スタートライン
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「じゃあシャイが捕まるように仕向けたのもロスで助けたのもロスってこと?」
「そうゆうことになるな。」
隊長がシャイちゃんに事情を説明している。
あの時は本当にどうしようかと思った。いきなりアイストさんに呼ばれたかと思えばわけも分からず武器を持たされつれて行かれればブレイドがいて、扉の向こうで隊長とシャイちゃんが何やら揉めているのだ。
隊長がシャイちゃんに銃を向けたときはもうダメかと思った。
「アイストも居たなら言えよ!」
「いやぁ、ロス本当に撃つんじゃないかと思って飛び込めなかったんだよ。」
アイストさんも苦笑いだ。
「アイストー!道案内してよ。どのルートから行くの?」
アニータが呼びかける。
「今行くよ!」
パタパタとアイストさんは居なくなってしまった。
「これは今からどこに行くんですか?」
「ブレイド、それも知らずに車に乗りこんだのか?」
隊長は引きつった顔をしていたがため息をついて説明をしだした。
「これから当初の予定であったスイスリヒ王国に入国する。許可はすでにとってあるから安全に入国できる。と、思われる。」
「なんでそんなに不安げなんですか?」
「人数が合わないからな。」
人数はもとからこのメンバーだけなはずだけど。
「あれ?人数はぴったりなはずですよ?」
「いや、1人多いんだよ。」
そう言いながら後ろの席に振り返るとそこにはミイがいた。
「え?ミイじゃない!って寝てる
?」
「そそ!アニータが勝手に連れてきたんだよね!シャイが書いた契約書には人数に居なかったから。」
「シャイニング、もうルートは決まったのか?アニータがアイストを呼んだときにお前も行っただろ。」
「大丈夫!と、言うかシャイ方向音痴だからよくわかんないって言うことに気がついた。」
シャイちゃんさすが過ぎる。
「で、人数の問題はどうするんですか?うちらはただでさえ怪しいのに人数違ったら絶対通してくれませんよ!」
「とりあえず、どうしようもないからこのまま行くって!アイストがどうにかしてくれるらしい。」
てきとうだなぁ。まぁ、どうしようもないからしょうがないか。
「 ま、なにはともあれとりあえず着いてからってことだな。」
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あれからうちらは追手にあうこともなくスイスリヒ王国の近くまで来ました。 何故追手が来なかったかと言うとアイストさんが本部のサーバーにウイルスをいれてから逃げたかららしいです。いつそんな時間があったんだ?それとも大分前からこうなることを知ってたのかも。
でも、ここを通るのは時間がかかりそうだ。王国の検問所を見ると門番は2人だけだ。でもすごく大きい門がある。凄い威圧感だ。
「ここはスイスリヒ王国への入り口。通りたければ許可書をよこせ。」
1人の門番が話しかけてくる。少し怖そうなマッチョのおっさんだ。
「あぁ、持っているよ。」
アイストがそういいながら許可書を渡す。
「…、よし。本物だな。人数は何人だ?」
「本当は6人だったんだけど1人増えてしまってね。」
そう言うと門番は厳しそうな顔をしながら
「それでは通れない。」
と言った。
「まぁ、とりあえずこれをみてよ。」
そしたらアイストはある手紙を見せた。
門番は黙ってそれを受け取り読んでいる。
「これ通れなかったらどうなるの?」
縁起でもないこと言わないでサイ!
「最悪ここで死ぬか傭兵になるかの二択だな。」
どうして隊長もそんなこと言うんですか!
2人がそう言うとミイが申し訳なさそうな顔をしていた。
「すいません、私が着いて来たばかりに。」
すかさずうちとサイがフォローする。
「いや、ミイのせいじゃないんだよ!アニータのせいなんだから!」
「そう。気にしなくてもいい。うちらがミイを迷惑だなんて思うわけない。」
「そうそう!ミイは何も気にしなくていいからね。私が悪いんだし!」
ひょっこりと運転席から顔をだすアニータ。
「お前はもっと反省しやがれ、アニータ!」
隊長はアニータの頭をぶっ叩いていた。うわ、いたそ!
「そうこうしてるうちにアイスト戻ってきたよ?」
シャイちゃんの言葉で一斉にアイストさんのほうへ向く。
「皆、入って良いって!」
アイストさんのうしろで大きな門が少しずつ空いていくのがわかる。
あ、凄い!城がある!城が!前の軍の城とは規模が違う大きな城が。
「スイスリヒ王国へようこそいらっしゃいました。お城はここを真っ直ぐいった先にありますよ。」
先ほどまで全く話さなかったもう1人の門番が言った。
運転しながらアニータが言う。
「とうとうこんなとこまで来たんだね。…長かったような短かったような。」
「なにしんみりしてるのアニータ!シャイ達は今やっとスタートラインに立てそうなんだよ?」
そう、スタートラインに立てただけ。 これからはもっと頑張ってこの隊を支えて行かないとね。
皆様大変お久しぶりです。
今は不定期更新となっておりますが必ず終わらせますのでもしよかったらこれからもよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m




