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クッキーの悲劇3

これでラスト!

本当にありがと、友人よ!

中の人


シャイニング→サイバー

アニータ→ブレイド

サイバー→ロス

ロス→アニータ

ブレイド→シャイニング



最前線で戦うシャイニングとサイバーの援護をするアニータ。彼女の無線にノイズが走る。


「こちらブレイド、アニータ准将、聞こえますか」


「!!聞こえてる!」


「うちが今から言うことに従ってくれませんか。」


「分かった、私は何をすればいいの?」


「うまくいくかは分かりませんが…まず右奥の兵士を撃って下さい。その後素早く5歩分ほど後退して下さい。」


「やってみる…!」


冷静な司令塔の声に従い、銃を構える。


「順番間違えないで、素早く飛び退くようにお願いします」


注意を聞きながら、遠くに見える兵士に照準をあわせていく。


パンッ


乾いた音を響かせた後、素早く後ろに飛び退く。


倒れる兵士を視界に捕らえながら、左の方からオレンジ色が飛び込んでくるのが見えた。


(火矢…!)


指令通りに飛び退いた瞬間、アニータのいた位置に火矢が飛んできたのだ。燃え上がる眼前に呆然としながらも、聞こえてきた声に反応する。


「大丈夫ですかアニータ准将。うまくいったようで良かったです」


「ありがとう…」


「では次、すぐ傍の梯子のところに手榴弾を投げて下さい」


「あ、うん!」


指示通りに手榴弾を投げ込む。下から悲鳴が聞こえた。どうやら火矢を放った奴がちゃんと殺せたか確認しにきていたらしい。


「もう近くに敵はいません。あとは2人が殲滅してくれるのを待つだけですね」


「えっと私は…」


「そこから2人を援護していて下さい」




再び援護開始したアニータをモニターで確認し、ほっと一息つく。


(すごい…これが敗北予言者の目…!)


なんとなくわかるのだ。

敵がどういう風に動くのかが。だからこそ的確な指示が出せる。その能力には驚くばかりだった。



「こちらブレイド、もうそろそろ親玉のところですね?」


「そう、後は親玉と何人かだけだよ!」


ブレイドの質問に手を止めないまま答えるシャイニング。

前線で戦う2人の眼前には1つの扉。


「じゃあ親玉だけ殺さないで下さい。本部に提出しますので」


『わかったぁ!/おっけい!』


なんの躊躇いもなく扉を開き、堂々宣言する。


「シャイたちは第一殲滅部隊だよ!観念してね!」


その後、暴虐の限りが尽くされたのは言うまでもない。





「やっつけたぁー!」

「終わったー!!」

「疲れた…」


親玉を捕まえ、ヘリに乗り込む3人。


「おー、お帰り。」


待っていたファントムは声をかけた後3人に目をやり、固まる。


「おい…なんでそんな怪我してんの!?」


「そりゃ慣れてないからですよ隊長ーでも大丈夫です!しっかり任務完了してきました!」


どや顔なサイバーは気づかない。一瞬にして空気が凍ったことに。


「へぇ…怪我すんなよって言ったはずなんだが?」


「あああロスってば怖いよぉ…」


サイバーの後ろに隠れながら怯えるシャイニング。アニータも顔がひきつっている。


「とりあえず帰ったら即治療だから。」




「痛い痛い痛い!!止め「ない。大人しくしてろ!」」


目の前で繰り広げられる惨劇。患者というより被害者にでもなりそうな勢いの悲鳴。


「ほら。」


「うぅぅ…あれ、もう治りかけてる…あんな痛かったのに!」


「治ってないから。あんま動くなよ」


凄い!と騒いでいるサイバーに隠れて逃げようとする2人。


「どこいこうとしてんのかなぁシャイニングとアニータ?」


「ごめんなさいごめんなさい!治療しないでぇ!」


にっこりと笑顔を浮かべ寄ってくる半分殺人的医者になぜか謝るシャイニング。アニータに関しては苦笑いをしながら逃げようとしている。


「逃げんな。」


勿論逃げられるはずもなく、あっさり捕まった2人は泣く泣く治療を受けたのだった。


3人とも治療を終え、ブレイドの所へと向かう。その道中、ファントムは1人考え込んでいた。


(みんな結構傷あんだな…なんでかどの位危ないのかわかるしな。今回の傷自体はそんな深刻なもんじゃなかったけど。流石天才医ってとこか。)


アニータが人一倍心配性なのも頷けると納得する。


(まぁ…あんなに俺の身体がおかしいってのも初めてしったけど)


これからは寝る時間と食べるのを少し増やすか、と反省したファントム。1人そんなことを考え込んでいるファントムを見て、アニータはくすりと笑うのだった。



任務完了し、治療も完了し、集まった5人。


「今日はお疲れ様でした皆さん」


そう告げた後、ブレイドが任務完了の旨を本部に連絡しに行く間、それぞれ休んでいた。


そしてブレイドが本部から戻り、時刻は4時過ぎといったところだろうか。ちょうど昨日、悲劇が起きた時間がやってくる。


カチリ。


やけに大きく針の音が聞こえた、と思ったら全員の声が揃った。


「「「「「戻った!!?」」」」」


どうやらクッキーの効果は丸1日だったらしい。かくしてクッキーの悲劇は終わりを告げたのであった。

次から本編に戻ります。


次は踊り狂った人だよ!



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