忍び寄る夢
今日久しぶりに諜報部隊に行った。僕がいなくなる前と何も変わらないことを少し悲しく思った。
あんまり隊の子とは仲良くなかったけど親友が1人いたから。
明日の戦争で僕は東回り、アニータは西回りだ。サイバー攻撃は得意だったなぁ。サイバーだからね!
あ、このギャグブレイドに言おうかな!
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「おっはよー!」
サイバーはとっても機嫌良く集合場所に突っ込んで来た。
「おはようございます。」
今日はグループごとなので準備が終わったらそれぞれ集合して行く感じだ。
うちらは2人でグループに後から合流する感じにした。
うちは基本的に他の隊の人が嫌いだから気遣ってくれているんだろう。
知らない人達との移動とか苦痛でしかない。
「僕は実際にあっちが建物に入ってから僕が入って守る感じだから、ブレイドが居る建物を選んでから移動しよう。」
「じっくり選んでいる暇なんてないでしょう。」
「大丈夫だよ!僕といれば絶対敵には会わないから!」
自信満々に言うサイだったが実際凄かった。
「あー、右から敵くるからここ曲がろうか?」
「あそこの建物はいいんだけど人が多いね。」
「ありょ?はこの先罠があるね、じゃあこっちだ!」
くるくると回りながらいい建物を探す。
「どうして敵の場所が分かるんですか?ここは砂埃が凄く敵の居場所なんて全然分からないのに。」
「うーん、勘かな?」
「野生の勘ですか。サイバーならなんとなく分かる気がします。」
「それは失礼だよブレイド!」
ぎゃあぎゃあ騒ぐサイをほっといて進むと良い感じの建物を見付けた。
「サイ、ここは?」
「うん、良い感じだね。でも目標の場所から結構はなれてるよ?」
「そこは問題ありません。」
呆れた顔をしたサイが
「相変わらずだね、ブレイド。」
と言った。
「じゃあ、僕はあっちと合流します!」
「はい、後で。」
そう言ってうちらは別れることになった。
しばらくしてから、うちはひたすらに隠れながら目標の建物を見つめていた。あぁ、砂埃がうっとおしい。
サイとの無線は切ってある。パソコンなどに支障が出ないようにらしい。
サイはとっくに建物の中だ。
しかし長いなぁ。気のせいか?サイバー攻撃なんだからすぐ終わるかと思ってた。それに大体近づく必要なく無い?機械系は全く分からない。
「こちらクラスター。無線聞こえてるか?」
「隊長⁈ 何で無線繋いでるんですか?」
隊長の無線は相手が切ってても繋がるように出来てるのに!
「うーん、だって何か遅くね?2時間もかかんないだろ、普通?」
え?
「隊長、うちらはまだ1時間しかやって無いですよ。何でそんなに差が?」
「あ?どうゆうことだそりゃ。諜報部隊さんはどーゆーつもりなんだ。」
「でもこっちの建物凄い静かなんですよね。」
全く音がしない。誰の声も…
「……アニータと連絡とるわ。で、アニータそっち向かわせるわ。」
「了解。」
あぁ、嫌な予感。
無線を切ると同時に何かがうちテリトリーに侵入してきたことが分かった。あたりを見回すと2人の男がいた。あれは諜報部隊の人だ。
無線使ってたから怒られるのかな。
隊長のせいです!あれはうち悪くない!
階段を登ってうちの居る3階まで登ってくる音がする。
何故か長年の勘が武器をとれと言っている気がしてレーザー付きのスーパーライフルをとった。ゆういつうちが近距離で戦える武器だ。ポインター付きなので外さない。
それを自分の後ろに隠すように置く。
諜報部隊の子が扉を開く。
ポインター付きのハンドガンをバレないように構えた。
「こんにちは、機械殺屋さん。」
「人のこと二つ名で呼ばないで。いきなり何?あんた誰?」
「それはすいません。ニューシュ・レ・ティンガー です。諜報部隊ですよ。」
「それは分かりました。何の用。」
そう言うとにこりと笑ながら
「それが私たちのミスで場所がばれてしまいましたので移動をお願いしたいんですが。」
「うちの居場所が?何で?大体バレるならあんたらの場所だ。」
「そうなんですが、無線で話していたのを拾ったみたいで。」
「そう。…なんて言うと思った?」
素早くニューシュに銃をつきつける。
「なんのつもりですか?」
笑ったままのニューシュが問う。
「うちに嘘は通じない。貴方の話は全部嘘だ。」
「これはびっくり。ただの殺人鬼かと思えば頭が使えるんですね。」
「失礼な人。近距離が出来ないからと舐めないで。サイバーは何処?」
「貴方はそれより自分の心配をしたらどうですか?」
「どうゆう……!」
ニューシュが向く方を一緒に見ると、
「死ね!」
もう1人のやつが銃を構えていた。
パンッ
パンッパンッ
右肩に掠ったな。
「殺人鬼、殺人鬼言ってんのにこんなのでうちがやられるとでも思ってんの?」
右手でハンドガンを左手にライフルを構え直しながら今は亡き屍に問いかけた。
テリトリーに数十人が来た。
全て敵だ。
「殲滅を開始します。」




