53/78
大動員令
安土に集まりし諸侯を前に信長が言い放つ
(足利将軍の名のもとに逆賊を討つ)信長
越前朝倉氏、駿河今川、畿内から三好勢を一掃する為
織田家臣団は安土城の一室で軍議をかさねた
今川氏には婚姻を結びし武田晴信と徳川家康、滝川一益
三好勢には佐久間信盛に池田恒興、細川藤孝、松永久秀
朝倉氏には信長本隊、浅井、柴田、丹羽、和希、木下
話し合い後、即、国元に戻り作戦行動に移るよう
指示が出され急ぎ各、将たちは安土を離れた
(殿、此度の戦に義はありますか)明智
細川家の配下だった明智光秀が和希に問う
(足利幕府に国を治める力は今はない)和希
和希は光秀を与力に向かえ共に行動をしていた
(私戦ではありませんか)明智
不満な顔が私が見ても分かるくらいだった
(戦乱の世を平定する、それが私の希望だ)和希
裏切り者のイメージの光秀、私の側に置き
目を光らせて監視しておく今できる和希の行動だった
(足利将軍の意向ではないような気がして)明智
小牧山城に戻る道中の会話である
(上様でも足利将軍でもかまわぬ)和希
(誰かがやらねば分かれた国は一つにならぬ)和希
(光秀よ力を貸せ共に進む時ぞ)和希
頷く光秀、片手をグッドのポーズをおくる和希
(何の暗示ですか)明智
馬上で笑う和希は返答も気にせず
苦笑いし小牧山城に帰還した。




