまり気が進まない)浅井
(畿内を完全制圧が優先だろう)松平
(来月安土で軍議が召集されるとの事)竹中
(1年間よく休んだ出る時期かもしれぬ)和希
和希が杯を持ち立ち上がる、そして一同に
(織田家に、我らに、幸あれ)和希
新たな戦いの幕開けである。




