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れん@イベント

前回のあらすじ!

 警察に捕まったひでちゃんを助けるべく、れんちゃんはもう一度ドウブツ園を訪ねた。しかし、ドウウツ園のジャージ先生は代わりに卒業式の準備を手伝って欲しいという。やむなく手伝いを始めたれんちゃんだったが、ドウブツ園の生徒たちはれんちゃんを見て発狂してしまう。しかし、そこに武装したギャル生徒が現れ、一喝。正気を取り戻したドウブツ園の生徒たちは正気に戻り、暴動を始める。れんちゃんはドウブツ園を脱出するものの、武装ギャル生徒ことトリちゃんに目を付けられるのだった!



(ねえ、だんちゃん、このメガネなんてどうかな?)

〈ああうん、お姉ちゃんがいいならいいんじゃない?〉


 ドウブツ園を襲撃してトリちゃんに目を付けられた私は、オタ部の部室へやってきていた。トリちゃんに顔をばっちり覚えられたみたいなので、変装道具を探そうと思ったのだ。

 お姫様が転校してから、だらだらゲームしたり、授業中に読むマンガ持ち出すだけの部室と化していたが、ようやくオタらしい活用方法が見つかった。


(このマフラーなんかもいけそう?)

〈ああうん、適当でいいよもう〉


 衣装を引っ張り出す私と違い、だんちゃんはノリが悪い。

 きっと、〈ただコスプレしたいだけじゃない?〉などと疑っているのだろう。


〈ねえ、お姉ちゃん?

 こういうコスプレ衣装で変装しようとする前にさ?

 ちょーと服買って雰囲気変えようとか思わない?〉

(え? でも、変装用の服なんてどこで売ってるかわかんないし)

〈はあ、妹としてはお姉ちゃんのファッションセンスが心配だわ〉


 違った。

 ファッションセンスを心配していただけのようだ。

 私としてはだんちゃんのファッションセンスも大概だと思うのだが。

 突っこもうか悩んでいると、部室の扉が開いた。

 さっちゃんだ。


「あれ? だんちゃん? もう準備してるの?」

「んー? 準備って?」

「もうすぐイベントあるから、その準備。違うの?」


 どうやら何かイベントがあるらしい。

 そういえば、ずいぶん前に参加を逃したイベントがあったとかどうとか言っていた気がする。


「イベントって、この間言ってた、前はみんな寝坊していけなかったやつ?」

「そう、それ。今回もどうせ無理かなーとか思ってたけど……」


 じろじろと見つめてくるさっちゃん。

 が、すぐに満足そうにうなずくと、


「うん、いける。よし、今回は本気で取りに行こう」

「え?」


 すごいスピードで衣装を漁り始めた。



 ―――――☆



 そして、週末。

 気が付けば、私はイベント会場の前にいた。

 おかしい。

 私はただ変装に使える何かを探そうとしていただけなのに。


〈そういえば、お姉ちゃんってオタクのくせにこういうトコいかないよね?〉

(だんちゃん? オタクだからって、イベント大好きとは限らないんだよ?)


 私はオタクでも、イベントには参加しない系オタクなのだ。

 ただの引きこもりなどと言ってはいけない。


(それより、さっちゃんは? やっぱり遅刻?)

〈せめて遅刻って聞く前に、ラインとか確認してあげようよ?〉


 だんちゃんに言われて、スマホを取り出そうとする私。

 が、その前にさっちゃん声が聞こえてきた。


「おーい、だんちゃん!」


 手を振りながら、駆け寄ってくるさっちゃん。

 ちなみに今は集合時間を十分ほど過ぎたくらいである。

 底辺高の生徒としては奇跡的といっていい。


「あれ? さっちゃん、今日は早いね?」

「んー、ホントはあと一時間くらい遅くても大丈夫なんだけど、だんちゃんは早く来るだろうと思って、ちょっと頑張っちゃった」


 どうやらみんな遅刻する前提のスケジュールだったようだ。

 むしろ一時間くらいの余裕で大丈夫かなどという感想が浮かんだが、それをそっと心の中にとどめてさっちゃんに問いかける。


「それで、どうすればいいの? 私、こういうイベント初めてなんだけど?」

「大丈夫。私も実際に参加するのは初めてだから。

 とりあえず、入ろっか」


 パンフ片手に会場へと入っていくさっちゃん。

 中には、なんと不良Aとノロちゃんがブースの設営を始めていた。


「さっちゃんサンニだんちゃんサン、おはようございマス!」

「うーっす」


 元気に手を振るノロちゃんと、やる気なさそうな声を出す不良A。

 どうやら幻ではなかったらしい。


「ええ? みんな、来るの早くない?」

〈っていうか、ノロちゃんって部員だったの?〉

「男どもには5時間早い集合時間言ってたからねー?

 ま、今回は本気で取りに行くってことで。

 だんちゃんもよろしくね?」


 驚愕する私たちの手を取るさっちゃん。

 そのまま、ブースの奥の方へと連れ込まれた。



 ―――――☆



「よーし、だんちゃん、そのままこっち向いて―!

 はーい、次はこのポーズとってー!」


 そして、気が付けば眼鏡にマフラー――勇者◇◆◆◆◆◆のヒロインの格好をさせられた私は、さっちゃんに写真を撮られまくっていた。

 おかしい。私は勇者■■□□□□派なのに。


〈お姉ちゃん? もうちょっと突っ込むところがあるんじゃないの?〉

(だんちゃん、ここまで来たらもうノリと勢いだよ?)


 すっかり学習した私は、アニメのシーンを思い浮かべながら撮影に臨む。

 だんちゃんから可哀そうなものを見る目で見られている気がするが、きっと気のせいだろう。

 証拠に、さっちゃんは目を輝かせている。


「うん、これは勝ったわ」

「ええっと、さっちゃん?

 さっきから撮りまくってるけど、なんに使うの?

 というか、これって何のイベントかも聞いてないんだけど?」

「あれ? 言ってなかったっけ?

 写真撮りまくってるのは宣伝に使うからで、イベントはコスプレ撮影会だよ?」


 スマホの画面を見せてくれるさっちゃん。

 そこには、いつの間にアップしたのか、私のコスプレ姿と一緒に「ブースA25で撮影中」の文字が。


「おーい、こっちも準備できたぞー」

「コレゾ! 七瀬博士発明! にゅーぼでぃ!」


 同時に、不良Aとノロちゃんが入ってくる。

 不良Aは勇者◇◆◆◆◆◆の主人公の格好、ノロちゃんはバージョンアップしたのか勇者◇◆◆◆◆◆を忠実に再現した、胸ライオンがまぶしい1/16スケールダンボールロボになっている。


 おかしい。

 お父さんも■■□□□□派のはずなのに。

 いや、お父さんは両方いけるタイプだったか。

 これだから雑食性は。


「よし、じゃ、さっそくはじめよっか。

 大丈夫、さっきみたいに適当な決めポーズとっとけばいいから」


 さっちゃんに手を引かれるまま、ブースの表へと連れ出される私。

 不良Aとノロちゃんが頑張ったのか、ブースはいつの間にか勇者◇◆◆◆◆◆のポスターやらグッズやらで埋め尽くされている。


「じゃあ、だんちゃんはこっちで撮影目的のオタク釣る役、ノロちゃんは一緒に客引き兼だんちゃんのボディガードね。不良Aと私はサクラ兼集金してるから。という訳で、本番、行ってみよっか」


 目立つ場所でポーズをとらされる私とノロちゃん。

 それをカメラで撮りまくる不良Aとさっちゃん。


 あっという間に人が集まってきた。


「はーい、撮影はこっちからお願いしまーす」

「スマホのチケットは、こっちで読み取りお願いしまーす」


 ある程度人が集まったところで、誘導を始めるさっちゃんと不良A。

 カメラを向けられた私は、ノロちゃんと一緒に適当なポーズで愛想を振りまいておく。


〈最っ悪……〉

(ああうん、だんちゃん、こういうの嫌いっぽいもんね)


 どんどん機嫌が悪くなっていくだんちゃん。

 それをなだめながら、なんとかポーズを取り続ける。

 が、そのうちひとりのオタクと目が合った。

 なんか近づいて来る。

 そしてスカートの中にカメラを――


「必殺! ■■◇□□□!」


 向ける前に、ノロちゃんが必殺技を放った!

 吹き飛ばされる盗撮犯さん!


「よーし、お前ちょっとツラ貸せや」

「ちょっと、アタシらと話しようねー?」


 盗撮犯さんをブースの裏へ連れて行く不良Aとさっちゃん。

 悲鳴が上がったが、すぐに歓声でかき消される。


「おおアレは! 勇者◇◆◆◆◆◆の1話限りの幻の必殺技!」「胸ライオンの変形ギミックまで完全再現している!」「XXXX社のXグレードモデルでも差し替え再現しかできてなかったのに!」


 よく分からない感想とともに、カメラが一斉にノロちゃんに向かう。

 調子に乗って必殺技を放ちまくるノロちゃん。

 吹き飛ばされていくオタクさんたち。


「よーし、お前ちょっとツラ貸せや」

「ちょっと、アタシらと話しようねー?」


 不良Aとさっちゃんにブース裏に連れ込まれていくノロちゃん。

 誰もいなくなった撮影ブースに取り残された私。


「あら、れんちゃんとだんちゃん、ずいぶんかわいい恰好してるわね?」

「うん、お母さんそっくりだ!」


 が、そこへお母さんとお父さんがやってきた。

 どうやら心配して様子を見に来てくれたらしい。


「ところで、私のバージョンアップしたノロちゃんはいないのかい?」


 違った。

 お父さんが様子を見に来たのは改造したノロちゃんの方だったようだ。


「うん、ノロちゃんならさっきお客さんを吹き飛ばして――」

「あ! だんちゃんのお母さんとお父さん? いらっしゃーい」

「ドモっす。ご無沙汰してます」


 正直に説明しようとする私を、高速で戻って来たさっちゃんと不良Aが遮った。


「やっぱりだんちゃんのお母さんはだんちゃんのお母さんね……。

 うん、これは勝てるかも!」

「あら? 何かしら」

「ええっと、コスプレの衣装あるんですけど、参加していきません?」


 なぜかお母さんの勧誘を始めるさっちゃん。


「すみません、博士!

 ちょっとノロちゃんが事故でちょーとつぶれっちゃったんで、治せます?

 ダンボールこっちにあるんで」

「うむ、任せたまえ!

 ふ、ふふふ、博士、ハカセ、は・か・せ……! なんていい響きだ!」


 おそらく自分で潰したであろうノロちゃんの修理を依頼する不良Aと調子に乗るお父さん。


〈最っ悪……〉


 機嫌が更に悪くなるだんちゃん。

 ああうん、あれはないよね。

 両親の姿に二人で黄昏ていると、


「あー、その、大丈夫かね?」

「! ……?(お久しぶりです! というポーズの後、こちらを心配するかのように首をかしげている!)」


 なんと、殺伐としたブースにちょーさんとモンちゃんが!

 唐突な癒し枠の登場にちょっとだけ回復した私。


「大丈夫じゃないけど大丈夫です。

 ちょーさんたちも、コスプレですか?」

「いや、吾輩たちはどちらかというと、スポンサー側なのだが。

 新参の経営者としては、こういう地域のイベントにも出資せねばならんのだ。

 それより本当に大丈夫かね?

 こっちで気持ち悪いオタクが気持ちよく吹っ飛ばされるテロがあったという、よく分からぬ通報があったのだが」

「それなら大丈夫です。

 さっちゃんと不良Aくんが処分しましたから」


「そうそう、大丈夫よ」


 再び割り込んできたのは、もちろんさっちゃん。

 不良Aも一緒だ。

 さらにその後ろには、復活したノロちゃんと、勇者◇◆◆◆◆◆のヒロインの母親の格好をしたお母さんが。


「よーし、じゃ、気を取り直して3人で並んでー。

 あ、お母さんセンターで、ノロちゃんとだんちゃんはサイドね?」


 そして再び始まる撮影会。

 あっという間に再び集まるオタクたち。

 が、今度はカメラはお母さんばかりに向いている。


「うん、やっぱり私の目に狂いはなかったわ。これは勝ったわ!」

「うん、流石母さんだ。これは勝ったな!」


 盛り上がるさっちゃんとお父さん。

 ちなみにさっちゃんはチケットを数えながら、お父さんはお母さんの写真を撮りながら興奮している。


〈最っ悪……〉


 もう機嫌が悪くなりっぱなしのだんちゃん。

 どうやってなだめようかと考えていると、隣のノロちゃんから声が上がった。


「コノママ! 脇役デハ終ワレマセン! 博士! 変形ヲ!」

「うむ! 任せたまえ!

 ふ、ふふふフフーHuuuuuuUUU!

 博士はかせハカセHA☆KA☆SEeeeぇえー!」


 怪しげな笑みを浮かべながら、怪しげなスイッチを押すお父さん!

 どこからか飛んでくるダンボール支援メカ!

 変形! 合体!

 これぞ! 新たなる勇者! グレート◆◆◆◆◆!


 当然のごとく盛り上がるオタクたち。

 いっせいにカメラがノロちゃんの方へ向かう。


「おお、今の合体は吾輩の変身やモンスターの分裂に似ているな。

 外界の魔力を取り込み開放し……」

「ああ、分かりますか! 実はこの研究には様々な空想科学の……」


 なにか盛り上がり始めるお父さんとちょーさん。

 混迷極まる状況に心が折れそうになるが、とりあえず、さっきと同じように愛想を振りまいておく。


 周りに向けて笑顔で手を振る私。

 が、途中でモンちゃんと目が合った。

 何か視線で訴えている。


「うむ、その辺りの魔力制御についてはモンスターの器官が参考になるだろうな」

「なるほど! キミ! ちょっと解剖させてくれないか!?」

「……!!(解剖イヤァーーーと、こちらへ悲壮な目で訴えている)」


 どうやら、お父さんに解剖されかけているようだ。

 よし、ここはお姉ちゃんが何とか――


「必殺! グレート■■◇□□□!」


 する前に、ノロちゃんが必殺技を放った!

 吹き飛ばされるお父さん!


「よーし、お前ちょっとツラ貸せや」

「ちょっと、アタシらと話しようねー?」

「あら? 私も手伝うわよ?」


 そのまま、お父さんをブースの裏へ連れて行く不良Aとさっちゃんとお母さん。

 何やら「これはあくまで探求心で!」「待ってくれお母さんあふんおふん」などという声が聞こえてきたが、それもすぐに歓声でかき消される。


「おおアレは! まったく売れなかった劇場版限定必殺技!」「胸ライオンがトリになるギミックまで完全再現している!」「XXXX社の○グレードモデルでも不人気すぎて発売されなかったのに!」


 よく分からない感想とともに、再びカメラが一斉にノロちゃんに向かう。

 学習したのか、必殺技は打たず変形ギミックだけ繰り返すノロちゃん。

 盛り上がるオタクたち。


「う、うむ。どうもここは大丈夫のようだから、吾輩たちはもう行くとするか?」

「……!(さっさと行きましょう! というポーズでせかしている!)」

「そうだな。いや、吾輩もモンスターの器官などと言わず、魔法使いの腕輪とでも言えばよかったか……」


 逃げようとするちょーさんとモンちゃん。


「おお、お決まりの必須アイテムですね! それは盲点だった!」

「うを!? 貴公、もう復活したのかね!?」


 しかし回り込まれた。

 二人の前に、突然お父さんがリスポーンしたのだ。


「ふふふ。知的好奇心の前には障害など存在しないのですよ。

 ということで弾、ちょっとメガネを貸してくれないか?」


 かとおもうと、こっちへやってきてメガネを要求してきた。

 どのあたりが「ということで」なのかさっぱり分からないまま、取り敢えずメガネを外して渡す。


「ぎゃー! ヒロインの! ヒロインのメガネが外れた!」「見とうない、メガネのないヒロインなんて見とうない!」「メガネが本体なのに! メガネをはずすのはこれ死体も同然!」


 瞬間、悲鳴を上げて逃げていくオタクたち!


「よーし、お前ちょっとツラ貸せや」

「ちょっと、アタシらと話しようねー?」

「お父さーん、だんちゃんの邪魔しちゃダメよー?」

「ま、待ってくれ! やはりロボットアニメの必須アイテムと言えばヒロインのメガネだと私は思うんだ! だから改造を――!」


〈最っ悪……〉


 本日五度目のだんちゃんの悪態が、むなしくブースに響いた。



 ―――――☆



 後日。

 学校の部室にて。


「よーし、最後は微妙だったけど、売り上げは上々ね!

 さすがだんちゃんのお母さん!」

「ウーン、折角ばーじょんあっぷシタノニ、脇役デ終ワッテシマッタ……」

「あ? お前は脇役でいいんだよ!」


 満足げにうなずくさっちゃんと、黄昏るノロちゃん、そしてそれを慰める(?)不良Aとともに、私はイベントの結果を見ていた。

 チケットの枚数に応じ金額が振り込まれる仕組みになっているらしいのだが、結局、一番人が入ったのはお母さんが来てからで、次いでノロちゃんが必殺技を放った後。私は最初にちょっと人を呼んだくらいだったようだ。

 微妙に納得いかないのは私だけだろうか。


〈最っ悪……〉


 どうやらだんちゃんも納得いかなかったようだ。

 どうやってなだめようか悩んでいると、唐突に部室の扉が開いた。

 入ってきたのは、ひでちゃん。


「押忍! 不肖! 陽光第一学園! 壱年弐組! 極道秀男!

 姉御! ご報告があります!」

「あら? どうしたの? 入部希望? 止めた方がいいと思うけど……」

「いえ! そうではありません! こちらに! 姉御が写っていたもので!」


 スマホを差し出すひでちゃん。

 そこには、メガネを外した私の画像が。

 コメントには、「は?」「メガネは?」「メガネないとか」「グロ画像やめろ」などと酷いことが書かれている。

 私はあえて気にしていない様子で問いかける。


「ああ、この間、イベントのだね? これがどうかしたの?

 ひでちゃんには刺激が強すぎた?」

「押忍! 不肖! 陽光第一学園! 壱年弐組! 極道秀男!

 俺と同じ勇者■■□□□□派と思っていた姉御が!

 この格好をしていたのはちょっとショックでしたが!

 勇者◇◆◆◆◆◆のヒロインが眼鏡をかけていなかったのはショックでしたが!

 そこまで刺激でもありません!」


 あ、刺激じゃなかったんだ。

 ちょっとショックを受ける私。

 が、そんな私を気にせず、ひでちゃんは叫び続ける。


「ご報告というのは!

 これを見たドウブツ園のトリさんが!

 ついに見つけた! 殴りこみじゃぁ!

 と、暴走をしているとのことです!」


 さっちゃんや不良A、ノロちゃんから集まる同情の視線。


〈最っ悪……〉


 頭の中に、だんちゃんの声が、響いた。


次回予告!

 今度は超魔王の助言を受けたお父さんから霊的制御マシン試作第百拾四号機を受領するれんちゃん。ついにだんちゃんと分離するれんちゃんだったが、さっちゃんズにファッション研究会へと連行される!

※ 次回は、1/26(日)投稿予定です。


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