13/78
弓道
別室にて、かの丹羽長秀との会話
(これから、私の与力として今後を頼む)長秀
数日前、普通の会社員だった私が、織田信長の家臣
丹羽殿の家来としてのスタートした瞬間だった
(腕前を見たい、弓比べをしょう)長秀
長秀は部屋から弓を取り出し、そのまま外へ
(いざ、先に放つぞ)長秀
屋敷の外壁の奥に木にぶら下がる的へ一気に矢を射た
中心から僅かにそれ、その矢は刺さった
(お見事)和希
(さぁお主の番だ)長秀
緊張が走る、中学高校と弓道をしていたとは言え
戦国の弓、初めて触る感触に冷や汗が出る
高校の県ベスト3の実力を22年ぶりに発揮する時がきた
いざまいらん和希は目に力を入れ眉をほそめた
すると辺りの景色がスローモーションみたいに時が緩やかに流れた
放った矢はビデオのコマ送りみたいに緩やかに的をめがけ飛んだ
自分だけが超スローな中、普通に動け行動にも移せる
眉間のシワが和らぎ目の力が弱くなるにつれて時が早く戻りつつ
矢は見事中心を得た
(見事、和希)
長秀は大きく頷いた
(一回で充分だ)
(明日から頼むぞ)
丹羽長秀の与力武将、弓の和希の誕生




