訓練がある。
ダンッ!
相手が思いっきり吹っ飛ばされて背中を打った。
「次っ!」
ブンッ!
声をかけた瞬間に襲いかかってくる。完全なる奇襲だがそれを攻めたりはしない。ひらりとかわして持ち手の部分でみぞおちに刺した。
「お前、中々やるね!よし次!」
「サイバー先生!もう全員終わりました。」
1人が手を上げる。
「え?本当?」
「はい、本当です!」
やけに元気いいなこいつ。
「アニータは?終わった?」
するとアニータが振り返って言った。
「こっちも終わったよ!」
「じゃあ、全員終わり!…次何する?」
「うーん、どうしようか?」
するとプルース君が
「あの!アニータ先生とサイバー先生ってどっちが強いんですか?」
と言った。
「え?勿論サイバーじゃない?」
「僕もそう思うけど…。」
でもなんか引っかかるんだよね。
うーん。
「戦わない?アニータ。」
「えー!絶対無理。」
「プルース君。始めの合図よろしく!」
「無視⁈ねぇ、無視なの⁈」
「うるさいよアニータ。」
アニータと僕がそれぞれ木刀を構えるとプルース君が合図をとる。
「はじめ!」
合図と共に走り出し刀を縦に振る。ブンッ!
かわされるとそのまま刀が伸びるように突いてくる。とっさにいなして弾く。
「はっ!」
そのすきを狙って突く!
「よっ…と!」
また避けられた。
此処まで戦って思ったが、何で引っかかるのか分かった。
戦い方が似てる⁈
さっきから自分と戦ってるかのように動きが似ている。
「…凄い!」
誰かが呟いた。
「…アニータ。刀の扱い方師匠に習いました?」
アニータに問いかけるとアニータが笑った。…初めて戦いながら笑うことを怖いと思った。
刀が一瞬止まるとその隙を狙い弾き飛ばされる刀。
「しまっ…!」 「終わりだね。」
アニータの刀が首につく。
「アニータ、強いね。」
時間になったのでアニータが生徒を集めながら言った。
「…君の師匠に刀を教えたのは私だからね。」
そう言いながら笑うのはいつもの困ったような笑いだった。
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「敵が近寄ってるときには銃を持ってひたすら撃て!グレネードやフラッシュ爆弾で視界を遮るのもいいから取り敢えず動きを止めることに集中しろ!」
撃ち殺した奴をそのまま指導する。
最初はブレイドに任せていたがあいつはダメだ。
「取り敢えず見える敵を撃てばいい。」
としか言わない。だから遠距離で撃ちまくってもらってる。
何かを感じてその場から飛びのいた。
パンッ!
さっきまで居たところに赤のペイント。
赤は比較的殲滅部隊志望のやつが多くいたな。
そっちを向くとまだその場に残っていたので撃ち殺した。
パンッ!
あぁ、撃ち込む場所がいいんだからそのあと持ち場を離れないと。
指導内容がまた増えたな。
そのまま建物の中を走り続ける。
「くらえ!」
爆弾がふってきたのでライフルを持って投げてきたほうに打ち返した。
「うわ⁈」
バン!
爆発音が響いた。いや今のは中々良かった。投げるタイミングがベストだな。
周りに敵がいないかを走りながら確認する。敵がいればライフルで素早く撃つ。
パンッ!
敵を探してるうちに何故か広い場所に出た。…誘導か。
パンッ!パンッ!パンッ!
銃声が鳴り響き自分を掠っていく。
ぱっとみ25人ぐらいか?
残りの勢力を全部ここにつぎ込んできたな。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
連続で聞こえる音。黒のペイント弾がかかっている。
ブレイドか!
周りが動揺してブレイドを探すが何人かはこっちをまだ狙ってるようだ。
ブレイドは見つからないと悟ったんだろう。
確かに正しいが、ここで黙ってやられるようなやつが隊長はやってない。
それからはあっという間にかたずけたが最初の戦いより動きがよくなっていた。周りをみてるやつが多い。多分これだけでもやる意味があっただろう。
ブレイドが生徒を集めた。
「全員、動きが良かった。出来るなら最初からやって。」
ブレイドは相変わらずのものいいだが生徒が慣れたらしい。
『はい!』と生徒が全員返事をする。
「もう、今日の訓練終わりにするぞ。」
手を頭におく。
「はぁい。了解です、隊長。」
すっかり仕事モードが抜けたブレイドが答えた。
明日はシャイニングの座学が主になるだろう。




