忘れ物にご注意を!
いやぁ、眠くなるような話だったなぁ。 早く帰って基地でごろごろしたい!…でも最近雲行きが怪しい感じだから抜けるわけにも行かないなぁ。
何かやな予感がする…シャイ達に大変なことが起こるそんな予感が。
ロス達は今日も任務に行った訳だがシャイは会議に呼び出され今はその帰りだ。アニータは最近医務室にいることが多くなった気がする。なんの心境の変化だろう。
まぁ、嬉しい限りだ。
まだ誰もいない基地に入りリビングの席に座った。これから自分の部屋の書類を片付けなければならないがその前になんか飲もう。
ふとテーブルを見ると無線らしきものがある。え、無線だ。おそらくサイバーの物だろう。今日の任務はスイク山にある敵の倉庫を爆発するものだ。でも何処に倉庫があるかわからないからめぼしい場所をまわって行くしかない。当然手分けして探すだろう。あ、絶対迷子になる。
暴走とかしたら終わりだ!
急いで車に乗り込み目的地に向かった。
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うちらは二手に分かれて倉庫を捜索していた。隊長は1人でうちとサイバーがペアだ。
「ブレイド!ここも違うよ!」
「分かりました。サイバー。これで残るはあと2つですね。」
「隊長のほうはどんな感じ?」
「隊長のほうは全部はずれなのでこっちに来るそうです。」
「僕らのとこより多かったのに仕事がはやいなぁ。」
「隊長ですからね。」
此処から後二つはそれ程遠くないし見やすい。うちは此処で狙ったほうがいいな。
「うちはここに隠れて殺るのでサイバーはお先にどうぞ。」
「オッケー!突っ込むよ!」
そういいながら走るサイバーを見送りスコープを覗く。
きっと倉庫なら当然人もいるだろう。あんまり居ないといいなぁ。
暫くのぞいているとサイバーが入って行くのが見えた。
パンっ!
銃声、ビンゴだ!
「隊長!西にある2番目が当たりです!」
「了解。すぐ着く!」
バンッ!
爆発がして爆風で窓が吹っ飛ぶ。
サイバーのおかげだろう。大分見やすくなった。
サイバーに連絡をとろうとして気づく。…サイバーへの無線が繋がらないことに。
いくら繋いでみても無理だ。うん。
「隊長!」
「どうした?もう着いたぞ。」
「サイバーを探してくだい!無線が繋がりません!」
「はぁ⁉︎あいつ何してんだ!」
倉庫の中も確認するがサイバーによって引き裂かれた死体ばかりが見えてサイバーはいない。
隊長からの無線だ。
「ブレイド。サイバーは倉庫の中にはいない。恐らく逃げた敵を追って外に出やがった。完璧に暴走してるだろう。しょうがないから探すぞ!降りて来い。」
「了解。」
全く世話のやける。
「しょうがないから血を追ってくか。」
「サイバーのことですから暫くは笑っているので目立つと思います。」
「そうだといいがな。」
2人であたりを見回しながら歩く。
歩く。歩く。歩く。
あ、これは無理だ。いくら歩いても見つかる気配は全くない。
パンッ!
「っ!」
「あぁ、俺だ。地面に向かって発砲した。」
「何してるんですか?きっと援軍も来るのに見つかりますよ。」
「もういいだろ。殺せばいいしサイバーも銃声に反応するだろ。」
そういいながら地面に向かって発砲する隊長。なんかシュールだ。
「誰か来たら言え。サイバーだったら殺すなよ。」
「はい。」
スナイパーライフルを構えて周りを見渡すと誰かいる。凄いはやい!
パンッ!
外した!もう一「馬鹿かやめろ!」
隊長に阻止され隊長は突っ込んできたやつを地面に押さえつけた。
「言ったそばから何してんだよ。…サイバーお前も落ち着け。」
「あれ?隊長ですか!何処に行ったかと思いましたよ。」
「お前が居なくなったんだよ!」
「あ、サイバーすいません。敵だと思いました。」
「僕も殺しかけたからね!お互い様だね!」
「そんなお互い様をやるなよ。…はやく倉庫に戻るぞ。爆弾はお前が持ってんだからな。」
「そうでした!爆発させましょう!」
はやく壊して帰りたいなぁ。山の中を歩き回るのは疲れるんだよ。




